2020. 06. 23 屏風川右俣谷C沢、P454、アザミ池
三菱雪稜クラブの概念図に書き込まれたルートをかなり塗りつぶしたが、この日の目的はなお残っている屏風川右俣谷C沢に行くこと。概念図に書かれていないP454とアザミ池もついでに踏破した。あと残るのは、中俣谷のE沢、西尾根、左俣谷のB2沢と天ケ沢、および北側のアプローチに難のある鳴川左俣谷、枯木ヶ谷、枯木ヶ尾根、北尾根、大蔵谷、広場谷程度か。
同行: 単独
コースタイム:
0826 神鉄大池駅、0851-56 天下辻、0939-59 右俣平、1014 右俣谷B沢出合、1032 棚田の滝、1040 右俣尾根取付き、1106 甍の滝、1112-52 C沢出合、1242 尾根に、1308-18 K甲越、1335 鰻ノ手池の南から山道へ、1351 P454、1357 南方道と合流、1408 廃寺道へ、1414 左折して沢道へ、1436 アザミ池東端、1450 神鉄大池駅
天下辻から中俣谷のA沢とBCDE沢の合流点まで下り、左折してすぐの連絡道を経てK甲越東道に登る。これがおそらく最も手軽で最速ルートだろう。K甲越東道は緑が溢れていて本当に気分がよい。沢の中を歩いているとそのような喜びが少ないので一長一短だ。右俣平でスパッツなどを着けて準備を整える。梅雨のさなかでもあるので、普段より水量が多いような感じだ。B沢出合を過ぎてすぐに出てきたゴルジュと言われている所は、白濁した水が深い淵を作っているので遠慮して、右側から高巻く。棚田の滝、右俣尾根取付き点、バットレス、甍の滝を経てC沢出合に着く。以前に来たときより時間がかかったようだが、ワラジでなく登山靴のためか、水量が多いためか、あるいは加齢のためか。少し早いがここで昼食とする。ゴルフ場を上流にもつDEF沢と比べ、C沢の水のきれいなことは目を見張るよう。大した水量ではないが、そのそばで食事ができるのはなによりの贅沢だ。熱中症が心配な暑さだったが、ここでは涼しいくらいの快適さだった。
緑にあふれたK甲越東道 |
右俣平に焚火の跡 |
白濁したプール |
ゴルジュ |
棚田の滝 |
バットレス |
甍の滝 |
右俣谷C沢入口 |
食後に、初めてのコースであるC沢を登る。可もなく不可もないといった沢だ。次回に歩こうと考えている西尾根に向かって地理院地図の破線が引かれているので、それもよいかと考えていたが、とくにはっきりした踏み跡も目印もなかったので沢をキープする。C沢を完全遡行するのも意味があると考えたが、だんだんと荒れた感じになってきた。踏み跡はなく、倒木や藪が多い中を上に向かって進む。空が見えはじめ、やっと尾根に出た。黒甲尾根に出るかと思っていたが、どうもそのような雰囲気ではない。YAMAPによると、長方形の形をした480bの等高線の台地の北端のようだが、とりあえず西の方へ進む。しばらくして地形図の破線とぶつかった。何度か来ている所で、見覚えのある地点だ。ひと安心したが、その後もやはり分かりにくく、ウロウロさせられた。最終的に道らしい道に出たのはK甲越に出る3分前だった。
鰻ノ手池を過ぎて南方道へ入る地点に、P454に向かうもう一本の道があり、そちらに入って行く。結構よい道だったが、途中でごく短い間だったが、笹が道を覆い隠している所があった。P454を過ぎ、南方道と合流。廃寺道へ進み、少しして、左に折れ谷間へ入って行く。それほど悪い道ではなく、そのうち沢の中を歩くようになる。やがて静まり返ったアザミ池に出た。予想より大きいものだった。どんどん下りて行くと、大池駅から天下辻に行く際に通り過ぎる最後の民家のそばに出た。
荒れた感じのC沢上部 |
地形図の破線(黒甲尾根)と合流 |
P454へ向かう |
アザミ池 |