2019. 02. 26 古寺山・有馬三山・奥山
シュラインロードを歩いたときから気になっていた古寺山に登ったあと、茶園谷・横谷を遡り、有馬三山を越えて有馬に出るちょっと欲張ったコース。
同行: S氏
コースタイム:
0818 神鉄六甲駅、0845 堰堤上の広場、0910-15 神戸三田線32、0920 一休み石、0938-52 古寺山(636b)、1022 猪ノ鼻橋の少し北の林道へ、1030 茶園谷入口、1059 小川谷分岐、1138 湯槽谷峠、1152-1227 湯槽谷山(801b)、1259-1305 灰形山(619b)、1337 落葉山(533b)、1410 有馬温泉、、、1505 芦屋ゲートBS、1515 カーブミラーで山へ、1547-55 奥山(475b)、1610 カーブミラー、1618-1640 芦屋ゲートBS
最近ずいぶんと神鉄を使っているが、神鉄六甲駅で降りるのは初めて。登山道の案内などは皆無で、町中の道は分かりにくいので他人の記録で予習していなければ、登山口につくのは大変だったろう。その記録には、堰堤のそばに沢道、尾根道の案内プレートがあると書いてあったがそれを見つけられず、沢道に入ってしまった。だんだんと陰鬱な道になったので、尾根に逃げた方がよいかと右手によじ登る、三方ヶ岳のことを思えば、全然問題ない。やがて登りつたところが神戸三田線32の送電鉄塔があるところだった。そのあとすぐの一休み石からぼんやりと下界の展望が得られた。あとは全く気楽な道となり、頂上に着く。修行岩、清盛の涼み岩などの大岩が点在している。少し下りると展望台がある。大して期待はできない天候だったが行ってみると、ガスの中に唐櫃六甲台あたりの景色がガスの中に広がっていた。
裏参道の方へ下りる。護摩壇跡とか本堂跡といった空間が広がっていた。なんの説明もなかったが、ネットで調べると、清盛が福原の鬼門を守るための寺院としてここに多聞寺を建てたが、義経の一ノ谷決戦の道案内を断ったため、多聞寺が焼き払われてしまったという。その後、唐櫃に今の多聞寺が再建されたらしい。尾根筋を素直に南に向かって下りるつもりだったが、そのうち左にそれて、谷合を下り、長尾谷を渡って、シュラインロードに続く道に飛び出した。茶園谷に近い所だったので、九体仏まで戻らず下に下って行く。
茶園谷の車道を辿り、堰堤工事をしている大勢の人と出会いながら、小川谷の分岐を左に折れ、横谷に入っていく。工事の道に入り込みすぎたがすぐに戻り、大きな堰堤を迂回して上流に入っていく。道は定かでなかったが、ほとんどロスすることなく、湯槽谷峠に着く。15分ほどで湯槽谷山に着くと、この日唯一のハイカーが休んでおられ、しばし山談義をする。昼食とする。
前に一度歩いているが、湯槽谷山からの下りがかなりの勾配で、長く続いているのはほとんど記憶に残っていなかった。地図で見ると、250bほども下っているので、長く感じたのも当然かもしれない。灰形山では、有馬温泉の展望もよいが、反対側には六甲山と湯槽谷山が並んで見える。落葉山から妙見寺に抜ける道は以前に歩いているので、できれば北西峰、西峰を経由する道を巡りたかったが、有馬からのバスが14:40を逃すと16:40までないので、今回はパスすることに。温泉街でビールを飲む余裕はあった。
神鉄六甲駅近くから古寺山 |
堰堤上の広場 |
一休み石から唐櫃台方面 |
古寺山頂上の修行岩 |
本堂跡 |
長尾谷を渡る |
左:横谷、右:小川谷 |
横谷の堰堤を高巻き |
湯槽谷峠 |
湯槽谷山 |
灰形山 |
落葉山の妙見寺 |
神鉄で帰るというS氏と別れ、芦屋行のバスに乗る。時間も早いので、昭文社の地図に掲載されている山で残っている数少ない山である芦屋ゲートのそばの奥山に登ることを考えていた。この山に登る人はいないだろうからと、かなりの覚悟でをしながら、ゴルフ場への道を登っていく。ヘアピンカーブの辺りから取付くのが最も無難かなと見当をつけていたが、実際カーブミラーのある所で入り込みやすそうな個所を見つけた。少しの藪こぎをすると、なんとしっかりとした踏み跡が見つかった。こんなところを歩くもの好きも結構の数いるのだと驚く。頂上まで、ほとんどウロウロすることなく行くことができた。GPSがないと頂上と自信が持てなかったかもしれない。右手奥の展望もあった。下山もほとんど同じ道を辿ることができ、登りはじめたカーブミラーの所に帰ってきた。車道から1時間程度でピストンすることができたのは、踏み跡があったからこそだ。
奥山頂上 |
奥山から北側の展望 |