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2013. 12. 15  地獄谷・なかみ山・高座谷 (付: 荒地山周辺マップ)



今年9回目の荒地山周辺探索。いくつかのテーマを予め設定した。地獄谷の滝の直登ルートと巻道、まだ登っていないA懸垂岩の頂上への道、万物相から中央稜へのもっとも自然な小道、5分岐からのSW、NNW、NE、E、SE方向への各道、さらに宝寿水から五分岐の道、魚屋道から平ボテ岩へ、平ボテから宝寿水への道も正確に知りたかった。キャッスルウォール近辺も念のため。
今年だけで10回以上通ったこの領域のマップを完成させたので末尾に添付しておく。かなりの力作と自負している。


同行: 単独

コースタイ

0853 山芦屋公園、0911 高座ノ滝、0920 二段滝、0922 赤い岩の滝、0926 ジョーズ岩、0927 ハング岩の小滝、0930 アルミ梯子の滝、0931 小便滝、0951-1000 A懸の頭、1006 A懸基部、1010 小便滝に戻る、1019-23 A懸基部、1030 A懸を見下ろす小ピーク、1041-43 万物相、1046-48 ロックガーデン中央稜、1052-54 風吹岩、1057 打越山分岐、1059 横池分岐、1104-06 五分岐、1112 赤Y字が書かれた岩を右へ、1113 進入禁止の標識、1114 赤Y字岩、1118-21 割れ目岩、1122 広場、1131 五分岐、1145-1203 宝寿水、1206 魚屋道、1226-30 黒越谷分岐、1222 なかみ道標、1222-24 平ボテ展望岩、1233 宝寿水、1246 五分岐、1251 小広場、1302-06 五分岐、1318 高座谷、1322 C5、1328-36 C4、1338-40 キャッスルウォール、1343 高座谷、1351 荒地山砂防ダム、1412-15 高座ノ滝、1430-40 通行止個所に立ち寄る、1442 山芦屋公園

いつものように山芦屋公園に駐輪し、高座ノ滝から地獄谷へ、二段滝、赤岩滝、滝、ジョーズ岩、ハング岩の小滝、アルミ梯子滝を経て小便滝へ。この日もすべての滝を直登。堺からこの辺りに何度か通っているという人と一緒になる。少しウロウロしたあと、A懸の頭に登る。最後の登りでは少し左側に回り込んで登る。途中にロープが垂らしてあったので楽に登れた。A懸垂岩の頭からは、遮るもののない展望を楽しめる。岩登りをしているA懸フェースの手前のガリーを下って基部につく。念のためもう一度小便滝に戻り、一般道で登り返す。深い沢筋を登り切るとA懸垂岩の下に出る。B懸跡らしき所も大体確認できた。





A懸垂岩の頭が間近に


A懸の頭から万物相、風吹岩を望む






A懸の頭から左にクライマー、右にハイカーを見下ろす






万物相の中心部





中央稜から万物相・A懸を見下ろす






風吹岩から荒地山ボルダー群をズームで撮る




万物相では最高点の所から下りれば風吹岩への道が簡単に見つかることを確認。風吹岩から、打越山分岐、横池分岐、B7、いつも登る斜めの道を通り過ぎ、黒いペンキで前に書かれた案内を塗りつぶしてある岩の所を右へ登る。すぐの四辻を直進して五分岐へ出るもっとも分かりやすい分岐だ。


黒岩から下りてきて出会う「進入禁止」の標識から五分岐は2度歩いたが、逆方向は歩いていないので、まず北東方向へ進み「進入禁止」を目指す。すぐに沢があり分岐になっている。左は飛び石で沢を渡る道。右のしっかりした道をたどる。小沢渡り、Y字路(ここも岩に赤ペンキで印が入っている)を右へ下ると、すぐに「進入禁止」の標識だった。五分岐から10分も経っていない。引き返して赤Y岩を右へ行くと左へカーブして、左から道が入ってくる。右へ進むと広場かと思ったが、覚えのない割れ目岩を経て、どんどん山に登っていく。赤ペンキが頻繁にあるが、本意ではないので引き返す。割れ目岩にもどり右折すると、なんと1分で「広場」に出た。南側からの道だった。広場から北西に行ってすぐの小沢に沿って南西へ行くといつも見る赤T字岩。ここを過ぎるとすぐに左から道が合流する。ここは前回(13.11.29)に人と出会った所。今回も直進、小沢、小さな峠、やかんのある沢(反対に歩いたときにはヤカンが目に入りにくい?)を経て北北西の道から五分岐へ戻る。赤T岩=五分岐間はわずか7分。

