2010. 5. 8 室生寺
近鉄切符がまだ残っていたのと、間違いない快晴が保証されたので、Mさんからすばらしかったと聞いた室生寺のシャクナゲと長谷寺のボタンを見に行く。どちらも見頃を終えていることは分かっていたが、それでも最盛期の姿を想像するには十分のものが残っていた。
同行: 女房殿
コースタイム
1000 室生口大野駅、1013-21 大野寺、1034 一ノ渡橋、1105-1115 休憩、1140 門森峠(>530)、1205 室生寺太鼓橋、1328 五重塔、1336-1340 奥の院(450+)、1346 五重塔、1400 太鼓橋、1415-1445 室生寺BS、1505 室生口大野駅
どちらも初めての訪問ではないが、うんと昔に行っただけ。室生寺の五重塔や長谷寺の登廊などは覚えていたが、その他の建物や仏像については、初めて見るも同然だった。いくつも印象に残るものがあり、「花よりホトケ」だったかもしれない。
先日、奈良国立博物館に行った際に、手に入れていた近鉄の「てくてくマップ」を参考に、室生口大野駅から歩き始める。なんとなく大げさなハイキングではないというような頭があったので、靴も普通のズック靴、女房殿は長めのスカートで、少し判断を間違った。歩き始めてすぐの大野寺にまず立ち寄る。オオデマリの花が立派だった。対岸の磨崖仏が目玉だが、それは境内に入らなくても、道からの方がよく見える。
フジの花があちこちに咲いている車道をしばらく歩く。一ノ渡橋の所から東海自然歩道に入っていく。長谷川沿いの林の中の道だが、主にスギ、ヒノキの植林で、総体的に興味深い道とは言えなかった。登り道で弱音をはく女房殿に杖を誂える。アオダイショウ、マムシグサを見て、門森峠を越えると、急に元気に先に下り始める。まさにこのルートの峠を越えたという感じで、どんどんと下る。鹿の屍体が道に横たわっていたが、女房殿はそれにも気がつかなかったらしい。正午の鐘の音が聞こえるころに室生の里に入り、山菜料理を食べる。実際には山菜はほとんどなく、トロロを中心にした精進料理といった趣きだった。
奥の院まで登ったが、そこから西南西の方向にスックとした山が望めた。社務所の人が「なお山」と教えてくれたが、あとで調べても手がかりはなかった。P679か?
室生寺のあと、60年振りくらいの長谷寺にも立ち寄る。