トップページへ      地域別索引へ      東北索引へ       年次別索引へ


1996. 08. 13  和賀岳


久しぶりの連日登山であるが、7月の尾瀬で2日目に少し歩き、前日の疲労がなかったので多少の自信になっていた。

  

同行: 単独

コースタイム

0820 行止り、0830 高下登山口、0910 高下岳への三差路、0940-50 和賀川の渡渉地点、1130-45 こけ平、1212-35 和賀岳頂上(1440b)、1345-1405 和賀川渡渉地点、1450 三差路、1522 登山口、1530 駐車地点

道が崩れており登山口(530b)までは入れなかったが、車を止めて10分で登山口だったので助かった。登山カードに記入して登り始める。たいした勾配でないがかなり長く登るので大変だ。三差路近くになってようやくなだらかなブナ林を行くようになる。和賀川への下りが200bあり、帰りが思いやられる。徒渉地点(720b)でゆっくり汗を流してから、また急な上りにかかる。ここは風もなく、展望もなく、ただただ大変な登り。多少気分が悪く、頭がボーとするような感じになる。いい加減、嫌になったところで、やっと空が見えるようになり、しばらくしてお花畑に出る。昨日の真昼岳で見なかったものとして、エゾシオガマ、ネバリノギラン、シラネニンジン、チングルマ、イワイチョウ。同じものとしては、クルマユリ、シロバナトウウチソウ、トウゲブキ、ハクサンボウフウ、ミヤマシャジン、ギボウシ、ハクサンフウロ。一箇所の花の数は真昼よりはるかに多く、花のカーペットといった感じですばらしい。頂上まで行きたくないくらい疲れていたが、すぐそこに聳えているし、もう二度と来る気はしない登りだったのでがんばる。丁度ガスがかかったりして一番大変なときはそれほど暑くなかったのが幸いだった。

和賀岳頂上にもマルバダケブキをはじめとする花は多く、チョウやトンボが飛び回っている。今日は岩手が見えるが姫神は見えない。その左に秋田駒、さらに田沢湖の奥に森吉山が見える。南側はガスの中で真昼などは見えない。秋田から来た人と大体前後して歩いてきたがここでも山の名前などを語り合う。下りは源流まで一気に下り、大休止をとる。頭を洗って冷やし、顔や手も思う存分冷やす。200bの登りは大変ではあったが、1回息をついただけで、予想よりは簡単に上にでることができ、そのまま下ってしまう。花巻で賢治100年祭を見ている女房殿と合流するため、北上西から高速に乗り、待ち合わせのレストランに行く。家にいる娘を中継として打ち合わせをしたためほとんどぴったりと会うことができた。高低差1300bを3.7hで登り(350m/h)、3hで下ったことになる。




コケ平から和賀岳


 


お花畑

 


ハクサンボウフウの先に和賀岳

 


山頂




トップページへ      地域別索引へ      東北索引へ       年次別索引へ