2013. 1. 9 清水山
ゆったりハイキングの例会。初詣を兼ねて京都へ。東山の一画の清水山が目的地。
同行: YH11人
コースタイム
1030 阪急河原町、1042 八坂神社、1105-1140 清水寺、1202-09 清水山(242)、1230-1300東山山頂公園、1323 法然が修行したともいわれる法垂窟、1335-1340 知恩院
1030 阪急河原町、1042 八坂神社、1105-1140 清水寺、1202-09 清水山(242)、1230-1300東山山頂公園、1323 法垂窟、1335-1340 知恩院
四条河原町から、正月の余韻の残る八坂神社、産寧坂を経由して清水寺に入っていく。正面にこれから登る清水山がどっしりと構えている。清水寺の参拝を済ませて、音羽の滝を少し南へ下ったところから東山トレイルに入る。これは京都一周トレイルの一部。木立に囲まれた緩やかな山道を登っていく。街並みからちょっと入っただけで、このような気持ちのよい自然が残っているのはありがたい。
東山トレイルの一部
30分ほど登って、少し右手に入っていくと清水山(242.5m)の頂上。多くの人のホームページに、木々に囲まれて眺望もなく、暗い感じと書かれていたが、その印象はなかった。たしかに木々に囲まれているが、広々としており、むしろ明るいという感じだ。かなり伐採されたためだろうか。
清水山山頂
京都の文化財を保護する目的で水を湛えている防火池を経て、ヘリポートのある東山山頂公園に到着。比叡山の四明岳と大比叡が目に飛び込んでくる。右手前に大文字山。「大」の字の一部が見えているような見えないような微妙さだ。東の方角に見えるのは音羽山の山並み。2つあった大きなテーブルに陣取り、比叡山を眺めながら陽だまりで昼食。そのあと、この公園の先の展望台に行き、ポンポン山、嵐山・愛宕山などの西山と京都盆地を見下す。京都タワーのすぐ右がポンポン山。小塩山の鉄塔群も辛うじて見える程度の透明度だ。
東山山頂公園のヘリポートの先に比叡山と大文字山
改修中で入ることのできない将軍塚をやり過ごし、途中から東山トレイルをはずれて、知恩院に向けて下る。東山の鬱蒼とした林の樹々には、名前が書かれた札がいくつもかかっており、遊歩道の趣き。法然が修行したともいわれる法垂窟の横を通り過ぎ、下り坂が終わると知恩院の梵鐘が迎えてくれる。境内から振り返ると伽藍の上に東山の稜線がのびていた。
早く下りてきたので、そのまま帰るのは勿体ないと、細見美術館で開かれている淋派と若沖の展覧会に行く。初めての美術館。超一流の品はなかったが、いくつかの佳作を楽しんだ。四条河原町に戻ってくると、八坂神社蛭子社宵祭の日で、七福神を乗せたえべっさん船が通りを練り歩いていた。祇園祭などと比べると赤ん坊のような可愛らしい山車。