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2020. 01. 26  愛宕山・炭屋道・六甲山・七曲り 



一度、自宅から有馬まで全部通して歩きたいと考えていた。有馬からのバスは本数が限られるので、往路に有馬行のバスを使い、有馬から自宅まで歩くことにした。いつもと違う逆方向も色々と面白いかもしれないと期待したが、実際そうだった。


同行単独

コースタイム

0913 有馬駅前BS、0922 温泉寺、0926 湯泉神社、0934 愛宕山(451b)、0955 鳥地獄、1021 有馬稲荷神社近道分岐、1036 炭屋道入口、1050 炭焼き窯跡、1053-1104 紅葉谷、1120 炭屋道入口、1223-1303 六甲山(931b)、1338 土樋割峠分岐、1343 本庄橋跡、1401 住吉方面との分岐、1407 雨ヶ峠、1452-57 風吹岩、1505 新神戸線45、1518 仁川連絡線37、1544 高座滝、1628 自宅

有馬の愛宕山に登ったことがあるかどうかが曖昧だったので今回はっきりさせようと、温泉寺から湯泉神社へ登る。途中の長い石段はあまり記憶がない。神社に参拝後、神社の右手から登っていくと東屋のある頂上に出る。やはり初めての山頂だった。梵字が書かれた石柱があるが、よく紹介されている祠などはない。この愛宕山は25000の地図では「宝塚」に載っているが、箕谷の近くの愛宕山は「有馬」に載っているので、ややこしい。反対側の南に向かって下山する。最近設置されたらしい真新しい鎖が張り巡らされている。途中で分岐を間違ったらしく、梅林を経てまた湯泉神社に戻ってしまった。神主さんに「かんぽの宿」への道を聞いて、本殿の左手の狭い所を通り抜け、階段を登っていくと改修中の「かんぽの宿」の東側に出た。

結構の階段歩きにうんざりしたので、有馬稲荷神社からの急坂を避け、鳥地獄からの一般道で登る。炭屋道の分岐に来たとき、この道を歩いたことがないのに気付き、紅葉谷まで往復することにした。標識には「炭屋道を経て射場山15分」という誤った案内があった。下り一方の道を下りていくと、紅葉谷近くになって炭焼き窯跡があった。説明には「木材を集めやすい山麓部に窯を作り、炭にして軽くなったものを運び上げる方が楽」とあった。それは当然だが、紅葉谷が近いので、そのまま有馬まで運ぶ方がよいのにと思った。後刻、主な消費地が有馬でなく阪神間であることに気が付き納得した。紅葉谷に下り着く。2014年の台風で起きた土砂崩れのため紅葉谷の下部は依然として通行止め。ここから上部は極楽茶屋跡まで歩けるのだが、今回は芦屋に下りるのが目的なのでUターンして、魚屋道に戻る。




湯泉神社(この右手から愛宕山に向かい、
左奥からかんぽの宿に向かう)


 


愛宕山の東屋


 


登山口の鳥地獄




炭屋道入口
(ここを下りても射場山には行かない)



右上の石組みが炭焼き窯跡




炭屋道と紅葉谷の合流点


射場山の取付き近くにある東屋からは正面に湯槽谷山が形よく聳えている。あとはよく知った道を一軒茶屋まで行くが、その途中で最高峰をなんどか目にすることができた。これは下り道では気が付かなかったので、有馬から逆方向で登った値打ちがあった。こちら側から見たときの最高峰が名前にふさわしく甲山の形をしているのが愉快だった。最高峰からは北側の展望がすばらしかった。左端にあるガーデンテラスの鉄塔群の右に、雌岡山、シブレ山、丹上山系、羽束山、大船山、三嶽山などが見えていた。一通り堪能してから、頂上から少し下ったいつもの場所に移り、南側の展望を楽しみながら昼食をとる。二上山、葛城山、金剛山の頭が雲海の上に見えているような感じで、視界はそれほど明瞭ではなかった。西お多福山の鉄塔の先に神戸空港がかすんでいた。この日は雨の予報だったのに、陽が射して暖かくなった。おかげでゆったりできた。




射場山近くの休憩所から湯槽谷山


 


北側からみた最高峰


 


最高峰の電波塔




最高峰山頂




最高峰から西側の丹上山系




最高峰から北側の大船山など




最高峰から東側の大阪湾の先に金剛山系




最高峰から西お多福山の先に神戸空港



七曲りを経て下山を開始するが、これもこの方向は初めて。本庄橋跡の所で少し間違ってリングワンデリングをしてしまった。雨ヶ峠、風吹岩、ロックガーデン、高座滝を経て、自宅まで歩く。ロックガーデンの下りでは、昔と違って非常に慎重になっており、加齢を痛感した。



住吉川を渡ると土樋割峠分岐



本庄橋跡(背後に本庄堰堤)




雨ヶ峠


風吹岩



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