2000. 11. 26 両神山
金、月、火と東京で仕事があり、土曜にRの婚約者の両親と会食。別れた後、本郷で着替えをして、池袋より西武で秩父へ。女房殿が財布を忘れて来たのに気付き、Aの財布も軽かったので、秩父に着くなりカードが使えるかどうかを確かめてから小鹿野の宿に向う。女房殿がそのまま仙台に帰るので新幹線代も残さないといけない。多少個性のある夕食で、イワナの骨酒などを出して貰う。2000円を余分に出すと、弁当を作ってもらえ、早朝に宿の車に乗せてもらって登山口まで送るというシステムが発足したというので、予約をする。第1号の利用者とか。二人分だと多少払いすぎの感もある。
同行: 女房殿
コースタイム
0735 両神山荘、0810 七滝沢コース分岐、0915 八海山、1002-1020 清滝小屋、1025 七滝沢コース分岐、1050 両神神社、1010-1145 両神山(1723)、1225 清滝小屋、1340 両神山荘、1400 日向大谷口BS
午後からは雨という予報だったのに、朝食中のテレビでは降水確率が一日中0%とのことでうれしい誤算。はじめは大した登りでなかったので女房殿も快調に歩く。モミジが最高潮だ。八海山のあと清滝まで800mという辺りから女房殿がアゴを出し始める。やっとのことで清滝小屋につくが、もうそれ以上は登らないと言う。所持金などの配分を済ませ、1430のバスに乗ると言う女房殿と別れる。
モミジが暗い谷に映える |
背後の岩峰は分からない |
かなり上の尾根筋を下山していた中高年のおばさんが落とした10 cmほどの石に直撃されたが、たいしたことなくてよかった。尾根に出ると地主が縄を張りめぐらせて、登山者を締め出している。あまり気分がよくないが、なにか複雑な事情があるのであろう。だんだんと眺望が開けてきて期待が高まる中、頂上に着く。途中で追い抜いていった若者のほか2グループがいた。最高点に陣取り、コピーをしてきた佐古清隆氏の山岳展望をもとに同定作業をする。時間をとらずにすべてが解決するが、自分で考える楽しみがなくなるのは面白くない。参考文献を見ないで、かすかに見える甲斐駒などを見つけたりするとどんなに嬉しいことかと思うと、これからは持参するのを止めようかとさえ思うくらい。城峰山、笠山、二子山、武甲山、大持山、奥秩父、富士山、甲斐駒、八ヶ岳、御座山(オグラヤマ)、蓼科山、槍穂高あたりまでの北アルプス、その後は霞んで、浅間山がまた見えるという豪華な展望を堪能する。北側は見えなかった。
(頂上で撮ったパノラマ写真があるはずだが、見あたらないのでそのうちアップしたい)
女房殿に追いつくために急いで下りる。七滝沢コースにも食指が動いたが、時間の見当がつかないので止める。七滝沢を越えるところで、石を落とした中高年グループに追いついた。BSに30分の余裕をもって着いたが、女房殿の姿はなく。ヒッチハイクをしたのかと想像する。小鹿野から秩父までのバスからも両神山のゴツゴツしたシルエットが見えて、何度も振り返る。秩父神社の所で下車して、神社を参拝後、武甲が覆いかぶさる町を秩父観音霊場の一つである慈眼寺まで歩く。西武秩父に着くと、ちょうど急行がでるところ。バスで同じだった人たちも同じ電車だったので実にタイミングがよかった。電車の中ではハイキング帰りの人が多く、知らない人同士がしゃべって楽しげな雰囲気だった。
秩父神社