2017. 04. 14 荒地山ボルダー群巡り (付: 荒地山周辺マップ)
荒地山のボルダー群をかなり歩いたが、まだまだ不明な点があるのでそれらの確認に行く。かなり使いこなせるようになってきたYAMAPで写真を撮って、それぞれの岩の位置をピンポイントで特定することを目指した。ほぼ目的を達することができたが、いくつかの問題点も残った。
同行: 単独
コースタイム
0905 山芦屋公園、0925 高座滝、0929 高座第一堰堤で左岸に、0932 中の滝で右岸に、0943 飛び石堰堤、948 荒地山砂防ダム、0950 荒地山第二堰堤下、0954 第二堰堤上、1000 キャッスルウォール基部、1009 急坂が終わり、左から道が合流、1011 城山尾根に出て右へ、1016-49 展望岩、1058 岩梯子下、1110 ブラックフェース基部、1118-26 ブラックフェース上、1130 ハウス、1134 ハンドジャムクラック、1135 ビッグボルダーの逆「く」の字のクラック、1142 テーブルロック、1153-58 サンデーモーニングスラブと岩小屋のボルダー、1200 岩小屋、1203-42 ビッグボルダーの上で昼食(前回と同じところ)、1243 トンガリ岩、1245 猫岩、1246 岩小屋のボルダー、1258-1302 フィンガーマジック、1306 上からの立て烏帽子、1310 立て烏帽子の右手にかなり下りてから引き返す、1313 横からの立て烏帽子、1318 サンデーモーニングスラブと猫岩、1325-27 コーンフレークスラブ、1345 岩梯子上で屋根岩を、1351 ブラックフェース分岐、1353 展望岩分岐、1402 新神戸線四十四、1412 新しい3級基準点、1413 仁川線三十六、1420 高座滝へ右折、1424 無名堰堤、1446 山芦屋公園
スマホの写真で位置を確認することに成功したが、初めの数枚はYAMAPに記録されなかった。ギャラリーに写真は残っているのに。なにかのエラーメッセージが出たが、分からないままOKとした覚えがある。
この日はボルダー巡りに時間をかけるので、高座谷は最初は左岸から入り、中の滝で右岸に移るという分かり易い道を選んだつもりなのに、飛び石堰堤のところでそのまま沢に沿って登ってしまい、引き返す羽目になった。大したロスではないが、完全に頭には入っていないということだ。荒地山第二堰堤の上からキャッスルウォールへの分岐点への距離も予想していたよりうんと短かった。
キャッスルウォールの左手の巻道を登ってキャッスルウォールの上の岩に出る予定だった。これまで2度歩いており、やや緊張したところもあったと記憶していたのに、まったくやさしい道だった。こんなルートがあるとは思ってもみなかった。急坂が終わってなだらかになったところで、左手からかなりしっかりした踏み跡が合流していたが、これがどこに通じるのかも分からない。城山尾根に出たのは展望岩分岐とブラックフェース分岐の中間点。ボルダー群の最高の展望台は右手にあるのでそちらに向かう。ビッグボルダーと屋根岩の存在感が大きい。ハウス、SM、天狗の鼻などははっきりと識別できた。前に歩いてきたキャッスルウォール上の岩まで行ってみようと6分ほど下って行ったが、まだ到着しそうにないのであきらめて引き返す。
登山道に戻り、ブラックフェースの分岐を通り越して、岩梯子下まで行き位置を記録しておき、引き返す。ブラックフェースへの分岐を見過ごし、少し下りすぎる。上りのときはすぐ分かるのに下りでは目につきにくい。ブラックフェースに向かい基部に着く。前回登ったステップが切られた斜めのテラス状は今回は止めておき、左手の巻道から中間のテラスに出る。もちろんこちらの方が安全だ。テラスから見下ろす景色は前回の記憶通りだった。そこからブラックフェースの特徴ある壁を登っていく。すごい傾斜だが、網目状になった黒ずんだ岩はしっかりしていて、ホールドとスタンスは豊富なので不安を全く感じない。しかし、下を見ると恐ろしくなるくらいの高度感があり、高所恐怖症の人は無理だ。10分もしないで、上部の展望の良いテラスに到着する。高座谷にはサクラが点々と咲いていてのどかな風景だ。
