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2019. 12. 10  巻向山 



談山神社近くの音羽山から大峠まで歩いたことがあるが、その先の竜門岳が残っていたので出かける。桜井駅でのバスの乗り継ぎが厳しいことは分かっていたが、2両目に乗るべきところを3両目に乗ったため、通学の学生の大群に阻まれ、思うように走れず、バスが出てしまった。朝早いし、一人なので山の辺の道を全ルートを一気に歩くのもよいなと考え、YAMAPを睨んでいたら巻向山があることに気づき、そちらにする。


同行単独

コースタイム

0809-15 桜井駅、0835-0900 茶臼山古墳、0903-05 宗像神社、0920 外山交差点、0932 朝倉駅北角、0947 朝倉小学校前、0952 連地蔵尊、1007 斜め右へ、1028-35 休憩、1045 ほぼ地理院地図の点線、1113 460b+のピーク、1120 四辻、1142 正規の道に出る、1150 共同アンテナ、1203 山頂への分岐、1205-42 巻向山(567b)、1249 正規の山道、1310 白山(486b)、1330-35 奥不動寺、1340 四辻、1405 往路で登った道に合流、1425 朝倉小学校前、1445-48 大和朝倉駅

時間もあるので、桜井駅の近くの茶臼山古墳に立ち寄る。三輪山と巻向山が並んで見えていた。古墳の上に登ったことがないが、ここではそれができそうに思えた。やはり立ち入り禁止ではなく、わずかの踏み跡もある。ストックを取り出したほどの勾配だがなんとか藪漕ぎをして頂上近くまで行くことができた。最高地点までの藪は一層厳しいものになったので、あきらめて南の方へ下りていく。こちら側の踏み跡はかなりしっかりしていた。宗像神社の先の駐車場からも三輪山と巻向山が並んでいるのが見えた。外山交差点で国道166号と別れ、165号の方へ進む。外山を「とび」と読むのが珍しい。朝倉駅を過ぎると、巻向山が大きくなってくる。朝倉小学校のところで国道と離れるのだが、巻向山登山口といった案内が全くないのが不思議だった。

かなりの規模の墓地に入っていくと、連地蔵尊といういくつものお地蔵さんが並んでおられるところを通り過ぎる。墓地を通り抜けるとすぐに山道に合流する。ヒノキ、スギ、アベマキ、コナラなどの林の中を登っていく。小学校から20分ほどで、右上に登って行ったが、あとで考えると、多分ここでルートをはずしたらしい。そこからさらに20分ほど登ったところで、踏み跡が怪しくなり、YAMAPでチェックするとやはりかなりずれていた。桜井駅から2時間以上歩いていたので、一息入れて、おやつを口に入れる。その後、地理院地図の点線を目指して東の方へ方向転換するが、ほとんど点線に乗ったと思っても、踏み跡は見つからず、東側は切れ落ちているので、そのまま登っていく。道はやはり谷間にあったようだ。そのうち、道に戻るのをあきらめて尾根筋を直登して460b+のピークを目指す。このピークにある岩には紙垂のついたしめ縄があり、三輪神社の領域に入ってきたことを示している。左手に行くと三輪神社だが、まずは行ったことのない巻向山を優先し、帰りに立ち寄ることもあり得るかと考え、四辻へ下りていく。そこには、三輪神社の方へは立ち入り禁止と書いた立て札があり、三輪山に登った時も、三輪山から巻向山方面へ出ることを禁ずる標識があったことを思い出す。帰りに立ち寄るという案は消えた。

四辻から巻向山の頂上に向かうが、四辻に巻向山という表示がないのが、不思議だった。やはり、わけのわからない道で、かなりの苦労を強いられた。大きな岩(ダンノダイラ?)があるところまではなんともなかったが、そのあとは踏み跡が消え、東の方向にあるはずのYAMAPのルートを探してトラバースするが、見つからない。地理院地図にはこの辺りには点線が書かれていないので、分かりにくいのも当然だった。いずれにせよ山頂は高いところにあるからと、登っていく。やがて歩きやすい道に合流して、楽になる。山頂すぐ下にやっと巻向山の名前が書かれた札が架かっていた。そこから山頂はすぐだった。展望もないが、昼食とする。

昼食後、もとの広い林道に戻り、調子よく歩いていくと、山道を見過ごしてしまったことをYAMAPが教えてくれたので引き返す、6分ほどのロスの後、正規の山道に入る。やがて、進行方向は竜王山との表示が出てくる。分岐点で竜王山の方に行かないように気を引き締める。果たして、分岐点にはなんの表示もなかった。ここでもYAMAPが助けになる。下手すると、そのうちGPSなしでは歩けなくなるかもしれない。白山というらしい486bのピークを越える。奥不動寺に参拝したあと、四辻に戻る。黒崎へという標識に導かれ、正しい登山道をたどっていく。ここにはやたらとテープが巻いてあり、間違うことはあり得ない。少し視界が広がるところがあった。倶留尊山、住塚山、P525.3が見えていた。登りの際に間違ったらしいところが分かった。そこで振り返ると、右手にしっかりとした道があり、小さいながらも標識があった。斜め右上に向かうしっかりした踏み跡を追いかけてしまったらしい。その後は何の問題もなく、近鉄朝倉駅まで歩く。




茶臼山古墳から三輪山と巻向山




茶臼山古墳を振り返る




連地蔵尊


 


460b+のピーク




四辻(標識に巻向山の名は出てこない)


 


巻向山山頂


 


巻向山の下で細い山道に分け入る
(右手の広い道に行きすぎた)

 


486bのピーク(白山というらしい)


 


奥不動寺



倶留尊山などの展望

 



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