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2009. 8. 20-22
 Shenadoah N.P.

Washington DCに来たついでに、近場のハイキングをしようと、Front Royalに泊まったのち、NPに入り、いくつかのトレールを歩く。いつもは、日本人的なセカセカした滞在しかできないが、今回はアメリカ人が楽しむペースにならって、山の中に3日いることにした。

2009. 08 .20 Big Meadows


同行: 女房殿

コースタイ
1150 Trailhead、1250 Trail head

Gateのところにたまたまいたレインジャーの人に概要を聞いておく。左手に広がるMeadowを眺めながら広い道を歩く。色々と花が咲き乱れている。とくに、よく知らない白い花が林の中に群生しているのが圧倒的だ。可愛らしい黄色のGolden Finchを何度か見かける。なだらかな道がほぼ頂点に達したころ、Meadowの方へ入っていく。ここにも白い花が多い。樺の木のしたで、日差しを避けて腰をおろし、オレンジを食べる。こんな暑い中で止まる気はしないといっていた女房殿も、いい気分だったと満足げ。その後、Meadowの中心部を駐車場の方へ戻る。やや暑かったが、たいそう闊達な風景の中で、小一時間のよい散歩だった。




Big Meadows




2009. 08 .20 Hawksbill mountain (4050)

同行: 単独

コースタイ

1535 Trailhead、1601 Stamander Trailへ、1623-30 Hawksbill mountain (4050)、1646  Trailhead

Big Meadows Lodgeまで入っていって昼食をとる。その後、Skyland Lodgeの受付に行ったが、15時がチェックインとのことで、少し待たされる。女房殿はゆったりと本でも読んでいたいというので、一人でこの公園内の最高峰であるHawksbill mountainに向かう。この山はいくつかの登り方があるが、回遊コースを楽しめる長いコースを選ぶ。Appalachian Trailの一部を歩くことができるのも大きな魅力的だった。歩き始めてすぐにATに合流する。以前にGreat Smoky Mountainで少しだけ歩いたことがあるが、それに続く2度目のATだ。

どんどんと西に進む。思いのほか踏み固められており、木につけられたマークもかなり頻繁なので、少なくともこのあたりでは、迷うような道ではない。所々で、右手の展望が広がる。分岐点まで1マイルだったが、30分もかからなかったので、もう少し進んだところにあるRock Spring AT Hutを見てみたかったが、女房殿を待たせている引け目があるので、ATと分れて頂上を目指す。Salamander Trailという頂上への道はくねくねと曲がっており、地図と磁石を見ておればどこにいるかがよくわかる。Byrds Nest2 Shelter(これは昼のみ使用可とあるが、その意味がよくわからない)まで来ると、いくつかのグループのハイカーと一緒になる。頂上からの眺めはさすがに広大で、Shenandoahのよさを満喫できる。0.9マイルの下り道は15分ほどで下りた。帰り道、Crescent Rock Overlookまで回り道して、登ったHawksbillの全容をしっかりと目に収める。2000マイルというこのATを歩いてみたいが、ここ数年でなければ体力はなくなるだろうし、数ヶ月もの留守にはできそうにないので、まずは夢物語か。




公園内の最高峰



2009. 08 .21 Millers Head Lookout

同行: 単独

コースタイ

659 Lodge、704 Trailhead、709 Hilltop、721-724 Millers Head、739 Tralhead、743 Lodge

朝飯前のジョッギングのつもりでLodgeから出かけたが、手頃そうなTrailがあったので、入ってみる。Millers Head Trailというらしい。少し登っていくと、白と黄色の花が咲き乱れたHilltopに出る。アンテナのある建屋があり、その近くからLuray方向の谷が見下ろせたので、ここが目的地かなと思ったが、Markerがあり、まだ道が続いていることを教えている。そこからはかなりだらだらと下っていく。Lookoutといっても必ずしも最高地点である必要はないなと考えながら進む。南側の空が木々の間から覗けるようになり、Lookoutに到着する。断崖の上にあるので、しっかりした石組みが作ってある。歩いて来た東方向は、ここより高いので、もちろん見えないが、270°ほどの展望がある。少し木が邪魔になるので、石組に登って周辺の写真を撮る。昨日のHawksbillが左端に見え、Lureyあたりの谷間の街並みに続いて、右端にかなり近い山が見える。Hawksbillの方角と90°程度の角度にあるが、Stony mountainだろうか。



Millers headからShenandoah谷の眺め


2009. 08 .21 Stony Moutain(4010)


