2013. 5. 22 愛宕山
YHの番外編で、クリンソウの群落を見るためにU氏に企画してもらった。ところが、横から間違った口出しをしてしまい、大変申し訳ないことをしてしまった。それだけでなく、クリンソウの群落は見られず、道も間違えて35000歩も歩いてしまった。
同行: YH6人
コースタイム
0939 清滝BS、1009-11 大杉谷道入口、1107-13 第2ベンチ、1132-37 第4ベンチ、1200 月輪寺大杉谷分岐、1215 首無地蔵分岐、1225-1315 愛宕神社(924)、1330 竜ヶ岳分岐、1416-24 芦見谷合流点、1444 林道、1644 下ノ本で国道363と合流、1725 細野BS
阪急の嵐山駅からバスで清滝へ。そこから堂承川に沿って登る、途中で高雄への東海自然歩道を分け、少し登ると道はフォーク状に分かれる。右が梨ノ木谷沿いに首無地蔵へ行く、予定していたコース。空也滝を見るために寄り道することに。普通に使われる道でなく、左手の山道を登って直接空也滝に出ると時間の節約になると思ったのが大間違い。U氏からはなんども「この道では空也滝にでないですよ」と強調されたのに、25000の地図ではすぐ近くを通るようになっていたので、大丈夫と思ってしまった。他のガイドマップでは、たしかにかなりの高い所に道がついていた。空也滝に行くと思われるけもの道が目に入ったが、もちろん大勢で下りていく気にはなれなかった。
頂上には続いているのだろうと、そのまま登り一方の道を辿る。登りといっても急坂はなく歩きやすい道だ。ところどころで京都の街並みが見えるが、霞んでおりスッキリしない。第2ベンチで休憩。ここは分岐になっており、北へ直進する道がどこへ出るのかは分からないが、北北西へ進む左側の道は愛宕神社へ出ると書いてある。
第2ベンチから京都方面 |
第2ベンチで休憩 |
さらに杉林の中の登り道が続く。やがて、杉林が雑木林になり、空が見え始め、月輪寺からの道に飛び出す。ここから少し歩くと、首無地蔵への分岐に出る。ここでまた失敗をする。リーダーであるU氏はクリンソウを見てから水尾に下るという当初のコースを変えずに、まず首無地蔵に行ってから引き返して愛宕山に登ろうと主張された。自分は、すぐ近くに頂上があるので、まず登ってからクリンソウ群落へ行き、梨の木谷を下って、清滝に戻るの楽だろうと言い、十分議論をしないまま、頂上に向かってしまった。本当に悪いことをした。
ともかく長い階段を登って、全国に多数ある愛宕神社の総元締めである神社に参拝を済ませる。広々とした境内まで下ってきて、昼食とする。八重桜がまだ咲いていた。京都の展望は相変わらず優れない。
神社への最後の登り |
昼食をとった境内 |
食後にクリンソウを求めて北に向かう。右に行けば首無地蔵、左は竜ヶ岳という分岐で、数人のグループが右へと下りていった。その道が無難とはチラリと思ったが、芦見谷を下れば竜の小屋のすぐそばに出られるので、首無地蔵からクリンソウの多い竜の小屋まで往復するよりは楽ではと考え、沢に入っていく。道はそこそこしっかりしている。途中で竜の小屋から登ってきた人と出会い、道が間違っていないことを確認する。クリンソウもいくつかポツポツと咲いていた。右手からの沢が合流したあと、次の合流点で右に行けば竜の小屋、首無地蔵行ける。コースタイムより早かったせいもあり、はじめの合流点を見逃してしまった。右に行かねばならない地点で小休止し、頼りないが札もかかっていたのに、どんどんと下流に歩いていった。休憩地点から20分で林道にでた時に、引き返しておれば傷は少なかったのに、さらに歩き続け、これはおかしいと確信したときにはすでに引き返せないところまで来ていた。
クリンソウ |
芦見谷 |
誰も広域地図を持っていなかったので、どこに出るか見当がつかない。そのうち河原に車を停めている夫婦に出会え、やっとこの道を行けば細野というバス停に出るということを教えてもらえた。沢の合流点=林道
0.7 km、林道=下ノ本 7.4 km、下ノ本=細野BS 3.3 kmとたっぷりと歩いて、17時半にバス停に着いた。大して暑くなかったので助かったが、それにしても皆さん元気そのものだった。バス停のあったのは京都と小浜を結ぶ周山道路という旧街道で、三尾、仁和寺を経て四条大宮、JR京都駅へ行くバスが走っていた。この日の歩行は35000歩だったとか。帰宅したのは20時半で、家人にも心配をかけてしまった。