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1996. 10. 26  男体山・大真名子山


10/24-25と桐生で仕事があり、その帰りに日光に立ち寄る。

  

同行: 単独

コースタイム

0635 日光のペンション、0730 二荒山神社、0752 三合目、0813 四合目、0950-1010 男体山頂上(2485b)、1110 四合目、1145 二荒山神社、1325 志津峠、1413 2200b地点、1440-1445 大真名子山(2375b)、1545 志津峠、2115 仙台

有名な渋滞を避けて早朝に出たため大したことはないが、いろは坂ではすでに列をなしている。紅葉はそこそこ。昨日に閉山式が行われ、来春まで登山厳禁とのラジオ放送を聞いて、これはまずいと思ったが、志津越えからでなくやはり中禅寺湖から登りたかった。門の脇より簡単に入れたので祟りを恐れながら登る。

3合目まではブナやモミの下にクマザサの繁る気持ちのよい道。風が強く、落ち葉が乱舞。その後は中禅寺湖を見下ろしながら、砂防工事で痛めつけられた道を登る。曇り空なので紅葉も映えない。天気は悪いが眺望はかなりよい。明智平の右に筑波山がくっきりと見える。5合目あたりで前を行く5人組に追いつき、不届きものは一人だけでないとホッとする。9合目あたりで下山中の単独の老婦人など、結局その後も合わせると2-30人には出会った。7合目付近から今回も行きそびれた皇海山が識別できるようになる。徐々に風が強くなり、頂上付近の隠れるところがないところでは、吹き飛ばされそう。頂上直下で白根山の頂上が雲に隠れ残念だった。

頂上からは、中禅寺湖の社山、黒桧山の向こうに袈裟丸、庚申、皇海、宿堂坊、錫ヶ岳から奧白根への山々、後には太郎、大真名子、女峰が間近に聳え、嬉しい。地図を忘れる大ぼけをしたのと風がきつく、ときに小雪が混じるので、詳しいところまでは詮索せずに下りる。1210mの高低差を上り140分(520 m/h)、下り95分(760 m/h)で歩いたのはかなりのもので、これまでにない速さだったかもしれない。

湖畔で社山を目の前に見ながら食事をする。午前中に下山したので大真名子も行けたら行こうと、車を走らせる。竜頭の滝の手前で少し渋滞になったが、我慢できる程度。裏男体林道ではすばらしい黄葉した落葉松林を通る。あんなにいた紅葉狩りの人々がここにはいないのがもったいない。いろは坂、中禅寺湖よりはるかによい。志津峠の大真名子山取り付きは笹で覆われており迷ってしまう。元に戻りもう一度出直してやっと分る。ただただ登るだけなので、意気が上がらない。男体山に行き来する雲を見る以外になんの愛想もないが、一箇所だけ2200m地点という小さな標識がある。この後すぐ尾根に出て傾斜もゆるやかになる。徐々に調子が出て、何とか休憩せずに頂上まで行けた。やはり風がきつく、風花が舞っている。志津峠=山頂間の590mの高低差の所要時間は上り75分(470 m/h)、下り60分(590 m/h)で男体山よりかなり遅かった。

志津林道を使って日光に抜けられるかどうか分らないと聞いていたので、引き返す。しかし、日光を通る気がしないので、山王峠から川俣温泉への道を取る。暗くなってはいたが、ここの紅葉はかなりよかった。





日光市内から


 




 




 


K桧山と中禅寺湖




堰堤工事

 






社山、黒桧山がかなり下になった
奥に袈裟丸山、皇海山、右端遠くに浅間山

 








 


温泉ヶ岳方面



太郎山

 


小真名子、大真名子、帝釈、女峰





 







 







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