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2017. 06. 15  明ヶ田尾山・鉢伏山


先日の牛の背がよかったらしく、箕面の山を誘うと女房殿も乗ってきた。役行者の足跡を辿ろうというもの。しかし、とんでもない結末となった。

  

同行: 女房殿、S氏

コースタイム

1010 高山BS、1047-50 コル、1057-1102 明ヶ田尾山、1108 コル、1121 梅ケ谷分岐、1134 上止々呂分岐、1148-1234 鉢伏山、1245-1400 女房殿の骨折地点(ca.590m)、1411 みのお記念の森

阪急電車が遅れたので、北千里での乗り継ぎが2分だけとなった。電車を降りてすぐに走り出し、なんとか間に合う。3人とも最後の座席を確保したが、かなり長い乗車だったので助かった。S家の墓のある北摂霊園を隅から隅までバスの中から案内してもらった後、高山に着く。

高山右近生誕の地という記念塚に立ち寄る。もう少し大げさな施設かと予想していたが、ひっそりとしたものだった。その後、明ヶ田尾山を目指す。コルで少し息を入れて、なだらかな道を頂上へ向かう。途中に小さな白い花が沢山落ちていた。上を見上げてもそのような花を付けた木は見当たらない。頂上にはバス停から45分で着いた。気持ちのよい山頂だったが、昼食をとるには早いので、引き返して鉢伏山に向かう。先ほどの白い花を付けた木が見つかり、すぐにエゴノキであることが分かった。いくつかの分岐を通り過ぎて鉢伏山の近くの送電線がある所に着く。登山道にはなんの目印もなかったが、右手の鉄塔の方へ向かうと、小さな山頂標識が出てきた。よい時間になったので昼食とする。YとSは延々と料理の話をしているので、鉄塔を見に下りて行くが、鉄塔名は見つからなかった。送電線の先の長尾山近くに造成中の団地があり、その左手に山塊が見えたが、大峰山あたりが見えているようだったが霞んでいてよくわからなかった。


 

高山右近生誕地の記念碑




明ヶ田尾山




鉢伏山山頂広場


下山にかかってしばらくして、女房殿が足を滑らせてしまった。単に右足を滑らせたといった程度のよくあるミスだったが、左足で無理に止めようとしたのが悪かったようで、ボキッという音がして、骨折は間違いないという。車道のあるみのお記念の森までは10分ほどの緩やかな下りなので、なんとかそこまで担ぎ下ろすことはできそうと思った。そこまで救急車に来てもらえるかと、119番に電話する。「こちらから救援隊が向かうので、決して動かさないように」という指示だった。そしてそれは大変賢明な指示だった。救援隊の担架に乗せるときでもかなり痛がったので、おんぶするのも大変だったろうし、万一こちらがちょっとでもつまづいたりしたら大変なことになる所だった。YAMAPで怪我をした場所を正確に伝えられたのがよかった。やがて8人ほどの救急隊が来てくれて、記念の森で待っている救急車に乗せて箕面市立病院まで搬送してくれた。脛骨と腓骨の両方が折れており、1週間ほどの準備期間のあと、全身麻酔をしてかなりの大手術(4時間)になるという診断だった。外傷がなかったのは幸いだった。

 



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