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2021. 03. 11  屏風川左俣谷B2沢、ナダレ尾山南尾根、中俣谷A2沢・鎌ヶ谷左ルート 



三菱雪稜クラブさんのマップを参考に、屏風川左俣谷、中俣谷、右俣谷界隈を歩いてきた。そのマップに名のある沢でまだ歩いていないのは左俣谷B2沢だけとなった。少し下流の屏風川本谷、広場谷、大蔵谷、鳴川左俣谷などは未踏だが、それらもそのうち訪問するとして、ひとまず屏風川の核心部の踏破を今回で終えることにする。ついでに、名前が付けられていないが、ナダレ尾山南尾根を下ることにした。この尾根の記録は皆無だったが、無事終えることができた。

 

同行T氏

コースタイム

0856 鎌ヶ谷の人家がとぎれた所に駐車、0905-10 天下辻、0925 中俣谷BCDE沢出合、0945 峠の小径入口、0950 う回路へ、0959 登山道に戻る、1004 ナダレ尾山北尾根取付き、1007-15 左俣谷、1029 左俣谷B1沢を見送りB2沢へ、1055 B2沢本谷へ、1122-1202 ナダレ尾山(527b)、1227 南尾根(仮称)の途中で南東方向へ、1238 中俣谷A沢へ、1240 中俣谷A2沢(仮称)へ、1255 東方道へ、1320-27 鎌ヶ谷左ルート入口、1343 右ルート分岐、1346 駐車地点

この領域を大変気に入られたT氏と3度目の同行。T氏の車で大池まで行き、登山口の方へ進むが、適当な駐車場所がない。鎌ヶ谷の方まで行き、人家がとぎれるところに広い場所があったので、そこからスタートする。少し戻ってからいつものコースで、天下辻を過ぎ、静かな谷あいを下って行くと、うしろから10人足らずのトレランのグループが追い抜いて行った。ここは何度も歩いたが、人に会うのは初めてかもしれない。A沢とBCDEF沢の分岐まで来ると、先ほどのグループが下から引き返してきて、ショートカットの道で黒甲東道に登っていった。どこまでかと聞くと、衝原湖までという。新・丹生山系縦走ハイキングと銘打たれたもののコースは神戸電鉄栄駅から大池駅までの23qなので、これを走るのだろう。食料を持っているかどうか分からない程度の持ち物で軽装だが、たいした元気だ。われわれもその道で黒甲東道に登り、時間と体力をセーブコースで下流に進む。

峠の小径を見送り、右岸に渡ってすぐに迂回路の案内となる。それに従って沢に下り、滝を越えて少し下流に進んだ所から上に登り返す。以前に来たときは、登る地点が分からず、左俣出合まで行って、左俣谷を最初から歩くことになったが、それはそれで色々な面でよかった。今回は、ピンクのテープが何本もぶら下がっており、誰でも問題なく登山道に出ることができるようになっていた。ナダレ尾山北尾根の取付き点、切通しを越えて左俣谷に下りる。小川のせせらぎを聞きながら、いつも休憩する所だ。



A沢とB沢の分岐に戻ってきたトレラングループ


 


峠の小径入口


 


右岸へ渡る




迂回路の途中のヘツリ



ここで大日如来へ行く太陽と緑の道を見送り、左俣谷へと足を進める。A沢との分岐、B1沢との分岐を慎重に見ながら、B2沢へと入る。途中で南方向に突き進むと、ナダレ尾北尾根に乗り上げるが、本谷は東に進み、東方道へ出るものなので、その合流点を見逃さないように注意する。先日からYAMAPが使えないので、このような所ではやはり不便だ。幸いT氏のYAMAPにはここの地図が残っているので助かった。案ずるまでもなく、合流点には三菱さんのプレートが架かっていた。A沢との分岐、B1沢との分岐では、以前にはあったはずのプレートが目に入らず、不思議だった。帰りに東方道を使って鎌ヶ谷へ下りたのだが、その時も前に見たB2沢取付点、B1沢取付点のプレートがなかった。意図的に外しているのだろうか。ともあれ、倒木やブッシュが大変との記録がある本谷へと進む。沢らしいしっかりした道がないが、歩くのにはそれほどの苦労はない。やがて、道らしきところに登りついたが、東方道ではない。右手に少し進んでいくと、なんとナダレ尾山の山頂についた。三菱さんの概念図では、沢を詰めずに途中で小さな尾根を乗り越えて水平の道を歩いて東方道に出るようになっているが、われわれは沢を素直に詰めて、ナダレ尾山への登山道に乗り上げたのだった。




B1沢の合流点の上のB2沢


 


B2沢本谷のプレート


 


この程度のバリケードがあっただけ




ナダレ尾山の三角点



昼食をすませ、地形図に書かれた破線に沿って南西方向に下りて行く。すぐに南方向に向きを変えるが、陽光が射しているので、方角を定めやすい。ずいぶんと歩きやすい、遊歩道のような感じだったが、破線が消えるところまでくると、一気に道はなくなった。子の破線はなぜ引かれたのか不思議だ。しばらく、明瞭な尾根の地形を辿り、最後は東南に向きを変えて小沢に出るつもりだったが、予定通りに事が運んだ。2020.01.21に中俣谷A沢を歩いたときに、個人的に命名したA2沢の対面にある名無し沢(地形図に水色の線が書かれていないものには番号を振らなかった)に下り着いたのだ。沢筋を少し下って、中俣谷A沢に出る。正面にA2沢が見えていたが、崖になっていてすぐには下りることができず、下流側に回り込んでからA2沢に入って行く。ここも記録がなにもない。予想通り大した苦労もなく、20分足らずでバイクの轍が深く残る東方道に出る。天下辻まではすぐだが、時間も早いので、この辺りになじみの少ないT氏のために、鎌ヶ谷に回ることにする。

ナダレ尾山への正規の登山道、北側の登山道、左俣谷B2沢、B1沢への降り口、左俣第一尾根への入口、実際には歩けない破線の道を左に見ながら、鎌ヶ谷の入口に着く。そのあとは気分のよい緑の中を下るだけ。工事中だった堰堤も完成し、右ルートへの進入も問題ないようだ。右ルートとの分岐点を過ぎるとすぐに車が見えてきた。かなり遠回りをしたが、重複のないコース取りをしたのは気持ちがよかった。



ナダレ尾山南尾根は遊歩道のよう


 


破線がなくなると分かりにくくなるが、この程度


 


中俣谷A沢でA2沢へ進む



鎌ヶ谷堰堤




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