2017. 03. 31 学校林道・摩耶山・桜谷
かなりの時間を要しそうな丹生山系を計画し、早朝に三ノ宮地下鉄前バス停でバスを待ったが、乗る予定の64系統の停留所は高架下に移動していたらしく、時間通りに目の前を走り去るバスを呆然と見送った。一人で来ていたのでよかったというものの、今更帰るのもバカらしい。スマホで新神戸辺りからのルートを検索し、学校林道に行くことにする。
同行: 単独
コースタイム
0742 三ノ宮駅、0800-30 新神戸駅、0855 雷声寺大雄殿、0946-53 送電線鉄塔群、1008-13 休憩、1024 天狗道に、1109 摩耶山三角点、1113-1203 掬星台東屋、1212 少しウロウロしアジサイ池のところから桜谷へ、1248 徳川道に合流、1329 二十渉堰堤、1338 分水嶺越分岐、1414 桜茶屋、1433 布引貯水池堰堤、1507 布引交差点、1520 三ノ宮駅
こんな時のスマホは重宝だ。なんの準備がないのに、、あっという間にこの日の計画を作ることができた。学校林道は以前に歩いたことがあるが、そのときは阪神間からもよく見える鉄塔群が尾根上にあることだけを確認しただけだったが、今はどのような送電線がどのように走っているかにも興味があるので、改めて歩いてみることに異存はない。久しぶりの摩耶山に登って、山寺尾根で下山しようと考えた。
新神戸駅まで行って構内でゆっくりしながら、もう一度ルートを眺めておく。新神戸駅のホームを見下ろしながら新幹線をまたぎ、熊野八幡宮鳥居から長い階段を登って境内に入っていく。布引中学を見下ろしながら住宅地を登っていったところに地理院地図に点線が書いてあったが、そのような道はなく雷声寺に入っていく。ここも長い階段が続く。やがて境内も終わり、旧摩耶道の標識が出てきて登山道となる。登山道といってもまだまだ階段の急登がつづき、300bのコブからゆるやかになる。途中に大きなカゴノキが横倒しになり道を塞いでいた。
東山の近くで旧摩耶道と学校林道分岐が分かれる。以前に学校林道を下りた時は、ここから神戸労災病院の方へ下ったので、ここまでの道は初めてだ。これを左にとり、学校林道の鉄塔群を目指す道は2度目となる。神戸港線十九を左に見てしばらくして、P451bに立つ上筒井線八、神戸港線十七と十八、上筒井線七などに着く。地理院地図の電線を結ぶ鉄塔の位置はやや納得できなかった。マピオン地図のマークの方が実際に近いのではないか。そのそばにアセビが満開だった。そこから100b登ったP555bで稲妻坂からの天狗道に合流する。全山縦走やその下見でなんどか歩いているが、ほとんど記憶に残っていない。
そのあとは平坦な道がつづき、コルまでかなり下がったのち、摩耶山への最後の登りとなる。褐色の反射板(?)で小雨が降り始める。地獄谷アドベンチャールート分岐をやり過ごし摩耶山三角点に立ち寄る。掬星台東屋に着いたころはかなりの降りになってきた。大きな屋根なのでそこから落ちる水の音が大きく、実際以上の降りに思えたのかもしれない。風も強く、温度が低下し、ほとんど濡れていないにもかかわらず、すべての衣類を着込んでも寒く、手もかじかむ。サンドイッチの食事をしながら下山ルートを自分のHPをスマホで見ながらチェックする。山寺尾根を歩いていないのならそこを下りるつもりでいたが、以前にS氏と下っていたのでまだ歩いていない桜谷とする。
掬星台を出て桜谷へ入るとことが分からず少しウロウロしたが、アジサイ池のところから桜谷へ入って行けた。スマホも雨の中で使いにくい。なかなか雰囲気の良い沢道だった。徳川道に合流したあと、八洲嶺第2堰堤、黄連谷分岐、八洲嶺堰堤、ヌケ谷分岐、森林植物園分岐を経てトゥエンティクロスに入っていく。記録を見るとどうも10年ぶりのようだ。
2014.08.10の台風11号で大荒れの谷筋、2014.12の落石跡、2014.03完成の二十渉堰堤など初めて見るものばかりだった。トゥエンティクロスどころか石を伝って渡渉したのは2、3度だけ。分水嶺越分岐のあとで河童橋と書かれた橋が架かっており、何ぞやと思ったが周りが大正池風の景色だったので納得。黒岩尾根分岐、地蔵谷分岐、天狗道分岐、桜茶屋、布引貯水池堰堤を経て市街地に降り立つ。三ノ宮駅まで歩く。