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9. 1. 26  
地獄谷・黒岩尾根・ハーブ園

霊仙山と2月の山行の合間に、六甲登山では恒例になりつつあるS氏とのハイキングにでかける。行っていないコースを塗りつぶす行事の一環として、地蔵谷を登り、黒岩尾根を降りるコースとする。


同行: S氏


コースタイ

825 三ノ宮駅、1003 地蔵谷出合、1132 黒岩尾根、1200-55 掬星台、1347 606峰、1427 生田川、1514-27 ハーブ園上、1555 展望公園、1640 三ノ宮駅

新神戸、布引、市ヶ原という馴染みになってきた道を辿る。天狗道の分岐辺りで、黒岩尾根が見えてくる。地蔵谷出合に着き、そのまま谷を登っていく。うっすらと雪が残っているが、誰も歩いた形跡はない。細々とした沢に沿った道は決してマイナーなものでなく、随分と歩きこまれている。次々と現れる堰堤がなければ、今の季節でも十分沢歩きができるのにと惜しまれる。今も、まだ税金が余っているらしく、新しいダム工事のための作業が行われている。そのうち、ピラミッドのような宏大な砂防ダムが出てくる。高さが18mあるらしいが、このようなチョロチョロ川に不釣り合い。このようなものも、必要性があるから作っているのだろうが。



壮大なダム


やがて、天狗道への道と黒岩尾根への分岐点に出る。今日はアドベンチャールートを歩くつもりだが、右折してよく通る天狗道に出ておく。出た所は気持ちのよい場所だったが、昼食には少し早いので、すぐに引き返し、アドベンチャールートを歩く。名前はかなり大げさだ。何ヶ所かに太い鎖まであるが、掴みたい気になる人がいるのかなという程度の坂である。天狗道・黒岩尾根間は20分程度。摩耶山をめざして歩いていくと、展望が開け、全く思いもしなかった方向に、天上寺やオテル・ド・摩耶が見えて驚いた。地図を見ると別に不思議でもなく、めざす摩耶山と摩耶別山がちょうど反対方向に位置していた。掬星台の休憩舎では、数グループのハイカーと出会う。丁度、昼食時なので、自然と集まってきたらしい。

かなり冷えてきたので、上着や手袋をつけながら、初めての試みであるパスタの昼食を作る。バーナーの温度が徐々に下がるためか、火勢が弱く、なかなか水分がなくならない。我慢できずに、煮詰まるのを待たずに、スープとして食べ始める。手弁当の昼食をすぐに済ませてしまったS氏には、寒い中、かなり待たせてしまい、気の毒だった。

食後は、同じ道を戻り、黒岩尾根を下る。女性の単独ハイカーとすれ違う。掬星台以外で、この日見かけた唯一のハイカーだ。25000地形図には点線がないが、ここも立派な道になっており、メージャールートの一つと言える。いくつかのピークがあり、下り一方でないのがよい。ときどき、摩耶山や鈴蘭台の方が見える。そのうち須磨・明石方面が見える。生田川に出る少し前で、再びダム工事のケーブルと出会う。コンクリートを載せた容器が行き来しており、監視員がいたので、どこから運んでいるのかと聞くと、森林公園からと言う。山中にどのような方法でダムなどを造るのかと不思議だったが、これなら道がなくてもできる訳だ。



コンクリート運搬用のロープウェイ


生田川に降り立った所からそのまま帰ると普通だが、ハーブ園の横の山道を抜けて、ドライブウェイに降り立つ道を歩くことにする。桜茶屋まで戻らずに天狗道の方へ登り、途中でハープ園へと足を進める。この道も初めてだが、天空散歩道といった雰囲気でなかなかよい。とくに高圧電線の下付近からは、右手にハーブ園と須磨の山、左手に学校林道がよく見える。

ハーブ園につくと、営業中らしいがさすがに閑散としている。中には入らずに東側につけられたハイキングコースを辿る。左手に苧川の谷が切れ込んでおり、意外な光景だった。風の丘にでる寸前に左手に登っていく道があった。なんのサインもなかったが、登っていくと「布引・新神戸へ(急傾斜あり、注意)」という標識がでてきた。その急傾斜を下っていくと、前から気になっていた梯子の所で、ドライブウェイに出た。



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