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2017. 04. 05  生駒山


歴史ある生駒山で春を満喫しようと考えたが、予想外のサクラの開花の遅れで、山上ではほとんど開花していなかったのは残念だった。しかし、久しぶりの参加者が2人あったのがよかった。

  

同行: YH10人

コースタイム

0950 近鉄奈良線石切駅、0957-1010 石切地蔵、1020-27 辻子谷水車跡、1032 砂倉橋、1059-1113 興法寺、1122-32 林道トイレ、1153 遊園地、1156-1220 昼食、1237-40 三角点(642)、1244-48 龍光寺、1309 パノラマ駐車場、1331-37 暗峠、1345-1406 大原山(522)・銀樟池、1409 ぼくらの広場、1424 府民の森 管理事務所、1438 林道横断、1443 神津嶽、1448-50 展望台、1510-15 枚岡梅林公園、1518-23 枚岡神社、1532-36 枚岡駅

近鉄石切駅の近くの大師堂に参拝したのち、お堂の前でストレッチをしてハイキングにそなえる。そばにある石切地蔵の石像は、弘法大師が一晩で爪を使って彫り上げたものという伝説がある。 のどかな里山風景のなかを辻子谷に沿って登っていくと漢方薬の工場から独特の香りが漂ってくる。その製薬の動力源として使われていたのは水車で、多い時にはこの辻子谷だけでも40を越える水車が稼働していたというが、今ではすべて電力となっている。歴史を記憶するために十数年前に1基を復元したものが目の前にある。




爪切地蔵
 


復元された水車




数多くの石地蔵が並ぶ、坂道を登っていくと役行者が開き、行基や空海も修行したという興法寺にたどり着く。落ち着いた雰囲気の境内を回っていると、それまでの汗がひいていく。



 

 

転々と並ぶお地蔵さん

 

興法寺境内




林道に出た所で一休みする。そのあとはゆるやかな気持ちのよい林の中の広い道となる。山上駐車場の横の250段あまりの階段をこなせばもう山上遊園地の中だ。多くの家族連れが楽しんでおられる。サイクルモノレールという乗り物の近くにあったテーブルと椅子で昼食とする。テーブルを引き寄せて、ひさしぶりに全員が顔を合わせながらの食事を楽しむ。本来ならば満開のサクラの下で、大阪方面の展望を楽しめるスポットだが、この日のサクラはつぼみだけ、下界はすっかり霞んでいた。

食後、一等三角点がある山頂に向かう。三角点はSL列車の敷地内にあって近寄ることができない。そばにいた係の女性に撮ってもらった集合写真の中央にかすかに写っているのがそれだ。すぐ横の龍光寺に立ち寄る。近くの村が干ばつに苦しめられていたのを見た弘法大師が八大龍王を勧請して雨乞いをしたところとされている。





遊園地のSL列車の軌道内にある三角点


山頂にある数多くのテレビ局の個性的な電波塔群を見上げながら、生駒縦走コースを南に向かう。少し視界がよくなったパノラマ駐車場からさらに下って行くと暗峠につく。江戸時代に大和郡山藩の本陣が置かれ、参勤交代に使われたほか、庶民の伊勢参宮道ともなっていた。道百選に選ばれている。現在では、カーブが多い狭い急坂なのに国道であることから「酷道」マニアに人気がある


 

暗峠の標識(日本の道百選とあった)




国道308号なので車も走っている

 


峠からさらに南下して大原山まで来ると2人足りないことに気づく。出発時に人数をチェックしなかったのが大きなミス。どうも国道をそのまま枚岡駅に向かって下りたらしいということになり、3人がそのあとを追い、残りは予定のコースで下山することになった。好展望のぼくらの広場、皇紀前にさかのぼる枚岡神社創祀の地である神津嶽、アベノハルカスや大阪駅周辺のビル群がなんとか見える最後の展望台も気もそぞろに通り過ぎる。

枚岡梅林公園まで下りるとやっと満開に近いサクラを見ることができた。枚岡神社を通り抜けて拝殿から広い参道を下りて行くと鳥居の所で手を振って待っている仲間が見えた。




大原山(近くに銀樟池がある)



神津嶽(ここが枚岡神社創祀の地)


 


展望台からなんとかアベノハルカスなども見えた



枚岡神社の梅林公園のサクラ

 




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