同行: 女房殿


コースタイ

1000 Trailhead、1100 Appalachian Trailと分れる、1129-42 Stony Mountain(4010)、11@@ Trailhead

レインジャーのガイドツアーに参加。Skylandのすぐ近くのTrailheadに20人足らずが車で集合した。所々で立ち止まって、熊、樹木、アパラチアントレール、人が生活していた場所、銅の採掘跡などについて、ゆっくりと説明しながら1時間半かけて頂上へ。朝に歩いたMillers Headと似たような景観だ。思いのほか楽に着いたので、女房殿は喜んでいる。公園内で2番目の高さだが、出発点がすでに3670 ftとかなり高いので、標高差はわずか100mほど。簡単に登れてしまうわけだ。公園内のATの最高地点は、さきほど通り過ぎた分岐点らしい。下りは各自バラバラに下る。われわれは30分もかけずに下りてしまう。





木と石の共存
地図はMillersheadのもの参照



2009. 08. 21 Whiteoak Canyon



同行: 女房殿

コースタイ

1347 Trailhead、1407 Limberlost Trailと交差、1445-1500 Upper Whiteoak Fall、1507 Baseの方へ下るが引き返す、1516-20 Upper Whiteoak Fall、1632 Trailhead

この公園でもっとも人気のある滝というので出かけたが、結果的には大したことはなかった。花もほとんど目立たず、Heal-all、Orange Jewelweed、Ox-eye daisy程度。美しい森の中のなだらかな下り道で、のどかな散歩そのものだが、女房殿は帰りの登りが気になるらしく、心配している。滝を見下ろす断崖から見るUpper Fallは水量も少なく、形も平凡だった。Whiteoak Fallsの落差は26 mと案内されていた。

0.2マイルでFirst FallsのBaseに出るという案内があったので、15分だけ待ってくれと女房殿に言い置いて下り始める。滝つぼにでるのかと思っていたが、そうではなくどんどんと下っていく。Fallsというのが複数形だったことに気が付き、いくつかの滝の最下部という意味かと納得する。0.2マイル程度は歩いたと思ったが、キリがなさそうだったので7分で引き返す。Viewポイントからの帰途はなだらかな道だが、登りなので女房殿はつらそうにしている。それでも下りが1時間足らずで、上りが1.2時間だったので、まあ大したことではなかったということだろう。




Upper Fallsの最初の滝 
地図はMillersheadのもの参照



2009. 08. 22 Rose River Falls


同行: 女房殿

コースタイ

920 Fishers Gap、940 Horse Trailと分岐、1003-20 Rose River Falls、1048 Horse Trailと合流、1106 Fishers Gap

朝飯前にLittle Stony Man Trailを歩くことを考えていたが、女房殿も目を覚まし、一緒に出かけるというので、その線はなくなる。部屋で簡単に食事を済ませ、北に車を走らせる。道の両側に雲海が広がっており、前日とは違った雰囲気がよい。目的地はStony man Overlookで、そこから前日に登ったStony Manの顔の形を確認しようと考えたのだ。確かに顔の形に見える。

そのあと、比較的楽なコースとして、Rose Riverを選ぶ。前半はHorse Trailと共通しているので、Yosemiteのように汚いのかなと心配していたが、そんなことは全くなかった。駐車場から歩き始めた辺りにかなりの花があった。Ox-eye Daisy、Common Chicory、Bladder campion、Heal-all、Milkweed、Goldenrod、萩のような赤い小さな花(細く長い茎)、あと白い花が何種類か。Milkweedの大きなものは2 m近くもあり、2種類ほどの大きなアゲハチョウが群がっている。ゆっくりとした時間で女房殿も満足している。秋になると素晴らしい紅葉が見られそうな所であるが、今回は想像だけで満足しておく。後半になるとほとんど花がなくなる。

沢の右岸にでたが、かなり細い水量で、これでは豪快な滝の眺めはないなと覚悟する。やはりその通りで、最初の滝は細い水流が4本ほどに分れて流れ落ちていた。それを斜めに横切って大きな倒木があり、そちらの迫力の方が目についてしまう。すぐ下にもう一本流れ落ちていたが、ほぼ似たようなスケール。Rose River Fallsの落差は20 mとあったが、どこの部分かよく分からない。ここで見た二つを合わせるとそのくらいになるかもしれない。

帰り始めるといく人かのグループとすれ違う。単独の男性が2人いたのが珍しく、大概は二人連れか、家族連れ。帰りは少し登りになるので、やはり女房殿はうんざりしている。それでも、下りと変わらない時間で駐車場に戻った。

このあと、Big MeadowsのWaysideで早めの昼食をとる。車に戻ると、激しい雨が降ってきた。そのあと、Loft Mountainへのハイキングを計画していたが、ドライブさえままならないような大雨になったので、諦めてそのまま公園の南端まで縦走する。女房殿の希望のアンティークショップに立ち寄るため、Staountonの近郊に行く。そのあと、Interstateを途中で下りて、Luray経由で田舎道を走り、Front Royalでもう一泊する。




Rose Riverの最初の滝
地図はMillersheadのもの参照



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