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2005. 7. 4 吐含山、南山 (韓国、慶州)



慶州(Gyeongju)で開かれた会議の隙間を縫っての登山。定年後なので、若干気楽な行動ができる。やはり、どこかに行きたいと思っている人がいるもので、一緒に歩く。



2005. 7. 4 吐含山(745)


同行: P氏


コースタイ

1515 仏国寺、1600-1620 石窟庵、1704-1712 吐含山(745)、1735-1742 石窟庵、1810 仏国寺

ホテルから仏国寺(Bulguksa)まではバスもあるが、なかなか来ないのでタクシーを拾う。なにしろ、ここのタクシーは割安感がある。タクシーを降りた仏国寺は会議のエクスカーションでまた来るのでスキップし、直接石窟庵(Seokgulam)、吐含山(Tohamsan)を目指す。広い道が山に続いているが、林の中を歩く道もあったので、そちらを選ぶ。前を歩いていた単独の中年女性と抜きつ抜かれつになる。この下には水があると教えてくれる。とくに必要もなかったので寄らなかったが、多分有名な銘水なのであろう。ちょうど道を整備している所で、所々ぬかるんでいるが、気持ちよく歩ける。

石窟庵の有名な釈迦如来座像はガラス越しなのが残念だが、さすがに品位に満ちている。周りの仏像もよく分からなかった。日本が占領時代に手入れをしたのだが、その方法が間違っていて、カビが生えはじめガラスに入れねばならなくなったとか。ここまでは車も入れるので大勢の観光客がいる。

山頂への道は誰にも会わないが、しっかりとした道ができて、標識もある。年々手入れがされているという感じである。頂上近くになると、曇り空がだんだん明るくなってきて、日が射すまでになった。花も少し咲いており、トンボが群れをなして飛んでいる。頂上にはさきほどの女性が座っていた。普門湖の方角を教えてもらうなど、会話にならない会話をなにかと交わす。頂上の大きな碑も2004年に建てられたものである。




真新しい標識 
 

吐含山頂上で憩う中年女性



帰りは石窟庵からシャトルバスに乗ろうかと少し様子見をしたが、20分待たねばならないことが分かり、歩くことにする。BSが分からなかったが、タクシーを降りた所からかなり下ったところにあり、件の女性がまたすぐ後から追いついて来て、教えてくれたので分かった。バス停についたらすぐに発車するタイミングのよさだった。山道の整備が進んだのはごく最近のようであるが、史跡の発掘や修復をする余裕も1970年代になってやっと出てきたようである。新羅の首都であった慶州そのものが歴史のなかで再注目されるようになったのは、滅亡して1000年以上たった1970年代というから驚く。




(番外)普門湖の夕景 



(番外)慶州千軍里三重石塔 







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