2016. 12. 13 シュラインロード・アイスロード
一日中雨の予報だったが、たまには雨中登山もよいかと考えた。Y、N、Sも乗ってこないので単独行。山中でも一人のハイカーにも出会わなかったが、六甲山のメインルートにしては初めての経験かもしれない。
同行: 単独
コースタイム
0930-38 神鉄有馬口駅、0957 合ノ木橋、1004 東山橋、1019-23 小滝群、1026 猪ノ鼻滝の上の猪の鼻小橋、1031 仏谷分岐、1032 茶園谷分岐、1040 古寺山入口、1044 猪ノ鼻橋、1054 古寺山入口、1059-1116 裏六甲道路の鳥居、1150-1230 行者堂、1240 地獄谷東尾根分岐、1242 ノースロード分岐、1246 記念碑台分岐、1250-53 西六甲ドライブウェイ、1313 前ヶ谷第二堰堤、1330 真水谷、1334 真水谷第四砂防ダム、1340 ケーブル上駅への分岐、1347 六甲有料道路下のトンネル、1352 表六甲道路、1407 ケーブル下駅、1411-1 大土神社、1437 阪急六甲駅
自宅を出るときに雨が降っていなかったので、濡れた服でバスや電車に乗らずに済んだ。有馬口駅を降りるとパラパラと降ってきた。いつもならこの程度の雨ならそのまま歩くが、この日は確実に降るとのことなので、駅で上下の雨具をつけて歩き始める。猪ノ鼻小橋の手前で猪ノ鼻滝が見えるとあったので、踏み跡を辿って沢がよく見える所まで降りてみる、いくつかの滝が見えたが、猪ノ鼻滝ではなかった。しばらく行くと猪ノ鼻滝があった。そこそこの高さではあるが、迫力はもう一つ。そのあと、左へ仏谷と茶園谷に向かう似たような入口が続いてあったが、なんの案内もない。ある意味で好ましく思った。長尾谷を猪ノ鼻橋で渡ったとき、道が左右に通じていたが、ここにもなにも標識がない。当たり前だが、地図と磁石が必須。
やがて、裏六甲道路に出るが、そのすぐ手前に鳥居がある。ここからシュラインロードがはじまるのだ。道路がなかったときは問題なかっただろうに、道路ができたおかげで、実に変な位置に立っている。鳥居をくぐってすぐに舗装道路をまたぐことになる。道路の向こうにはしっかりとしたシュラインロード標識があり、九体仏、三体仏の案内もあった。道路を右手に少し下って行くと九つの野仏が並んでいた。道路の工事の際にここに集団疎開させられたものらしい。それぞれがどのような表情をしているのかを区別するのは難しい。引き返して逆の方へかなり登ってみたが三体仏なるものに出会えない。
猪の鼻滝を上から |
裏六甲道路手前の鳥居 |
九体仏 |
三体仏の一つ |
元の所にもどり、道路の北側を探ると見つかった。二つまで訪れたあと、踏み跡はまだ続いていたが、入口まで引き返し、登山を再開する。道のすぐそば、あるいは少し分け入ったところに石仏が次々と現れる。振り返ると古寺山らしき三角形が目に入る。P726に近づいたと思う頃、右手にピークが見えたので登ってみる。いくつかの踏み跡があったが、本当のP726左手にあり、三角点もあるらしいので、間違ったようだ。そこからすぐに行者堂につく。
シュラインロード入口 |
ふり返ると古寺山 |
道から離れた所にも石仏 |
道のすぐそばにも |
行者堂の建物 |
前鬼・後鬼は分かるが役行者は分かり難い |
食事を終えて歩き始めるころは、雨足も弱くなり、まだ少し残っている石仏を見ながら、平坦になった道を歩いていく。別荘が散在しており、手入れがなく廃墟になりそうなものもかなりあった。ノースロードでダイヤモンドポイントへ行く分岐、記念碑台への分岐は水晶山に行った時の記憶があった。白髭神社を過ぎるとすぐに西六甲DWの前ヶ辻に着く。向かい側がアイスロードの入口だ。
アイスロードというのは何度か歩いていたと思っていたが、帰ってから記録を見ると、今回が2度目だった。下って行くと前ヶ辻谷に沿うようになる。30分ほど下りるとベンチがあった。真水谷と合流した後に真水谷第四砂防ダムがあったので、前ヶ辻谷は終わったようだ。ケーブル上駅への分岐を分けたあと、六甲有料道路をトンネルでくぐる。まもなく表六甲道路に出て山道は終わりとなる。
西六甲ドライブウェイの向こうにアイスロード入口 |
前ヶ辻谷の小堰堤 |
六甲有料道路下のトンネル |
表六甲道路 |
そのまま旧道でケーブル下駅まで下りる。途中にあった弁天滝は全容は見えていないそうだが、かなり見応えがある。いつもはケーブル下駅からバスに乗るが、一度阪急駅まで歩いてみたかったので、六甲川(いずれ都賀川となる)に沿って下って行く。大土神社は初めてだが、かなり立派なのに感心した。ブラブラしながらでも30分で駅に着いた。
弁天滝 |
大土神社 |