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1996. 07. 07 - 09  尾瀬・燧ヶ岳


半年前より予約をし、日月火と人混みを避けて休暇をとる。春休み、夏休みを除くと初めての経験。女房殿がお金を忘れてきて、ぎりぎりで工面する旅行となった。

同行女房殿、長女



07/07 上田代、尾瀬沼 

  

コースタイム

1320 御池から上田代往復、1500 御池、1520 沼山峠P、1620 尾瀬沼

御池から連絡バスに乗ったが、まさにバスが発車する寸前に1500よりマイカーが解禁になると教えられる。バスを飛び降り、切符の払い戻しを受ける。御池田代より上田代を再訪して1時間半ほどの時間をつぶす。すでにミズバショウをはじめとして色々の花が咲いており、嬉しくなる。上田代寸前で女房殿と娘は引き返す。

御池から沼山まで車で行き、そこから大江湿原に出ると花はまだ盛りとはいえない状態だったが、ショウジョウバカマ、イワカガミ、タテヤマリンドウ、ワタスゲ、リュウキンカ、シナノキンバイ、ズダヤクシュ、コツマトリソウ、それにすこしチングルマ、トキソウなどがそれなりに咲き乱れている。宿は3人で一部屋くれたので助かる。食事は期待以上。豊かになったのだ。ビジターセンターでのスライドショーを見て帰り、早めに寝る。




上田代

 



07/07 燧ヶ岳・尾瀬ヶ原

  

コースタイム

0705 長蔵小屋、0900-05 ミノブチ岳、0920-25 燧ヶ岳(俎ー、2346b)、0940-45 柴安ー(2360b)、1120-35 見晴、1200 竜宮、1320-50 白砂田代、1455 長蔵小屋

一人で雨の中の登山。休まずに歩きに歩く。ぬかるみ、小川、雪道と条件は最低だが、メッタ・蔡君にもらった靴が活躍。長英新道に入るとまもなく残雪の中を歩くことになる。赤ペンキがなければ非常にルートが分りにくいところ。森林限界をでてすぐ小雪渓がある所でリンゴをかじる。サンカヨウが多く、ミヤマキンポウゲ、イチリンソウ、ミネザクラも。すぐミノブチ岳となり、あっという間に俎ー頂上に着く。それまで1人を追い越しただけだったが、頂上ではさすがに3組のパーティーと出会う。登高速度は1665-2346の高低差を300m/hだった。柴安ーも意外に近い。

何も見えないのが残念だった。原の方にいった女房殿と出あえるかもしれないと南西の方向へ飛ばして下る。下りはほとんど赤ナグレ沢の雪渓を下りることになり、ルートファインディングをする心配がない上、膝は楽でいうことない。ショウジョウバカマの若くて元気のよいのがすばらしい色合いを見せ、下で見た伸び切って色あせたのに比べて格段の違い。長蔵小屋から見晴まで4時間15分で歩けた。メガネをぬぐい、第2長蔵小屋のお客を探していたら、目の前を歩く女房殿を見つけホッとする。食事が終わり、原も少し歩いたので帰ろうとしていたところとのこと。こちらは食事をして、後を追いかけるからと、竜宮まで足を伸ばす。

前には至仏、振り返ると燧が雲間に見え隠れする。ミツガシワ、ヤシオツツジ、ネコノメソウのような黄色い花でやなぎのような葉、レンゲツツジ、ヒメシャクナゲ、ハクサンチドリ、マイヅルソウ、ウラジロヨウラク、クルマバムグラなどなど。竜宮の手前の小川が只見川の上流の沼尻川でそれを渡ると群馬県。竜宮よりは一目散に女房殿を追いかける。沼尻川の沢音を右手に聞きながらどんどん人を追い越していく。白砂田代で追いつき、大休止して濡れたものを広げたりする。沼尻休憩所でビールを飲んだ後、沼の北側の道を取ってしまう。数本のカキツバタ。女房殿も勘違いをしていた。浅湖湿原を通れたが大したことはない。沼尻から引き返した娘が待っているからというので急いで帰る。

その後夕食までの間、娘と二人で桧の突出し付近まで散歩。燧岳が沼に映ってなかなかよい。夕食後、2人とも寝始めたので散歩だけと思ってつっかけだけで外にでる。ヤナギランの丘の平野家の墓に参って、その後大江湿原の端まで歩いてしまう。鳥の声以外になにもない静けさ。Tシャツしか着ていなかったので寒くて長居ができず早々に戻ったが、それでも小屋に着くと暗くなっていた。少しビジターセンターで本を見て外に出ると、紫色の夕焼け。




ミノブチ山


 


柴安ーを見上げる


 


柴安ー山頂




見晴の奥に柴安ー・俎ー・ミノブチ岳




霞む至仏山

 


白砂峠





 


リュウキンカとミズバショウ



07/09 小淵沢田代、大江湿原

  

コースタイム

0820 長蔵小屋、0850-0905 展望台往復、0910-20 小淵沢田代、0950 大江湿原、1020 沼山峠P

朝早く起きたので、沼沿いに三平下を少し越えるところまで散歩。長蔵小屋からは柴安嵒が手前のミノブチ岳のうしろにわずかに顔を出すだけだが、歩くにつれて立派に最高峰らしく見えてくる。一箇所少し高くなったところから、沼に映った姿がきれいに見える。

出発はゆっくりでよいので気楽。ゆっくりしている間に女房殿は三平下まで一人で散歩。この日も女房殿に甘えて、小淵沢田代へ寄り道させてもらう。かなり急な上りでとても娘には無理だった。15分もかけて展望台へ往復するが、沼、至仏がやっと見えただけで、燧や景鶴はだめだった。小淵沢田代は広々しており、花は同じようなものばかりだったが、気分は良い。大江湿原への下りも気持ちのよい樹林帯である。湿原から沼山まで一気に30分で登る。




さかさ燧


 


長蔵小屋


 


尾瀬沼俯瞰

 


小淵沢田代





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