この日のメインイベントが終わり、ボルダー群を目指して登る。ハウスがまず目につく。そのうしろにテーブルロックが見えており、人が立っていた。下の方には天狗の鼻がよい角度に突き出していた。そのあとハンドジャムクラックとビッグボルダーが立て続けに現れる。ビッグボルダーからは既知の領域となる。ビッグボルダーの鯨の頭を再確認したかったが分からなかった。テーブルロックには先客がいたので、位置確認と上から下界の写真を撮っただけで引き返す。ビッグボルダーの方から来たが、同じ道を帰ろうとしてすこし手こずったので、登山道の方へ出て、岩小屋の上で、岩小屋のボルダー、サンデーモーニングスラブ、亀の首をカメラに収め、もう一度前回昼食を摂ったビッグボルダーの上の展望台まで行って昼食とする。家に電話して無事ブラックフェースを終えたことを報告しておく。
昼食後、突然カメラが壊れてしまう。このカメラは不愉快なことが多く、そろそろ捨てようと思っていた所なので決心がついてよかった。このあとはスマホで撮影を続けることになる。トンガリ岩を経て、もう一度岩小屋の上に引き返し、最後の目標のフィンガーマジックと立て烏帽子に向かう。何度も歩いているのに、また入口を行き過ぎてしまい、かなり西側に進んでから、サンデーモーニングの上近くまで引き返して、岩梯子西側岩場ルートへ下って行く。フィンガーマジックに立ち寄り、指の写真を撮っておくが、離れた所から撮れないので、一枚のフレームには収まらない。上から見た立て烏帽子の写真に収め、横からの姿も撮っておく。このすぐ下にある破断岩に行くことを予定していたのに忘れてしまったのが心残り。帰りの屋根岩のあたりで思い出したが、すでに15分ほど歩いた後なのであきらめることにした。七右衛門ー、岩梯子を経て、城山尾根を下る。仁川線三十六の鉄塔の先で高座滝へ下る。滝の茶屋のすぐ上から見えたサクラは素晴らしかった。降り立った所で、岩小屋の上で出会った女性とまた一緒になったので、駐輪場まで話をしながら下った。
キャッスルウォール |
展望台からボルダー群全景 |
岩梯子 |
ブラックフェース全景 |
ブラックフェース取りつき部。急斜面だがステップが刻まれている |
ブラックフェース中間部のテラス。下を見下すとかなりの傾斜 |
ブラックフェースの岸壁 |
ハウス |
ハウスから見た天狗の鼻 |
ハンドジャムクラック |
ビッグボルダーの逆くの字クラック |
ビッグボルダーの水平クラック |
ビッグボルダーのフレークハング |
ビッグボルダーの鯨の頭 |
テーブルロック遠景 |
テーブルロック |
岩小屋の屋根 |
サンデーモーニングスラブ |
猫岩(サンデーモーニングスラブの下) |
岩小屋のボルダー |
プラクティススラブ(岩小屋のボルダーの右後ろに) |
亀の首(岩小屋の屋根から) |
岩小屋 |
サンデーモーニングスラブの上 |
トンガリ岩(正面から) |
トンガリ岩(側面から) |
フィンガーマジック遠望 |
フィンガーマジック |
フィンガーマジックの内3本の指。全体像が取れない。 |
立て烏帽子岩(上から) |
立て烏帽子岩(横から) |
コーンフレークスラブ |
七右衛門ー(中央右の隙間を通る) |
屋根岩 |
プロペラ岩(この日のルート外) |
黒岩(この日のルート外) |
ボルダーの位置の詳細図をそのうち掲載するつもり。
荒地山周辺マップ