トップページへ 地域別索引へ 外国索引へ オセアニア索引へ 年次別索引へ
2003. 11. 05 Daintree National Park
Cairnsでの会議が終わり、少し北の方へドライブしないかと誘われた。熱帯雨林の中を歩きたかったので、喜んで加えてもらう。
同行: Y氏、N嬢
コースタイム
900 Cairns International Hotel、1040 Daintree trailhead、1150-1210 Wurumbu
Creek、1240 Trailhead、1310-1400 Port Douglas、1450-1520 Baron fall、1610-1705 Flecker
Botanical Garden
熱帯雨林を体験できるのならどこでもよく、少し歩くことができればさらによい。同行の2人も歩くことには賛成というので、まずDaintree National
Parkに向かう。National Parkに入っていく道路をAborigineの人たちが歩いているのを見かける。実際に生活している人を見るのは始めての経験だ。車道の行き止まりに、2時間ほどのコースがあると説明があったので、そこを歩くことにする。
高い木ももちろんあるが、空が見えなくなるほどの密度ではない。木の上部に鳥の巣のような大きな寄生樹のある樹、木の根元が薄く広がっているOak、木の幹から多くの木の実が突き出しているものなど熱帯らしい雰囲気がある。タイの北部で歩いたときと似た感じである。花がないなと言っていたら、オレンジ色の花が一杯落ちているところが出てきた。しかしどこに花があるのか分からない。双眼鏡でやっとかなり高いところに咲いているのが確認できた。そして鳥の声が聞こえないなと言っていたら、また声が聞こえてきて、姿も見せてくれた。小さな鳥であった。少し視界が開けた所からManjal
Dimbiという山が望めた。アボリジニの伝説にある悪霊を抑えつける善良な山という意味だとの説明があった。
Manjal Dimbi (= Mount Demi)
Black Beanという大きな樹のところにやってきて説明を読んでいたら、そこにある道標を見落としてしまい、20分ほどの道草をすることになってしまう。おかげでかなり変わった竹の一種や、茎に一面の鋭い棘がついた草などを見るといった新しい経験ができた。帰りの道で、ダチョウを小さくしたような鳥(Scrub
turkey、ツカツクリ?)が盛んに土の中から餌を掘り出しているのに出会う。かなり近づいても平気で掘っている。Trailheadに戻るとMossman
Riverの水たまりで泳いでいる人がおり、のどかな気分になる。
熱帯雨林の樹
Port Douglas で昼食したあと、観光スポットであるKurandaに立ち寄る。観光鉄道の駅のすぐ上に駐車場があり、そこから展望台まで降りられるようになっている。ところがその道はぐるぐると回り道をして、下ったり登ったりと10分も歩く仕組みになっている。その間、熱帯雨林を経験できるような仕組みになっているのである。初めてお目にかかる鳥(Australian
kookaburra、ワライセミ)をすぐそばで見ることができた。滝そのものは水量が少ないものの、もし多ければかなり立派なものであろう。