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2020. 03. 24  魚屋道・五分岐・平ボテ岩・黒越谷 



屏風川界隈もそろそろ種が尽きてきたので、長いことご無沙汰している荒地山の奥座敷へ行く。鈴鹿の奥座敷に倣って、荒地山の下のボルダー群や五分岐からウグイス広場、なかみ山一帯を荒地山奥座敷と勝手に呼ぶことにする。やはり、あちこちで予想外の経験をすることができるので、飽きることがないという点で鈴鹿と似ている。今回も、十分楽しむことができた。


同行単独

コースタイム

0855 甲南山手駅、0904 森稲荷神社、0912 魚屋道入口、0922 尾根道分岐、0953-55 蛙岩、1005 広田西線44、1018-22 薬大尾根分岐、1028 金鳥山分岐、1036 風吹岩、1047 展望岩入口、1055 五分岐、1140 宝寿水、1148 ウグイス広場、1213-48 平ボテ岩、1255 黒越谷へ、1310 黒越谷第2堰堤、1320 黒越谷第3堰堤、1327 ゴルフ道、1335-39 芦屋ゲートBS

甲南山手駅から歩きはじめ、森稲荷神社を経由して、センダンの木が立つ魚屋道入口に着く。その後尾根道と別れ、難路との表示がある沢道へ入っていく。10年以上前に、魚屋道を深江から有馬まで通して歩いた時以来である。やや分かりにくかったような記憶がかすかにある。しかし、今回歩いてみるとなんら難しいことはなく、アオキの新芽や道を一面に覆うツバキの花を楽しんでいるうちに蛙岩に飛び出す。尾根筋には、満開に近いコバノミツバツツジ、アブラチャン、アセビ(アセビ咲くと 目にはさやかに 見えねども 落花の群れに 驚かれぬる)などが春を告げている。魚屋道尾根道、薬大尾根道、金鳥山への分岐などを経て、風吹岩に至る。風吹岩を出てすぐの所に荒地山などが目の前に見える展望台への道ができていた。横池への分岐を通り過ぎ、展望岩への踏み跡を探す。赤ペンキで〇印が書かれていたので、すぐに分かった。本当に久しぶりの展望岩。




魚屋道(沢道)


 


蛙岩


 


アブラチャン




コバノミツバツツジ




アセビ




展望岩



展望岩を回り込んで、五分岐へ下りて行く。五分岐では一番左手の道へ進み、ウグイス広場を目指す。しばらくは見覚えのある踏み跡を辿っていたが、その後例によって迷走しはじめる。かなりの斜面の途中で一息入れ、ドラ焼き休憩とする。高みに出ても、周りの状況がはっきりすることはないことは分かっていたが、一応上に登る。やはり何も分からないが、まあ北の方角に進めばなんとかなるだろうと、今度は谷に向かって下りる。まだ何も分からない。今度は正面の尾根に登っていく。やはり見覚えのある所ではない。とにかくここでは地図と磁石だけでは歩けない。地図の上ではほとんど高低差のないところをウロウロしているだけだ。次の下りでやっと見覚えのある踏み跡に出た。左に少し行くと宝寿水の水場。宝寿水で何本ものボトルに水を汲んでいる男性がおられた。そこからなかみ山に直接登るのも物足りないので、引き返してウグイス広場に出る。ここも本当に久しぶりだが、水小屋で昼食をとることにして、通り過ぎる。しかし、そのあと、またどこかで道を外した。水小屋を過ぎてしまったことは分かっていたが、それなりのマーキングもあり、ほとんど藪こぎもなかったのでそのまま進む。これまで歩いたことのないルートであることは間違いない。稜線が近づき、どのあたりに出るのかなと楽しみにしていると、なんと平ボテ岩の横の展望岩に直接乗り上げた。平ボテ岩で昼食をとる。

魚屋道の方へ下り、黒越谷へ向かう。2017年の暮れ、少し夕闇が迫るころにここから黒越谷に行こうとしたとき、分岐点が分からなかったように記憶しているので、今回は見失わないように目を光らせる。ところが、なんと芦屋ゲートに行けるという立派な道標(A-7)ができていた。入ってすぐの所の四辻にもA-8という道標。どんどんと秘境の雰囲気がなくなって行く。ここで左折して避難小屋の前を通るのが新設されたコースのようだが、直進して第2堰堤へのあやふやな沢道をたどる。ここは大体記憶通りで、ほとんど迷うことがなかった。第2堰堤は右から越える踏み跡で乗り越える。黒越谷第3堰堤は左から階段を登って越える。だんだんと道がよくなり、右折ポイントにも過保護的なA-9標識があった。芦屋ゲートから久しぶりに右岸道を歩くことも考えていたが、ちょうどバスが来る時間に着いたので、まだ早かったが帰宅することにした。





かなりの迷走のあとで合流した登山道


 


ウグイス広場


 


平ボテ岩横の展望台



黒越谷第2堰堤



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