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2023. 10. 04  三蔵山、今井岳



朝、起きてみると非常な好天気だったので、ハイキングの予定はなかったが、急に先週に先送りした上佐曽利の山に行くことにした。この日もS氏の都合が悪かったのだが、行ってみると結構大変な所だったので、誘わずに行ったのは正解だった。S氏は歩く点では問題ないのだが、変な所を引き回すのは気が引けるのだ。

 

同行単独

コースタイム

1053 上佐曽利BS、1105-09 溜池横で栗拾い、1134 すみれ墓苑法面、1145 三蔵山取付き、1240-1315 三蔵山(みくらやま)山頂(411b)、1357 すみれ墓苑法面、1408 今井岳取付き、1440 今井岳北峰、1450-55 今井岳山頂(382b)、1525 舗装道路、1535-47 千本口BS

最初からミスが出た。千本口で下車して今井岳から登り始める予定にしていたのだが、うっかりしていて上佐曽利の終点まで行ってしまう。逆コースで歩くことにしたが、どちらかというとこの方がよかったかもしれない。順コースより逆コースの方がよかったのは、長谷小径の通過、今井岳北峰への登り。今井岳南峰へは順コースの方が多少良かったかもしれない。

上佐曽利バス停の近くのダリア園が遠くに見えた。人はたくさんおられたが、花の数はそれほど多い感じではなかった。立ち寄らずに県道を東に進む。柿の実、アキノキリンソウ、ヒガンバナ、ハギ、ススキなどが咲き始めており、秋の気配が濃厚だった。民家の庭にもダリアが栽培されていたが、ここも満開には少し間があるようだった。大きな溜池の手前で登りになるが、栗の木の下に立派な実が落ちていたので、10個ほど拾って土産とする。長谷小径といわれる谷間の中の踏み跡を辿ると中間地点あたりからしっかりした道となる。左手下に小池が見える所だ。最後はすみれ墓苑法面めがけてよじ登る。登りだったからよかったが、法面から下りる時には目印もなく躊躇するかもしれない。法面の上からはスッキリとした三角形の三蔵山が行く手に見え、南側には、城山、大峰山、古宝山、竜王山などの遠くの山々が並んでいる。法面を東に進み、三蔵山への取付きを探すが見当たらない。少し行き過ぎたかなと思ったが、左手の斜面を登り始める。最高点を目指せばよいと楽観していたが、地形図の等高線の混み方から分かるようにかなりの急坂だ。木や岩に掴まらないと登れない。これは大丈夫と思った木がぽっきりと折れたり、岩が剥がれ落ちたりするので気を遣う。藪漕ぎのような所はなかったので、まだましだった。最後になってやっと傾斜が緩み頂上に着く。三角点と2,3の山頂表示板があるだけだった。びっしょりと濡れたシャツを脱ぎ、裸で昼食を食べる。直下のこ岩場から展望が得られるとあったので、少し東側に行ってみたが、少なくとも直下には岩場はなかった。




上佐曽利から今井岳




上佐曽利から三蔵山




ヒガンバナ




すみれ墓園から城山、大峰山、古宝山、竜王山




墓園の法面を三蔵山に向かう




三蔵山山頂



登ってきた道を下るのも気が進まないので、中三蔵、低三蔵を経由するコースも考えたが、それほどの魅力も感じなかったし、知らない所で別の苦労をするのも嫌なので、引き返すことにする。復路はうまくコースに乗ったらしく、数多くのリボンやテープがあった。同じような急坂であることには違いないが、登りに比べてはるかに楽だった。往路でも2,3のテープを見たが、このコースと交差した所だったのだろう。そろそろ墓園の方へ方向転換しないといけないかなと思った頃、あれほどあったテープが突然なくなる。適当に左手に進んで行くと、墓園の法面に出た。朝に取付いた点の少し北側だった。目の前のソーラーパネルの奥に今井岳の二つの峰が横たわっていた。

今井岳の取付きも分かりにくい。法面を直進した地点に下りてきたという記録を見たが、非常に狭い隙間があるだけで、気乗りがしなかったので、少し南側に回り込んでみる。やはり何の目印もないが、入って行きやすい雰囲気の所があった。初めはスッキリしなかったがやがて尾根に乗ったようで、これなら問題なく頂上稜線に出るだろうと安心する。今井岳より10bばかり低い北峰に着くがなにもない。南側の今井岳も標識一つない淋しい山頂だった。南に向かって尾根をまっすぐに下って行く。このコースもリボンなどはなく、三蔵山と大違い。280b辺りまで下りた所で南西方向に進むらしいが、不明瞭だったので推奨コースの東側を下りてしまった。下り立った所から振り返ると、そこに踏み跡があるとは思えない藪だった。道路を西に進むと市民農園があり、水道が目に入ったので、断って中に入り、水を飲み、腕を洗わせてもらう。千本口BSにはバスの時刻の10分ほど前に着いた。



太陽光パネルの先に今井岳




なにもない今井岳山頂




こんな所から道路に出てきた




千本口BS




後日、上佐曽利のダリア園に行った際、萬正寺まで足を延ばした。
途中で振り返ると三蔵山と今井岳がきれいに並んでいた。



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