2019. 06. 18 屏風川右俣谷B沢・中俣谷南尾根
先週のN氏との右俣谷完全遡行に続いて、この日はS氏と、右俣谷B沢および中俣谷の核心部を歩く。
同行: S氏
コースタイム:
0858 神鉄大池駅、0924-30 天下辻、0949 黒甲越東道に、1003 峠の小径入口、1010-18 右俣平、1028 右俣谷B沢へ、1044 B沢支流分岐、1136-1211 黒甲尾根、1236-52 四辻、1311 黒甲越東道の脇道から中俣谷へ、1315 中俣谷に出る、1317 中俣谷B沢分岐、1339 中俣平、1341 南尾根取付点、1353-1403 南方道の北神線52、1405 大池見山台コース入口、1418 大池見山台の車道へ、1434 花山駅
天下辻から下りて行き、中俣谷BCDEF沢入口を通り過ぎる。19.01.30の時には、テント適地のすぐ後で、黒甲越東道に出るため左手の崖をよじ登った。そこをほんの少し先に進むとしっかりした分岐があったことに今回気が付いた。これまでは、谷を歩くことに集中していたので、深く考えずに右手の道を下って沢に出たが、左手に登れば黒甲越東道に出るのだった。東道から天下辻に行くにはしっかりした案内があるのに、沢から東道に出る目印が全くないので気が付かなかったのだ。
右俣谷を遡行をはじめ、すぐに現れたB沢へと入って行く。黒い岩盤がなめのようになっている所が多い。この日も一応ワラジを持ってきたが、どうしてもという所がないので、靴のまま歩く。B沢支流というプレートがあった。ちょっと見ただけでは、行きたくなる雰囲気ではなかった。B沢入口から1時間ちょっとで黒甲尾根にでた。そこで昼食とする。
右俣平 |
右俣谷B沢入口 |
黒い岩のナメが多い |
黒甲尾根に登りつく |
黒甲越東道に下りずにそのまま黒甲尾根を東に進む。予想外に良い道だった。少し道をはずしたらしくウロウロした所があったが、B沢支流下降点というプレートに出合い、中尾根に近いことが分かった。そのすぐそばにあった四辻の案内図を見落としたので、どんどんと先に進んだが、送電線をくぐり北に向かっている。おかしいと引き返したのはよいが、同じ道を引き返すことができず、あちこちにある赤リボンに惑わされたこともあり、10分以上のロスをしたのち、中尾根を歩いた時に見た四辻のプレートに再会する。プレートをよく見ると西から延びてきた黒甲尾根はここで終わりになっており、北にB沢支流、北東に中尾根、南に黒甲越東道という四辻になっていた。黒甲尾根を東の端まで行ってみようと思っていたが、三菱雪稜クラブさんの地図にも道が書かれていないので、あっさりとあきらめて黒甲越東道に進む。途中で地理院地図に盲腸線のような破線で中俣谷に下りる道が書いてあったので、そこから下りるつもりにしていたが、これに気が付かないうちに通り過ぎ、天下辻への分岐との中間点まで来てしまった。どうしようかと迷ったが、やはり戻って盲腸線から谷に下りることにした。勾配もきつくない実によい道で、数分で谷に下りついた。
ここから中俣谷の本流を辿り南方道に出るのが、この日の後半部だ。すぐにB沢が右の方へ別れていく。これは東道の下を流れてきたものなのでもっと大きな沢を予想していたが、実にかわいらしい流れだった。CDEF沢に向かう本流の方がかなり広く、ここにも黒いなめのような川床があった。沢のそばによく踏まれた道が断続的に続いていて、沢そのものに魅力を感じられないときにはついつい道を歩くようになる。やがて中俣平と言われているらしい広々した所に出た。ヒノキが何本も林立していて好ましい雰囲気だ。中俣平というプレートは見つからなかったが、すぐに南尾根取付点というプレートが見つかり、沢から離れて尾根を登る。10分ちょっとで南方道の北神線52の鉄塔の所に飛び出す。天下辻、廃寺道の選択肢もあったが、歩いたことのない道で花山駅に出ることにする。これも歩きやすいよい道だった。花山駅に直接出るコースを考えていたが、知らない間に大池見山台へ出てしまった。少し遠回りになったが、知らない団地を歩くのも悪くはない。
四辻(黒甲尾根、B沢支流、中尾根、黒甲東道) |
黒甲東道から中俣谷への近道へ |
中俣谷B沢出合 |
中俣平 |
南方道の北神線52 |
南方道から花山駅に向かう |