トップページへ      地域別索引へ      関東索引へ       年次別索引へ


200
9. 7. 29  明神ヶ岳・明星ヶ岳 


つくばの仕事を終えた翌日に、東海道新幹線からよく見えるのに登っていなかった明神ヶ岳に立ち寄る。トムラウシから時間が経っていないので、大きな山に行く気になれず、ちょうど手頃かと考えた。前に収集しておいた箱根ハイキングコース案内図が大変役に立った。


同行: 単独

コースタイ

1000 宮城野支所前BS、1110-15 鞍部、1153-1224 明神ヶ岳(1169)、1253 鞍部、1332 明星ヶ岳(924)、1337 三叉路、1423 宮城野橋BS

 
小田原駅の乗換に予想以上の時間がかかり、予定していた9:05のバスを逃す。この時点で、多少は考えていた塔ノ峰までの縦走を諦めて、早目に帰ることをきめる。バス停を下りて、登り始め、後を振りかえると早雲地獄のガレ場の左手に早雲山がやっと見える程度の視界だ。別荘地の横の道を30分以上歩いたのち、やっと本当の山道となる。雨がパラパラと降ってきて、折りたたみ傘を取り出す。タケニグサ、ネム、ヤマユリ、ホタルブクロ、オカトラノオなどの低山植物が咲いている。鞍部は小さい広場になっており、一休みする。二日酔いのためか、コースタイムをかなり越えている。そのあとは、少し植生に変化が生じ、ウツボグサ、チダケザシ、ミヤマシシウド、ヤマホトトギス、オオバギボウシ、アカバナシモツケ、バイケイソウ、フジアザミ(葉だけ)などが咲いている。時々開ける近くの山を見ながら明神ヶ岳に着く。




明神ヶ岳頂上



少し風があるが、シャツ一枚でちょうど心地よい程度。ガスが出始め、早雲山も見えなくなる。反対側の相模湾は見えるものの、丹沢方面はだめ。東京駅で買ってきた弁当を食べるが、うまくないので、お茶で流し込む。中高年の単独おばさんがやってきたが、会釈をしただけで、寒いのか上着を増やして、草むらの中に潜り込み、食事を始めた。山岳マラソンをしているような風情の若者がやってきたが、ちょっと食べただけで、すぐに金時山の方へ出かけていった。

下り始めると、どこが頂上かが判然としないなだらかな明星ヶ岳が眼下に広がり、その先の白銀山方面の稜線が見える。やがて、ようやく二子山が顔を出したが、その右側の神山などは相変わらず雲の中だ。鞍部を越えて明星ヶ岳へと進む。ノウルシ、ハギ、ツリガネニンジン、シモツケなどが出てくる。相変わらずミヤマシシウド、ウツボグサが多い。宮城野橋への分岐を通り過ぎてしばらく行くと、明星ヶ岳の標識があり、鳥居のさきに御嶽大神と書かれた大きな石が祀ってある。晴れていても展望のない頂上だ。



明星ヶ岳が眼下に



分岐点まで戻り、あとは淡々とくだるだけ。途中、8月16日に行われるという大文字焼きのために、枯れた篠竹が積み重ねてある所があった。国道に下り立つと、バスが通り過ぎた所だったが、湯本行きだった。酒屋があったので入ってみたが、ビールが十分冷えていなかったのでやめにした。



トップページへ      地域別索引へ      関東索引へ       年次別索引へ