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2017. 02. 21  天狗岩・長峰山(天狗塚)



一日中晴マークで、女房殿が探鳥会なので、急遽計画する。一応S氏、N氏に声をかけるが二人とも都合が悪く、一人となったが、色々な意味でその方がよかった。六甲全山縦走マップで赤線が引かれていない部分を何カ所か掘り出してつなげるコースを設定した。

  

同行: 単独


コースタイム

0858 JR住吉駅BS、0915 渦森台4、0923 大月谷川寒天橋、0933 尾根、0943 西山谷分岐、0948-50 鉄塔、1024 ベンチと2級基準点、1042-1059 天狗岩(769)、1101 車道、1103 パラボラ、1123 みよし観音、1129 高山植物園入口、1135 雲ケ岩入口、1143-47 仰臥岩、1153 雲ケ岩、1200 六甲比命大善神、1206 心経岩、1210 車道、1217-33 昼食休憩、1238-43 オルゴールミュージアムBS、1247 六甲山ホテルBS、1300 丁字ヶ辻、1313-19 三国岩、1327-29 三国池、1331 西六甲DW、1338 サウスロード分岐、1348 自然の家(奥摩耶DW)、1356 穂高湖、1400-10 杣谷峠、1440-53 長峰山(688)、1501 関電巡視路へ、1518 関電六甲線、1522 関電神戸港線、1529 関電神戸東線、1532 関電篠原線、1548 舗装道路、1615 篠原公園、1624 水道路篠原橋、1643 JR六甲道駅

いつものように渦森台までバスに乗る安直ハイク。天狗岩南尾根を下ったことはあるが(2005.10.20)、登るのは初めて。どなたかのHPに途中腰を下して休むところがないと書かれていたが、数人なら問題ない。いずれにせよ丸太階段が多い尾根道だ。一日晴マークのはずが雪が舞っている。尾根に出ると雪が止み、青空ものぞく。セーターを脱いでシャツ2枚と雨具のみとする。西山谷への分岐があったのは意外だった。ときどき下界や山上部の視界も開けるが、大したことはない。




2級基準点のある広場


大展望は天狗岩までおあずけだ。天狗岩には先行者が一人休憩していた。この日出会った唯一のハイカーだった。ここはこれまでにも来たことがあるが、どれが天狗かはよく分からないままだった。この日もよくはわからなかったが、丁寧に見たので一応納得した。ここからはガーデンテラス、最高峰や西お多福山の鉄塔などが見える。





天狗岩にある天狗岩南尾根の標識


 


天狗岩


 


写真の中央に最高峰が頭を覗かせている


 


天狗岩から摩耶山


すぐに車道に出る。パラボラの所まで行ったが行き止まりなので引き返し、車道を歩いてみよし観音へ。途中で風と雪が強くなり、軍手しか持ってきていなかったのでかなり心配になる。ここでガーデンテラスに行って暖かいところで昼食をとることも考えたが、折角冬山の気分が出てきたので、そのまま高山植物園の前を通り、雲ケ岩入口へと足を進める。雲ケ岩という名前はどの地図にも出ているというのに、入口に雲ケ岩へという案内はない。入口でDWを左折した先は人が入った気配がなく、急に深山の趣となる。笹を雪が覆い、木々には霧氷ができていた。まず初めに目についたのが仰臥岩という大きな岩。うしろに回り込むと「熊野権現 佛眼上人」という石碑が祀られていた。近くに877mの三角点があるかもしれないと、少しうろついてみたがその気配なし。さらに下って行くと雲ケ岩。道はまだ続いており、六甲比命大善神の社へと導かれる。右側の巨石が徐々にずり落ちてきて、拝殿の屋根に接触しているので、参拝は自己責任でとの注意書きがあった。そのあとに出てきた急なアルミの階段道は雪で滑りやすく危なかった。金属製の手すりがついているが、雪が凍っており、軍手を濡らしたくないので、掴むわけにもいかず苦労した。これが本当の道なのかと疑うが、スマホで確認しているのでその心配はない。最後に心経岩という巨岩があった。前に大きな屋根があったが、風よけにはならず食事をする気になれなかった。間もなく出た車道には、「雲ケ岩・心経岩・六甲比女大神」という案内板があった。ここだけでなく、入口の所にもほしいところだ。しばらく下りて行くと、風が弱くなる場所があったので、やっと食事をする気になる。座ることはできないので、立ったままで手早く済ませる。幸い弁当もお茶もそれほど冷たくなかった。リンゴを半分かじって、サンセットDWへと急ぐ。1時間に2本ある山上バスが捕まえられるかもしれないと思ったから。DWまではすぐで、ちょっと待っただけでバスに乗り込むことができた。歩くのもよかったが、滑りやすいバス道を歩くのも億劫になったのだ。この日はじめて腰を下すことができて喜んだが、乗車時間は4分だけで、休憩にならないまま六甲山ホテルに着く。




雲ケ岩への入口だが案内はない


 


ここだけに霧氷が


 


仰臥岩


 


雲ケ岩





六甲比命大善神にのしかかる大岩

 


心経岩


そのあと、三国岩、三国池という全山縦走路の途中にあるスポットを訪れる。横を何度も歩いているはずだが、立ち寄った記憶がない(帰宅後調べると、三国池には全山縦走およびその予備山行とは関係なく060327に立ち寄っていた)。今回はしっかりと岩も池も頭に残るだろう。三国池に出る寸前のT字路で右折せずに直進していたら近所の人に呼び止められて、そちらはバス停に出る道と教えられた。スマホでチェックしようとしていた所だったが助かった。三国池から西六甲DWを跨いで神戸市立自然の家へと進む。途中のサウスロードは通行止めになっていた。穂高湖への遊歩道が目についたのでそちらを歩いて湖畔に出る。杣谷峠でベンチに腰を下して10分休憩する。バスの4分とここだけがこの日に腰を下した時間だった。




三国岩

 


三国池

 


杣谷峠(長峰山には左へ、正面は徳川道)

 


長峰山の天狗塚


長峰山も2度目だ。しかしゆっくりと眺望を楽しんだ記録があるが、天狗塚という岩自体を見た記憶が残っていない。今回は上にも登ってゆっくり触れておく。この後の下りで地理院地図に2本のルートが描かれているので、以前に通らなかった西側の道を歩きたかった。Webにもほとんど出てこないので、時間も遅くなってきたので無理しないでおこうと考えていた。分岐点に来ると、関電巡視路という立派な標識が立っており、なにより雪の上にこの日の足跡が残っていたので、これは問題ないとそちらへ進む。最短距離のようでどんどんと高度を下げていく。何本もの送電鉄塔があり、すべて一ヶ谷尾根の鉄塔と対応している。

市街地に出てからJR六甲道駅まで小1時間かかった。阪急の手前の杣谷川と六甲川が合流するところに立派な水道管が何本かあったが、これは神戸水道とは無関係だろう。水道路に出てからその一部をもう一度辿っておいたが、いくつかのマンホールを見た以外の収穫はとくになかった。





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