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01. 1. 26  
大文字山

この日は09:20から会議がスタートなので、大文字まで登ってみる。以前にY氏と登り、大の字まで行ったが、頂上まで行けなかった。銀閣寺までタクシーで行き、そこから歩き始める。


同行: 単独


コースタイ

0720 銀閣寺、0742-45 大文字の中心、0800 大文字山(466)、0804 四差路、0820 俊寛碑、0833 瑞光院、0840 霊鑑寺、0842 白河通り

大の字の交差点まで来て展望が開け、気分よく京の町を見下ろしていると、出発時点から少し後をついて来ていた若い女性が追い越していった。頂上まではなだらかな道ではかどる。老人に追いつき「お元気ですね」と声をかけると、「イヤー、青息吐息で登ってますワ」と笑う。例の女性にまた追いつき、道を聞くが、大文字山のことはよく知っているものの如意ヶ岳のことは知らないという。30分で往復できればなんとか会議に間に合うので、行けるところまで行こうと、頂上を素通りして東に向う。雪の量も多くなり、これは如意ヶ岳は無理かと思ったところで分岐点に来る。いくつかの名前が書いてあったが、ただ一つ分ったのが鹿ヶ谷(シシガタニ)という京都の地名だった。そちらに下ることにする。いい杖を見つけたと思ったときにはすでに雪も少なくなる。深山幽谷といった感じの沢筋の気持ちのよい道である。俊寛の碑のある近くには小さな滝があったが、「岩ばしる垂水の上の早蕨の」の句はここで作られたのではないかという気がするくらいピッタリの滝だった。やがて深山の趣がなくなったかなと思う間もなく瑞光院という小さな寺に出て、町に入る。たったの1時間20分でこれだけのことが楽しめるのはなんという幸せであろう。歩いて帰るには時間がなくなったので、通りでタクシーをつかまえる。




大文字山から京都市内の展望
(緑地は手前から吉田山、京都御所、雙ヶ岡)






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