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1961. 06. 10 - 12  五竜岳  



山の会のメンバー5人で、八方尾根から唐松小屋経由で五竜岳に登った。初日の悪天候のため、鹿島槍まで行けなかったが、メンバーの滑落も大事に至らず、無事に下山できてよかった。

同行: O氏、S氏、M君、T君

コースタイム

6/10 0800 兎平、0820 黒菱小屋、0945 第1ケルン、1015 第2ケルン、1030 第3ケルン、1200 引き返す、1400 黒菱小屋(1700b)。

6/11 0740 黒菱小屋、0800 第1ケルン、0835 第2ケルン、0845-0900 第3ケルン、0940雪渓でアイゼン装着、1150-1310 唐松小屋(2610b)、1510-1540 五竜小屋、1620-1710 五竜岳(2814b)、1740 五竜小屋。

6/12 0800 五竜小屋、0900 大遠見山(2105b)、1045 遠見小屋、1230 神城駅。


山とスキーの会の有志で計画。初日は雨に風が加わり、第3ケルンの先の大きな雪渓を2つ登ったところで、道が不明になる。風もかなり強くなったので、退却ということで全員の意見が一致。黒菱小屋で泊まらせてもらう。シュラフが濡れてしまったので、フトンまで借用してしまう。

二日目は、これ以上の天候は望めないほどの快晴で、白馬、杓子、鑓がすばらしい。登るにつれて五竜、鹿島槍等々が雄大な姿を見せ始める。しかし最も感動したのは、尾根に出たとき目に飛び込んできた立山と剱の勇姿である。唐松までは、雪を食べすぎたせいか疲れてしまう。唐松岳には登らず、五竜に向かう。五竜頂上もすばらしい眺望に恵まれ、槍から立山、剱、白馬などの景観をほしいままにする。白岳のそばの五竜小屋での食事が終わったのは20:15になっていた。

三日目も霧がかかっているが、時々晴れて鹿島槍、五竜、白馬が美しい。最初の日に停滞してしまったので、鹿島槍を諦めて、遠見尾根を下る。雪渓で十亀氏がスリップしてかなり滑落したが、テラスのような所で止まる。その下はひどい傾斜だったのでよくぞ止まってくれたという感じ。あとはじゃんじゃん飛ばして神城駅に出る。カクネ里の奥にガスの中に見え隠れする鹿島槍はたとえようもなく立派だった。




唐松小屋から剱岳




夕暮れの剱岳




五竜岳


五竜小屋から




五竜頂上で




白馬岳をバックに




白馬鑓、白馬、小蓮華




鹿島槍の右に槍ヶ岳も見える


  

鹿島槍から剣までのパノラマ




五竜岳からの下り




右下に五竜小屋




遠見尾根の雪面




滑落したS氏の無事生還を喜ぶ




鹿島槍とかくね里




神城駅から白馬方面を振り返る




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