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2020. 11. 04  仏徳山・朝日山・明星山・喜撰山 



十三石山の4山、小谷山の4山に続き、ピークハントの一環で、今回は5山を狙ったが、時間切れもあり4山にとどまってしまった。しかし、実質8時間、歩数42000というのは近年まれに見る頑張りだった。送電鉄塔も、知らない送電系統ばかりの7基に出会えた。

 

同行単独

コースタイム

0823 京阪宇治、0836 宇治北支線2、0839-42 宇治上神社、0901-03 大吉山展望台、0908-09 仏徳山(大吉山、132b)、0921-25 朝日山(124b)、0932 城陽支線1-1、0947 車道、0957 階段、1008-18 湖南莵道線20、1044-51 明星山(233b)、1129 階段、1140-43 神女(しんにょ)神社、1150-1224 昼食、1314 湖南莵道(とどう)線16、1332 湖南莵道線15、1350 湖南莵道線13、1358 沢、1406 喜撰ダム湖、1420 分岐、1427-30 喜撰洞、1440-45 喜撰山(416b)、1502-07 林道、1536 天ケ瀬森林公園入口、1544 槙尾山展望台、1601 馬の背展望台、 1612 いこいの広場、1622 天ケ瀬ダム、1628 天ケ瀬支線13、1649-1707 槙ノ尾山に挑戦し断念、1727-29 京阪宇治

宇治橋を通り過ぎるとすぐにしっとりとした町並みとなり、源氏物語に関連した石碑などがある。仏徳山の登り口に向かう途中で、予期しなかった宇治北支線2という鉄塔と出会う。あとで地図をよく見ると瀬田川から導水路で引かれてきた水を使った発電所がすぐそばにあった。登り始める前に宇治上神社に立ち寄る。本殿は1060年のもので現存する最古の神社建築であることから世界遺産に登録されている。値打ちはよくわからない。ジグザグの道を登って行くと毎日登山の人とすれ違う。京都の人は少し無愛想で、こちらが挨拶してもそのままという人もおられた。もちろん、話しかけると気持ちよい返事が返ってくることも多い。大吉山展望台にいた人には、餌を与えているのはヤマガラだとか、正面に見える山は六甲山だとか教えてもらった。すぐ下に見える平等院はすぐ分かったが、六甲山は意表を突かれた。仏徳山から朝日山までは同じような標高なので峰伝いかと気楽に考えていたが、かなり下って登った。朝日山でも下界が見下ろせたが、大吉山展望台からのものと大差ない。出発する少し前に夫婦連れが東に向かって下りはじめられたので、同方向かと思ったが、すぐの所で左折して下山して行かれた。この後、夕方駅に着くまで、一人のハイカーにも出会うことがなかった。志津川近くの車道まで緑に囲まれた気持ちのよい道が続く。




宇治の静かな道


 


宇治上神社の本殿(拝殿横から)


 


大吉山展望台から西南西方向
(くずはタワーシティ、六甲山、高槻ローレルスクエア、KBS京都の鉄塔など。手前の高層ビルは
宇治駅前のパークシティ)




大吉山展望台から西北西方向
(久御山JCT、京都競馬場の奥にポンポン山。手前の白いビル群はユニチカ)





仏徳山(大吉山)頂上


 


朝日山頂上の神社境内


 


車道に出て、すぐ志津川に行けば喜撰山に行くには好都合だが、明星山に生きたかったので、長細い逆U字型の道を上に登って行く。Uターンしたのちしばらくすると左手に階段があり、それを登り、関電の巡視路に入って行く。湖南莵道線20の鉄塔が終わっても道ははっきりとしている。いろいろのテープやリボンがあるので、かなりの人が登っておられるらしい。ほとんど問題なく明星山の頂上に着き、一息入れる。下りでは何度か道をはずし、YAMAPと相談しながら修正しながら下る。車道に出たあと、参考にしたブログでは車道を引き返して志津川に出るようになっていたが、町を通らなくとも神女神社に行けそうなので、それこそYAMAPに頼りながらであるが、近道で神社に行った。そろそろ昼食の時間だったが、神社はそれほど落ち着けそうな雰囲気ではなかったので、先に進む。少しして急坂が終わり、尾根に出た所で食事ができそうだったので、腰を下ろす。

食後、淡々と尾根を辿る。湖南莵道線の3つの鉄塔があったが、湖南莵道線16と15の間で、右手に喜撰山が見えた、すっきりした姿を見たのはこの場所だけだった。喜撰山の登り口の少し先から喜撰ダム湖が眺められた。紅葉した木が色を添えていた。




明星山を目指して車道を歩く


 


明星山頂上


 


YAMAPなしでは歩けない路地を通って




神女神社




気持ちのよい尾根道




湖南莵道線16付近の下で工事中




湖南莵道線16と15の間から見た喜撰山


 


 喜撰ダム湖


登山道の入口から喜撰山に向かう。喜撰洞への分岐で右折して洞に向かう。喜撰法師には二首しか歌が残っていないというのに六歌仙の一人であるというのが分からない。どのような所に住んでおられたのか知りたいので、まずはそちらに向かった。簡単かと思っていたが、結構の距離があった。やわらかい表情の像が鎮座しておられたのは小さな洞で、とても人が住めるような所ではなかった。回り込んで稜線に出るとすぐ左手が頂上だった。一息入れてすぐに下山にかかる。

東南尾根を下り、林道に出る。いくつもの道が合流している所だったが、右手の下り道に無意識に入って行った。林道では道迷いすることがないので安心だと独り言を言いながら、念のためYAMAPを開けると、なんと全く違う方向に進んでいた。磁石を見る習慣がなくなってしまったのが間違いの元だった。修正後は何の問題もなく天ケ瀬森林公園に着く。林道に下りてから公園まで30分ほど歩いたが、標高は30b以上登っていた。下山しているという先入観があったので、少し驚いた。公園内は色々と分岐があるので、注意しながら歩き、いくつかの展望台を経て天ケ瀬ダムに下り立つ。公園内は300b以上の下りだった。ダムの管理人が宇治川沿いの道は通行禁止になっていると教えてくれたが、並行して府道が走っているので問題ない。

最後の目的が槙ノ尾山。一つだけ記録があったので、登山口を丁寧に予習しておいた。上りは不明だが、下りが9分というので、入口さえ分かれば楽勝かと考えていた。暗くなり始めていたが、林の中に入るとさらに暗くなり、目が慣れるのに時間がかかった。正面にルートはなさそうなので左手の急な崖をよじ登って行く。かなり危険な感じだったが、上まで行けば見当がつくだろうと無理して登る。少し平坦な所に出たが、その後もかなりの傾斜で、つかまる木のない斜面だったので、あきらめることにする。15b登るのに10分以上かかった。残り80bの登りをこなすのは明るいときでないと無理だろう。道路に出ると暗さは一段と増していた。朝霧橋で振り返ると槙ノ尾山が立派に見えていた。急いで京阪駅に向かう。




喜撰洞




喜撰山頂上




天ケ瀬ダム




朝霧橋から槙ノ尾山




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