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2008. 2. 23
  岩戸山


東京での同窓会が16時からというので、早めに出てどこかに寄れないかと算段する。富士の展望台として有名な十国峠と岩戸山を組み合わせる。できれば頼朝ゆかりの伊豆山神社まで行きたかったが、最後をバスに乗らなければならないので、時間に間に合わないかもしれないという不安がある。徒歩だけで駅に着けるようなコースとした。


同行: 単独

  

コースタイ

1105 十国峠登り口、1111-1115 十国峠(日金山;771)、1130 東光寺、1134 土沢分岐、1154-1201 岩戸山(734)、1230 笹の広場、1300 土沢十字路、1345 熱海駅

来宮神社で樹齢2000年という楠を見る。2000年の真偽はともかく、立派な木である。少し遅れてきたバスに乗り、熱海梅園のそばを通り過ぎて、高度をあげ、十国峠に向かう。25000には登山道が書いてあったが、ロープウェイ会社の策略らしく、歩く道はありませんという。不本意だが、ロープウェイで上がる。非常に風が強い。天気は悪くないが、霞んでいるため、富士、愛鷹、天城は見えない。新幹線から、富士山がかすかに見えている程度だったので、期待はしていなかった。相模湾さえほとんど見えない。少しだけ白くなっている神山と駒ヶ岳がうっすらと見えており、岩戸山と玄岳方面が見えている位である。十国峠の登り口にはレストランがあることは知っていたが、折角だから自然の中で食べようと、熱海駅で「はんなり稲荷」なるものを買ってきた。展望のない展望台で食べる気にもならず、すぐに岩戸山に向かう。



十国峠から岩戸山



しかし、あまりの風の強さと、笹が乱舞しているので、ゆっくり腰を落ち着けて食事をしたくなる所がない。しかたなく歩きながら食べる。稲荷寿司でなければ、そうはいかなかった。日陰にはかなりの雪が残っており、革靴が汚れてしまう。岩戸山の頂上でも事態は一向に改善されず、ほうほうの体で南側の整備された階段道を下る。

これは25000には出ていない。これが土沢の方への道につながると思っていたのであるが、この先通行止との標識が出てきた。広々とした草原なので少し下ってみたが、カットされた笹の茎が靴に突き刺すので、このまま下るのは大変だと観念し、もとに戻る。通行止めにするなら、頂上からの立派な階段は何なのだと言いたくなる。頂上で止めてくれるのが親切というものだ。結局、三角形の二辺以上を歩いて、分岐点に戻り、さらに戻って、笹の広場から土沢への道に入る。これは石仏の道というので、まあ悪くないなと考える。しかし、石仏そのものはそれほど雰囲気のあるものでもなく、ただの丁石のような存在である。土沢の集落に出てからは舗装道路となる。熱海ゴルフ場のすぐ上には岩戸山から下りてくる山道の印が25000にあるが、そこには、古びた看板が今でもあり、岩戸山まで1:20とのかすれた文字が読み取れた。前に2度来ているMOA美術館を再訪してもよかったが、1時間もないのでやめておく。熱海駅を予定より1時間近く早い汽車に乗れた。小田原で途中下車して、翌日の登山用のかまぼこを購入し、新幹線で東京に出る。早く着いたので、開会までの時間がたっぷりあり、同窓生と旧交を温めるのに使えてよかった。





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