2013. 3. 6 須磨三山
YHの例会。須磨寺に立ち寄ったのち、梅見がてらに須磨の低山に出かける。
同行: YH16人
コースタイム
933 JR須磨駅、947-1003 須磨寺、1020 登山道へ、1052-58 鉄拐山(234)、1111-15 旗振山(253)、1122-1200 鉢伏山(260)、1208-47 旗振山梅林、1330 須磨浦公園、1350 JR須磨駅
須磨駅からまず須磨寺に参拝。平敦盛、熊谷直実の像がある源平の庭、義経腰掛けの松、敦盛首洗い池などをザッと見て、少し戻り、町を通り過ぎて一ノ谷町へと入っていく。この上にある鉄拐山から義経が逆落としで平家の意表をついたというので有名であるが、色々の説があり、これは平家物語の虚構かもしれない。一ノ谷という名前は江戸時代につけられたものなので、いわゆる一ノ谷の合戦とは関係がないという説である。
それはともかく、小さな小川を渡って山道に入る。短い距離で180m登るので結構の傾斜だ。逆落としができない傾斜でもない。ちょっと登ると東屋があり、さっそく休憩タイムとなる。崖崩れを修復している。ちょっと脇に入ると好展望の高台がある。須磨の町や海岸線が見えるが、ゴビ砂漠の黄砂、北京辺りのPM2.5、国産の杉花粉が同時に襲いかかっており、ひどい透明度だ。
須磨浦海岸を見下ろす
ヤマモモの林を通り過ぎ、全山縦走路にでると、鉄拐山の頂上もすぐだ。頂上で記念写真を撮ったあと、すぐに旗振山へ向かう。やがて大きな塔が見えてくるが、前に来たときの記憶になかったので、はじめ鉢伏山の建造物かと勘違いした。旗振山頂上にある本州四国連絡橋公団鉢伏無線中継所だった。このあと鉢伏山への道では可愛い幼稚園児の列とすれちがう。鉢伏山の山頂に着き、園児たちの横で昼食。
元気いっぱいの幼稚園児たち
食後、すこし戻るような感じで梅林の方へ向かう。梅は少し早すぎたようで、1週間後がちょうどよいのかなという気配。それでも早咲きの紅白の花が咲いており、まあまあ悪くない。一面に広がる梅林の中には、俳句の札があちこちにかかっており、「蝸牛 角ふりわけよ 須磨明石」という芭蕉の句碑もある。この句のように須磨と明石が一望できるのも嬉しい。リュックをかついだ犬のグループもハイキングに来ていたが、そのうちの一匹はグッタリとお疲れのようだった。旗振山から須磨浦公園へ下り、公園の中を歩いて須磨駅に戻った。
咲き始めた梅林
須磨駅の跨線橋から意外に遠く、歩いてきた三山が望まれた。
左から鉢伏山、旗振山、鉄拐山