トップページへ      地域別索引へ     近畿索引へ      年次別索引へ


2008. 11.
26  赤目四十八滝 

姉から近鉄の切符をもらい、遠くに行こうと計画。鶴橋まで来て、切符を忘れたことに気がつく間抜けさだったが、予定を変えずに赤目口へ。

同行: 女房殿

コースタイ

1030 赤目滝入口(サンショウウオセンター)、1120 百畳岩、1200-40 岩窟滝、1300 出合、1400-05 落合、1435 香落渓(カオチダニ)紅葉谷、1504-1550 落合


満員のバスを赤目滝BSで下車し、土産物店で例によってグズグズする。サンショウウオを見たあと、滝川に沿って遡る。滝川はその後、宇陀川、名張川(月ヶ瀬を通る)、木津川と名前を変え、最後は淀川となる。不動滝、千手滝、布曳滝、陰陽滝、荷担滝、琵琶滝などそれぞれスケールは大きくないものの、個性に富んだ滝の連続を楽しみながら歩く。紅葉は盛りを過ぎていたらしく、もう一つだった。七色岩という大して大きくない岩に、アカギ、ウメモドキ、松、桜、ツツジ、楓、樅の7種の木が自生しているのが珍しかった。赤目谷にただ1本自生しているというカツラは樹齢300年の大木で、見事。最後の岩窟滝の手前にベンチがあったので、昼食にする。バーナーを持って行ったので、寒いときに暖かいスープが飲めて、Yも喜んでいた。向かいに座っていた長崎から松坂の子供の所に来ているという85才の元気な老人にもお裾分けする。さすがにかなり冷える。早々に立ち上がり、岩窟滝をすぎると大勢の人が日だまりで食事をしていた。どこがよいかをよく知っている人達らしい。



渓谷沿いの遊歩道


陰陽滝


琵琶滝

その後は、人影が急激に少なくなり、出合まで数人と出会っただけ。高巻きなどもなくなり、ゆったりとした道となる。途中で出会った夫婦が落合から来たというので、その様子を聞く。紅葉谷はきれいだったと言っていたので、落合までYを連れて行くのに、少し口実ができる。車道のある出合にはかなりのグループがたむろしていた。バスは運行していないので、車で来た人達なのだろう。出合のあとは、それこそ誰にも出会わなかった。

落合から名張に行くバスが通行止めのため、無料の代行バスがでており、曽爾横輪で乗り継いで名張に出る仕組みになっている。名張への連絡のよいバスは1620発であり、2時間以上ある。バス停はすでに日陰になっており、とてもそれまで時間がつぶせそうにない。まずは香落渓の入口まで行ってみる。大きな岩が道の両側にあり、Yは大いに感心している。紅葉谷も、四十八滝よりは彩りがよいが、盛りの時期はすでに過ぎている。何台かの車が行き来しているが、停まってくれる奇特な人はいない。香落渓は青蓮寺川の一部であるが、これも宇陀川と合流したあと名張川となる。源は高見山の近くの高見山地である。淀川の一つの源流が高見山とは思いもしなかった。

バス停に戻り、バーナーで熱いお茶を沸かして過ごしていると、最終一つ前のバスが来た。寒いので乗せてくれと頼むと、どうせ名張行は次のバスしか連絡しないが、構わないと言ってくれる。曽爾横輪まで一往復半して、連絡している名張行に乗換えた。その間、無料のバスなのに、曽爾高原、鎧岳や曽爾村の歴史など周辺のガイドまでして貰った。曽爾高原のすぐ東は、昔行ったことのある美杉村である。名張で降りるときに落合からというと、落合=名張間の値段だけを請求され、横輪からの料金よりかなり安い料金だったのには驚いた。落合=横輪間の1.5往復分はもちろん無料だ。名張の町中を少し歩いてから、急行までの時間で夕食をとった。


  
 トップページへ      地域別索引へ     近畿索引へ      年次別索引へ