2007. 04. 05 石楠花山(旧摩耶道・シェール道・マムシ谷・黄蓮谷・布引谷)
そのうち六甲の登山道を全部歩こうと考え始めた。登山地図を赤線で塗りつぶし始める。その一環として旧摩耶道を歩く。
同行: 単独
コースタイム
915 阪急春日野道駅、945 雷声寺、1000 ピーク、1026 右より青谷道、1042 行者茶屋跡、1045 不動の滝、1110 森林浴コースが右より合流、1120 天上寺跡、1132 奥の院跡、1136 摩耶山(702)、1140-1210 掬星台、1230 徳川道へ、1245 穂高湖堰堤、シェール道へ、1302 マムシ谷へ入る、1307 黄蓮谷への道分岐、1316 獺池で車道へ、1323 石楠花山へ、1326 炭ヶ谷が右へ、1336-1346 石楠花山(652)、1400 車道を横切り黄蓮谷へ、1408-1412 右手の谷へ急降下、1417 獺池への道を左へ分ける、1418 徳川道へ出て右へ、1425 八州嶺堰堤、1428 トゥエンティクロスへ、1449 分水嶺越林道が右へ分かれる、1455 洞川湖への道が右へ、1503 黒岩尾根が左へ、1505 地獄谷が左へ、1508 天狗道が左へ、1518-1525 市ヶ原、1542 ハーブ園風の丘、1600 神戸第一高校、1623 春日野道駅
春日野道から始めて歩く。間違わずに香字橋、雷声寺へと足を進める。サクラが丁度満開である。ここには、海員慰霊碑、石畳に地震の爪痕、猪の掘り起こしがあって、いかにも神戸らしい。旧摩耶道は大変気持ちのよい道である。モチツツジの花がチラホラ。小鳥の声が時たま聞こえ、林の相も、道もよい。ヤブツバキがあちこちに見られる。猫が前の方を歩いているので驚く。青谷道と出会ってすぐに摩耶山の鉄塔が見えるが、かなり高くに見える。二度目の青谷道と合流したあとすぐに青谷川と出会う。かなり下の方を流れている。不動の滝のところの家で人の姿を見かけたのに驚いた。
雷声寺のサクラ
やっと登り道になるが、気持ちのよい道であることに変わりはない。すぐに仁王門となり、石畳の道、数百段もあろうかという石の階段となる。階段の最後はなにも見えずに空に飛び出すという感じだった。なんの予備知識もなかったが、上がりきった所は天上寺跡だった。摩耶別山のちかくにある天上寺の前身である。昭和51年に焼失したらしいが、惜しいことをしたものである。眺めもよい。アセビの花を愛でながら、奥の院跡、摩耶山を経て掬星台へ。ここまでで出会った人は3グループの6人。ロープウェイの駅で缶ビールを買って、眺めのよいところに陣取り、昼食とする。黄砂もなく、生駒、金剛もかなりはっきりとしている。
掬星台からの展望
車道を歩いて徳川道へと進む。主な目的は、先日分からなかった新穂高への道を見つけることであるが、結局また穂高湖堰堤にでてしまい、しかたなくシェール道へ向かう。途中にあるかと目を皿のようにしていたが、分からない。癪なのでマムシ谷へ入り、石楠花山に登ることにする。獺池まで登りつづけるが、どこに分水嶺があるのかと、なんとなく釈然としない。獺池で車道に出て、少し歩くと石楠花山、炭ヶ谷への道があった。通行止めにはなっていたが、かなり広い車道であり、登りとは言えないくらいのゆったりとした道を10分少々歩くと頂上になる。標識はなにもないが、展望台が作られている。摩耶山、高雄山、再度山、鍋蓋山、高取山、菊水山、須磨の山々、淡路島とかなりの展望である。高雄山が大きく、再度山がなだらかではなく富士山的なのは意外だった。高取山以西が重なるように見えるのも意外だった。高取山の右手前に菊水山。その右に横尾山が見える。
獺池
石楠花山から高尾山、再度山、鍋蓋山、高取山(奥)、菊水山など
上りのなだらかさに比べ、下りは階段状でしばらくはかなり急であり、山に登ってきたことを実感した。縦走マップでは道路に出てからしばらく車道を歩くとなっているが、実際には道路を横切ってすぐに黄蓮谷へと行くことができたのは嬉しかった。しばらくは両側がかなり急な尾根道を歩く。その後、右手の黄蓮谷へ急降下する。メインストリートという感じの徳川道にでて、トゥエンティクロス経由で帰ることにする。入口で一度橋を渡ったあとは左岸をかなり長く歩く。新緑には少し早いが、広い川原の道を気持ちよく下る。ヤブツバキ何度か川から離れて、巻いて行くので、もう川を渡らないコースになったのかと思い始めた頃、やっとクロスする。しかし全部で4回クロスしただけだった。川沿いの山道を整備しすぎたためであろう。市ヶ原からは車道を通り、ハーブ園にでる。ハーブ園の中から下へ降りる道があったと思ったが、係の人はないという。仕方なく車道を歩くが、途中でやはり細い登山道が上がっていくのに出合った。公園の所から新神戸経由で三宮に出る選択肢もあったが、春日野道に出た。似たようなものであろう。色々なコースを歩いて思ったことは、やはり六甲山系にはなかなか変化に富んでおり、味のある所が多いなということである。
トゥエンティクロス