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2020. 06. 15  小野アルプス 



以前にYHの会で行った所だが、法事で欠席した。小野アルプスの縦走路には、名前のあるものだけで8つのピーク(最高でも199b)があるが、地理院地図には一つも山名が記載されたおらず、日本山名事典にはわずか紅山の名があるだけだ。今年になって登った新しい山は宝殿山と大野山だけなので、1500山を目指す企画の足しにしたかったが、それはかなわなかった。前もってある程度の企画を作っていたが、朝になって急に行くことにしたのでいくつも手抜かりがあった。


同行単独

コースタイム

0923 神鉄市場駅、0955-1010 ユピカ温泉、1022 高山(127b)、1037 日光峠、1047 前山(136b)、1102 愛宕山(154b)、1112 安場山(157b)、1118 あさぎり山道分岐、1140-1220 アザメ峠(峠の地蔵)、1234 総山(168b)、1240 東入口分岐、1250-53 アンテナ山(172b)、1304 惣山(199b)、1320 きすみの見晴らしの森分岐、1331 紅山取付き、1337-1400 紅山(184b)、1419 古墳分岐、1421 道路、1440-55 女池、1458-1505 男池、1608-15 神鉄小野駅

JR市場駅が最寄り駅だったのに、うっかり神鉄に乗り、余計なロードワークが加わった。暑さも許容範囲かと思っていたが、さすがに街中を歩くと暑い。カメラの電池が入っていないのに気づき、県道のかなり上にある「ゆぴか」という温泉施設に行って聞いてみた。置いてないとのことなので諦めて県道まで下る。しばらくして登山道はゆぴかから始まっているというのに気づき、また上まで引き返す。

そこから小野アルプスの縦走路が始まる。高山の頂上を経由するリフレッシュコースを辿りすぐに頂上に着く。展望が開け、東屋もあるので休憩に適しているが、そのまま通過して先に進む。パノラマコースと合流したあたりにはアジサイが沢山咲いていた。日光峠を経て前山に着く。NTTの中継所の大きな建物が立っており、西側にはこれから辿る愛宕山や安場山が見えている。あさぎり山道の分岐のあと、奇跡のケヤキと名付けられたケヤキがあった。根元から10本程度の枝が分かれていたが、これが本来のケヤキの姿だという。ほとんどのケヤキは周りに影響されてこの樹形を持っていないらしい。たしかに珍しい。長い階段を登るが、時々紅色の岩が目につく。多分紅山のコケと同じ。少し持って帰ろうとしたが、硬くてとても剥がれない。無名の160+bのピークを越えるとアザメ峠までかなりの下りとなる。道路が見えたあたりでかすかな水の流れが見えたのが、縦走路中で唯一の水だった。手を洗う間もなく道に出てしまう。少し南側に行った所にあった「峠の地蔵」の祠で昼食とする。前の道路はかなりの頻度で車が往来していた。




高山



前山のNTT中継所




奇跡のケヤキ



アザメ峠の地蔵尊



その後、総山を経て、アンテナ山に着く直前で南側の展望が開け、山陽自動車道の奥に加古川の流れ、さらには加古川市街が広がっていた。この日は自動車道のすぐそばを歩くことが多く、かなり騒音がうるさかった。一人の男性が昼食中だった最高点の惣山を通り過ぎ、遊歩道のような所まで下りて左に少し進むと紅山への道となる。すぐにお目当ての紅山が迫ってくる。かなりの傾斜ではあるが、岩は凹凸が激しく、しかも硬くて崩れる心配が全くないので、何とかなる。上まで登り切って下を見ると斜面が見えないほどの勾配だった。ここの岩は流紋岩といい本来は非常に脆いが、全体的に珪質であるために硬く、そのために、風化浸食から残されたという。紅色はコケとのことだが、数百ものコケの種類を整理したサイトで調べても出てこなかったので、名前は分からない。



紅山への急斜面



登り切った所から下を見下ろす



あとは気楽な下山。時々右手にアルプスの山も見えるが、大した眺めではない。小さな溜池の所で振り返ると惣山と紅山が並んでいた。女池のほとりで休憩する。紅山の西側の低山が見えていた。休み終えて男池に行くと、そこの茶店にビールがあったので、また腰を下ろす。またJRでなく神鉄で帰ったので、この道が長かった。来住小学校の手前で、総山、アンテナ山、惣山、展望デッキ、紅山がずらりと並んでいるのが見えたのと、大住橋の手前で前山、愛宕山、安場山、P160+が見えたのがせめてもの慰めだった。



小さな池の先に惣山と紅山が



女池の先は紅山の西側の低山




総山、アンテナ山、惣山、展望デッキ、紅山
来住小学校の手前から)




前山、愛宕山、安場山、P160+
大住橋の手前から)





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