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2014. 5. 17  蓬莱峡・座頭谷・大谷乗越


7月のYHの企画に羽束山を提案したが、暑い最中に長い距離を歩くのを嫌がる人が多いと考え、以前に歩いた座頭谷に変更する。かなり前のことで記憶もあやしいので、女房殿と下見にでかける。N氏夫妻も同行してくれる。


同行: 女房殿、N氏夫妻


コースタイ

0930 蓬莱峡BS、0953-1018 蓬莱峡広場、1033 万里長城、1050 案内板、1106 四段堰堤上、1130-1215 川原で昼食、1240-52 養蜂場、1310 No. 7カーブで右へ、1325 全山縦走路、1328 大平山の舗装路、1337 山道へ、1353 大谷乗越、1357 逆瀬川への下降路、1456 一般道へ、1515 エデンの園、1533 宝塚西高前BS

座頭谷BSで下りるのが早いのかもしれないが、やはり蓬莱峡に行くのだからと蓬莱峡BSで下車することにする。バスの中からゲートが開いていることを確認しておく。以前に間違った道を右に見送り、ブルートレインの方へ進む。これらはここの地主さんが趣味で蒐集したものという。ニワセキショウが一面に咲いていた。蓬莱峡への道も記憶していた通りだが、しっかりしたプレートもかかっていた。川を渡ったあと、少し左に進んだが、掘っ立て小屋やダムがあり、これは下から上がってくる時の道だった。以前にここを下りたときにはこのようなものを見た覚えはないが、別のルートを歩いたのだろうか。とにかく引き返す。徒渉地点の少し上流で分け入るのが正しかった。すぐに蓬莱峡広場。ハリエンジュが白い花をつけ、甘い香りを漂わせていた。N氏はともかく、女性二人はなんの感慨もないようだ。早朝か夕暮れにくればまた印象も違うのだろうが、とにかく暑い。右手に進んで、まだ見たことのない屏風岩を訪れる。練習中の人がいた。場所を選べば簡単に登れそうに見えた。また、広場に戻ってしばらくウロウロして岩峰群を眺める。人が来たのでシャッターを押してもらって、引き上げる。


屏風岩と蓬莱峡




N氏は川沿いに下りたいようだったが、前のときに苦労したし、今回は女性と一緒なので、上の道を回る。ゲートが開いていたので、苦労せずに曲がり橋(万里の長城)へ進むことができた。岩原山からのナガモッコク尾根の出口を過ぎ、大谷との合流点を過ぎると4段堰堤が見えてくる。一番下の崩れかけてはいるのは自然石積で明治時代のもの。2段、3段目が鎧積で、最上段は阪神大震災後にできたコンクリート製と、堰堤の時代変遷を見ることができる。階段を登りきって内側に下りると風景が一変し、広大な土石の河原が広がる。この日は右岸につけられた道をたどったが、谷の中を歩かないので谷の良さが十分に分からなかった可能性がある。そろそろ女房殿が暑さに音をあげはじめた。ここから帰る道はないのかなどと言い始める。なんとかなだめすかして、川原に出たところに木陰を見つけて昼食とする。





四段堰堤(下から自然石積、2段3段は鎧積、最上段はコンクリート製)





座頭谷


そこから林の中に入るまでは5分とかからないし、少しきついが20分ほどの登りをこなせば養蜂場、そこから車道を下ればすぐに船坂の町にでることがわかったので前進することに異論がなくなった。きつい坂を登り切ってシャガの咲く平坦地に出てホッとする。養蜂場の休憩所で腰を下ろし、今後の予定を相談する。女性2人は車道を下って船坂から出ている宝塚か夙川へのバスに乗ることに決まる。男性二人は予定通り大谷乗越をめざす。前に入ったのと同じNo. 7カーブの地点から林の中に入る。しばらくして道がなくなるが、よく見ていると少し踏まれた跡も出てくる。踏み跡が消えたり出たりしているうちに縦走路に飛び出す。立派な標識に小さく手書きで下りていくと棚越という記入があった。大平山の舗装路に出た所で高年夫婦が休んでおられた。大平山の方へ行ってもつまらないのでそのまま下る。途中から山道に入り、大谷乗越へ。小さな簡易トイレがあった。車道を歩いて、逆瀬川の左岸をエデンの園に出るのが目的だったが、25000地図にある近道に気がついてそちらにしようかということになる。

地図の点線の所に来ると確かに右に下りる道があったが、行く手を塞ぐ大きな木が横たわっており、白い粉で直進するようにとの指示まである。下見が目的なので、やはり次回の予定コースにしようと言ったが、N氏はこちらにしようと言う。自分もこのような危うい所が嫌いではないので合意する。しばらくしてやはり道が分からなくなる。時にはテープも出てくるが、そのうち道は完全になくなる。地図でも分かるようにかなりの傾斜だ。東南に向かって闇雲に下りる。かなり傾斜もゆるんだところで、踏み跡に合流する。こうなると必要もないのに、やたらとテープが出てくる。登山道に出た所にはテープがしっかりと巻かれており、「乗越」と書かれていた。しっかりとした道をエデンの園に向かう。社家郷山の山稜がすぐ目の前にそびえている。放置されて朽ち果てた車があり、奥秩父の白沢峠を思い出す。広場に出てすぐにエデンの園という老人ホームの前に出る。バスが走り始めたので手を振るが気がつかないで行ってしまった。バス停で時刻表をみても、そのような時間に出るバスはなく、信頼できそうにないので、宝塚西高まで歩く。そこで乗ったバスも時刻表にないバスだった。




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