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12. 11. 07  
有馬富士

立冬の7日、11月のゆったりハイキング例会は三田の有馬富士。最後にキリンビール工場の見学を計画。

同行: YH14人

 

コースタイム

0927 新三田駅、0946-51 八幡神社、1007 福島大池、1032-56 有馬富士(374b)、1113 頂上広場、1144 福島大池、1150 有馬富士公園前BS

爽やかな秋の空気を満喫しながら歩く新三田駅から公園までの道もなかなか味があった。公園に着くとそこは福島大池で、静かな湖面に有馬富士がきれいに映っている。投影された影は、目で見るより、カメラに写った方がきれいだったような気がするが、どうしてだろうか。少し頭を右に振ると羽束山がすぐ近くに見えている。数本あったコウヤボウキ以外に目につく花もなく、モミジも少し早いが、登山道の雰囲気も悪くない。最後にちょっとした急坂をこなすと有馬富士に到着。




有馬富士を映す福島大池




コウヤボウキ


山頂からは、いつも見るのとは反対側からの六甲連山が正面に見えた。芦屋からと違ってかなり遠くからの展望になるので、六甲の大きさを改めて感じる。左手には大岩岳、大峰山、羽束山があり、それより左側は見えない。六甲の右も遠くは霞んでおり、見えないも同然だったこの山で詠んだ歌に「有馬富士ふもとの霧は海に似て波かと聞けば小野の松風」という花山天皇のものがあるという。よい歌だ。

下山道はワンパク砦という岩場のコース。そこを下りると、色々な名前がつけられた遊歩道が縦横に走っているが、登山口の方へ戻ってしまった。逆に進めば公園内を歩きながらバス停に行けたので、惜しいことをした。公園から見る有馬富士はなかなかよい。本物の富士山と同様、周りから見るのが楽しい山でもある。




青空、黄葉をバックにワンパク砦を下る


山歩きの後に麒麟ビール三田工場の見学を設定していたので、ゆっくり公園内を散策する時間がなく、バス停近くで弁当を食べることになった。ビール工場は設備の総点検中で、めったに見られない光景を見ることができた。見学後は工場出荷直後のビールを試飲させてもらう。



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