2017. 05. 16 荒地山ボルダー群巡り (付: 荒地山周辺マップ)
荒地山のボルダー群の不確実な場所をいくつか確認するために歩く。
同行: 単独
コースタイム
0904 山芦屋公園、0924 高座の滝、0927-36 高座第一堰堤、0940-44 ボルダリング見物、0959 荒地山第二堰堤、1001 キャッスルウォール分岐、1004 キャッスルウォール基部、1008 巻道へ、1009 すぐのY分岐を右へ、1023-31 展望岩、1037 ブラックフェースへの分岐、1045 屋根岩の下を西へ、1054 天狗の鼻すぐ近く、1108-18 テーブルロック、1124 ネコの額スラブ、三角岩、コーンフレークスラブ、1128 やさしいボルダー、1129 不明岩、1137-1218 ビッグボルダーの前で昼食、1225-27 岩小屋の屋根の上、1231 登山道の木の梯子の上、1235 サンデーモーニングスラブ上の展望岩、1239 フィンガーマジック、1240 尾根に戻る、1245-1303 立て烏帽子の三差路、1312 トラロープ、1315 深江の展望ができる岩、1330 奥高座谷右股へ、1333-35 プロペラ分岐、1338 プロペラ岩基部、1343-1400 プロペラ岩上、1404 黒岩、1414 進入禁止のY分岐、1418 五分岐、1440-49 展望岩近くの二本の大木、1450 細井道、1459 荒地山第二堰堤、1513 高座の滝、1530 山芦屋公園
高座第一堰堤で休んでいる人がいたので見るとなんとHさんだった。いつものグループとの山行日だが、午後から用事があるので、午前中だけ散歩とのこと。しばらくおしゃべりをしたあと、先に歩き始める。次の堰堤のすぐあとの大きな岩でボルダーがいたので、少し見学し、色々と話を聞く。キャッスルウォールでは、前回安易な道を歩いてしまったので、以前に歩いた展望岩へ直接行くべく、登り始めてすぐの分岐を右に進む。やはりやや手ごわいが、問題ない。ただ、前回キャッスルウォールの天辺見下ろした場所には行けなかった。いくつものルートがあるのだろう。展望台ではゆっくりと上と下の景色を眺める。
今回は、岩梯子のあと少し登って、右手にあるはずの十字印の大岩を探してみるが分からなかった。戻って屋根岩のすぐ下で左折。やがてX字印の大岩のすぐ上と思われるとことに、初めて見る大岩があった。ネット上でも写真を見たことがないが、かなり立派な壁。命名したくなるが自重しておく。そして、天狗の鼻がすぐ下に見えた。登っていくとテーブルロックの横に出た。岩の下の正面からテーブルロックの姿を見ておく。岩の上から下に見える岩をチェックしたが、とくに目立ったものはない。上方にある三角岩をはじめて確認する。その後、三角岩、猫の額スラブ、コーンフレークスラブ一帯をウロウロしたのち、登山道に出ると、ロープの架かっているやさしいボルダーの所だった。戻って、ビッグボルダーに行き、いくつかの懸案の写真を撮っておく。ここで初めて昼食。これまで2度ビッグボルダーの上で食べたが、大岩が目の前にあり、ちょうどよい腰掛の岩があるので、こちらの方がベターかもしれない。展望はどちらもよい。テーブルロックも展望はよいが、腰掛がないし、岩を見ながらという訳にもいかないので、それほどの適所とは思えない。遠くから見る昼食風景は最高だが。食後にテラスから乗り出して下を見るとかなり高い。下りてみて見上げると、なんとハンドジャムクラックだった。その上で食事をしていたのだ。
そのあとはいつものように、とんがり岩から岩小屋、サンデーモーニングスラブ。岩小屋のボルダーの右手にある通路から登ろうとしたが駄目だった。二度目の敗退。ウェブサイトに3回目で初めて登れたが意外に簡単だったという記事があったので、いつかもう一度試してみよう。登山道に出ると木の梯子のすぐ上だった。サンデーモーニング上の展望岩から少し進んで、立て烏帽子岩の方へ向かう。何度も通っているのに、いきなりフィンガーマジックに出てしまった。もう一度登山道まで戻り、あらためて立て烏帽子岩に行く。破断岩を見るのが目的だったので、少し下まで下りたがそれらしきものはなかった。立て烏帽子岩のすぐ下の大岩もチェックしたが、破断面を見つけることはできなかった。
今回の大きな目的である立て烏帽子岩からプロペラ岩への道を進む。白ペンキで書かれた丸印をなんどか目にし、ロープが垂れているところもあり、道もはっきりしていたので安心していたが、下界の景色が広がったところで、岩の上に登り、そこで道を見失ったよう。岩に登る前に右手に踏み跡がありそうな気がしたが、展望を楽しんだ後、ゆっくりチェックしないで足を進めてしまったと思う。その後プロペラ岩が見えるところを通ったが、多分そのときはすでに道を外していた。谷はすぐそこなので、引き返すことをしなかった。大きな斜めになった岩を通過するときは少し緊張した。もちろんキャップロックなどを探す余裕もなく、15分足らずの藪漕ぎで谷に降り立つ。かなりしっかりした道なので、プロペラ岩への分岐の下だろうと考え、登っていくとすぐに分岐だった。岩の上に赤ペンキで書かれた○印がかすかに認められた。何回か歩いているのでプロペラ岩までの時間は最初の頃よりうんと短く感じられる。岩の基部から、そして岩の上から、はじめて腰痛チムニーとキャップロックを認めることができた。
その後、黒岩、進入禁止の標識から久しぶりに五分岐に進み、アカシヤ尾根から下ることにする。五分岐までの時間も、慣れるまでのときに比べてうんと短く感じられる。アカシヤ尾根からやや違った角度でボルダー群を眺めたのち、下ろうとしたが道を見失う。二本の大きな木のところで間違いなかったはずだが、やや右の方へ下りて行って、元に戻る。スマホでアラカルートの記事を読んで、やはり間違いなかったことを確認し、ゆっくりと見回すとちょっと先にはっきりした踏み跡が見つかった。細井道を経て、山芦屋公園までノンストップで戻る。荒地山第二堰堤から山芦屋公園まで約30分、家までは自転車で10分。
展望台からのボルダー群
色々な岩(○囲みの数字は上の地図と対応している)
ボルダー群の詳細地図(○囲みの数字は上の写真と対応している)
荒地山周辺マップ