2016. 4. 30 高座谷全遡行(4: 大僧橋・高座橋周辺)
新ハイキングから高座谷遡行の原稿依頼があったので、大体終わりにしたつもりだったが、もう少し最後の詰めをすることにした。(1)大僧橋から大谷茶屋まで、(2)高座滝からイノシシ堰堤まで、(3)不動明王の所の滝が登れるかどうか、の3点。この日は思い立って、(1)の一部をスニーカーで。
同行: 単独
コースタイム
高座川の起点は芦屋川との合流地点にかかる大僧橋だが、そこの川原に下りるすべはなく、少し開森橋の工事現場のハシゴで下りるしかない。それは何とかなるとしても、大僧橋から法泉寺橋までは小規模の堰堤が連続し、川の両側が石の壁で固められている三面護岸なので巻いて登ることはできない。そして、法泉寺橋から高座橋の間は完全に通行不能。いずれにしても町中の小さな川で、遡行する楽しみなどは全くないので割愛するのが妥当かという結論に。
高座橋で川に下りることができるかどうかを調べた。橋のたもとの階段を10段ほど上がり、金網の手前でかすかな踏み跡のようなものがある。それをたどれば何とか川原に下り立てるだろう。金網と橋の中間あたりが適当か。この日は2005.06.20に歩いた川沿いの道を歩く。立派な橋ができており、水道施設につき立ち入りはご遠慮くださいという札が立っていて、鎖が渡してある。悪いことはしませんからと、通してもらう。ちょうど左手に山手中のプールがあり、右手には10bの三条砂防ダムがあった。数分で沢に下りてみた。色々とパイプなどが走っており、手を触れると処罰されるいう警告が立っている。次に出てくる10bの高座砂防ダムも右岸に逃れられる。そのあと4分程度で鋼製の透過型砂防堰堤が聳え、そのうしろに三条第二砂防ダムがある。三方がコンクリートの壁で固められてる。周りを見回すと、少し戻って左岸に取り付けば、車道に出ることができるかなと見当をつけた。この日は右岸に登る。その後が続かない。下る道はあるが、上りの踏み跡はないし、沢にも戻れない。そのままテープなどもある歩きやすい林の中の道を下る。先ほど歩いた沢筋も見えるがそのまま高みを歩き続ける。やがて道はなくなり、2005.06.20と全く同じ経過をたどることになったようだ。山手中のプールがすぐ下に見えているが降りることはできない。ハリエンジュの棘などに悩まされながらようやく中学のフェンスにたどり着く。
正門から出て高座橋に戻り、橋を渡って左岸を下る。川にできるだけ近づくような道を選んだが、法泉寺橋まで川に出ることはなかった。ちょっと寄り道をしたりしただけで、いつも歩いている高座滝からの道が違ったものに見えた。