もう一度北北西へ。2つ目の小さな峠でなかみ山が遠望でき、すぐに右下に急に下る道があるが、今回は左へ。この辺りやや道が薄いので要注意だ。小沢のあと右からの道を合わせ、赤T岩。ここを左へ曲り宝寿水へ。赤T岩=宝寿水間は明瞭。ここから逆方向に下る際は宝寿水から南に向いすぐの分岐を左に行けば赤T岩までは何の問題もない。五分岐から宝寿水までわずか11分。どこも同じだが、迷っているときは長時間歩いている気がするが、実際には実に狭い領域なのだ。宝寿水で昼食をしたのち北西への明瞭な道を歩く。2分後のT字路で左折、1分で魚屋道に出る。この中間点に緑のプレートがあり、岩の椅子が沢山並んでいる所があった。魚屋道からすぐに引き返し、なかみ山への一般ルートを歩く。地理院の2万5千分の1地図に書かれた点線がどうもおかしいので、それを確かめるためにGPSを持ってきたのに、黒越谷分岐まで来た所で軌跡が記録されていないことに気付く。そのようなわけで、多少あやしいが、やはり地図の点線は間違っているようだ。荒地山=なかみの稜線で右折して平ボテ展望岩に。





宝寿水の水場



ここから宝寿水への下り道を再確認する。左へ、右へとカーブするが、しっかりした方の道へ進めばよい。小岩の左右に同等程度の道があるがここは右へとるとすぐに宝寿水に下り立つ。宝寿水を南へ行きすぐの分岐を左に、赤T岩を右へ行き、登っていくと左へ下る急坂が目につく。何度か下りた所だがもう一度下りておく。暗い沢に出て先ほど歩いた道にでる。左へ同じ道を登り、やかんの沢を経て五分岐へ北北西の道から戻る。


北東へもう一度。すぐの分岐で今度は左の飛び石の沢を渡る。小広場、Y字路などを経て赤T岩。いつもの沢道から「広場」に出る。そこから南に進み、先ほどのY字路を経て「進入禁止」からの道に出て右折すると五分岐に戻る。この道が「広場」から五分岐への最適・最短コースだろう。わずか7分。

五分岐でまた堺の人と出会う。東へのコースを歩いたことがないというので、一緒にC5を目指す。アカシヤ尾根という名前もついているらしい。前回立ち寄らなかった岩頭に登ると荒地山がよく見えるので写真を撮っておく。高座谷の源流近くを渡って黒岩からの山道に登りつく。C5を経てC4来たとき、奥高座滝の紹介をしたおく。あとはキャッスルウォールから高座谷へ出る。出た所の沢沿いの分岐点には「荒地山コース」と書かれた立派な標識があるが、それを信じて入っていってもその後のフォローは全くない。不親切というだけでなく、危険でもある。いつもの堰堤まで下りてきて、ここに大小二つの堰堤があることにはじめて気がつく。両者の間にある緑の池が「峰の池」らしい。高座ノ滝で堺の人と別れる。

時間が早かったので、右岸道の一部の通行止になっている私有地とやらを見に行く。動物墓地が終わって山道がはじまる所からだった。住宅の中を歩かれるのは困るかもしれないが、山道を歩かれるくらいは大目に見てくれればよいのにと思った。迂回路はこれまでの右岸道に比べて400mほど長くなっているので、多少余分の時間がかかることになる。






荒地山周辺マップ




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