2008. 4. 2 五助山
S氏と一年ぶりの同行。登りは、縦走路に「熟練者向きのコースで、迷いやすく危険です」という案内板がある五助山コースを、下りには、前回女房殿と一緒に下ったが、途中で紅葉谷へショートカットしてしまい、最後まで歩かなかった油槽谷尾根を計画した。可能ならば、魚屋道を使って、もう一度山越えするのも面白いと考えたが、これは実現しなかった。
同行: S氏
コースタイム
731 赤塚橋BS、744 登山道、752 住吉台からの道、801 石切道分岐、806 五助ダム下、819 ロープの所で尾根に取り付く、823 尾根に出る、838 小ピーク、855-907 五助山(637)、1000 縦走路、1013 極楽茶屋、1040 ロープウェイをくぐる、1054 湯槽谷分岐、1106-1155 湯槽谷山(801)、1212 灰形山(619)、1236 落葉山(533)、1305 有馬温泉
渦森橋の手前の赤塚橋でバスを降りて、団地の中を行く。S氏のウォーキングの守備範囲らしく、迷わず五助ダムまで進む。このあと、尾根に登るまでは、多少難しい。案内書を持っていたので、よかったが、予備知識がなければ入口は分からないかもしれない。住吉谷の方に進んで、左手の踏みあとを辿り、ロープを見つければ、あとは問題ない。黄色のテープも数ヶ所あった。部分的に、ふくらはぎが痛くなるくらいの勾配が続く。かかとが痛くなるほどではない。
山道は、ツバキが満開で、アセビが花をつけはじめている。ハンノキのような花が垂れ下がっている木もある。誰にも会わないので、朝早い登山も静かでいいなとS氏は言っている。縦走路に出る10分ほど手前で、凌雲台がはじめて見え、手前の斜面にツバキとアセビが一面に咲いている。先に歩いていたS氏が見えなくなり、少しペースを上げて追いかけたが、見あたらない。岩に出た所で立ち止まって、大声を上げてみると、下の方から返事が返ってきた。知らない間に追い抜いたらしい。山道でなく、藪をこぎながら上がってきた。
上述の注意書きのある縦走路にでて、極楽茶屋に進む。よい休憩所であるが、まだ昼食には早いので、そのまま湯槽谷尾根に向かう。湯槽谷への分岐の所で、地図を広げて、検討中の中高年グループがいた。この日出あった唯一のハイカーである。湯槽谷山に着いたと思われたが、標識もないので通り過ぎ、前方が見渡せる所まで行く。やはり、通り過ぎたピークより高い地点はないなと引き返す。見回すと、やはり木の上に標識が架かっていた。腰を下ろして、昼食とする。5g残っていたガスを使うためにバーナーを持ってきたので、みそ汁とコーヒーを作る。それでも余った。
山道を整備するために電気ノコを使いながら作業員が登ってきた。湯槽谷山から、灰形山、落葉山を経て、温泉街までは1時間ちょっとであった。落葉山*)の上には妙見寺の建物があり、遠くから見ると中国の風景のようであった。温泉街に出ると、もう一度登り返すよりは、温泉に入ってビールを飲む方がいいなということに落ち着いた。
湯槽谷山を振りかえる
*)25000には、もう少し西の526mが落葉山となっている。妙見寺の手前に、「ここは落葉山、標高509m」という手書きの立札があったが、これはあやしい。妙見寺がある所は25000には533mとなっている。