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2018. 11. 27  石楠花山、双子山 



昭文社の六甲の地図を眺めていて、未踏の山のうちの2つに登ろうと前日に計画した。あとまだ、神鉄有馬線の北側の西鹿見山、ナダレ尾山などの11山、逢山峡の古寺山、蓬莱峡の剣山、芦有道路の北の白水山、森林公園の北の南山、鵯越の高尾山の16程度が残っている。このうち、ある程度興味を引きそうなのは、両鹿見山、ナダレ尾山、古寺山くらいか。


同行単独

コースタイム

1018 森林植物園BS、1028 ヌケ谷方面へ、1040 ヌケ谷、1058-1103 トェンティクロス分岐、1117 黄漣谷へ、1127-32 休憩、1135 谷と別れて尾根に、1146 ドライブウェイ、1159 六甲線21、1210-13 展望台、1216 天狗岩分岐、1224-1310 天狗岩、1318 山道に戻る、1320 石楠花山(652b)、1332 烏帽子岩、1336 炭ヶ谷道分岐、1348-1403 双子山南峰(616b)、1416-26 双子山北峰(590+)、1500 舗装道路、1520 神鉄花山駅

最近は、手抜きハイキングが通例となってきたが、この日も北鈴蘭台から森林植物園までの無料バスに乗る。少しだけドライブウエイを歩いて、ヌケ谷方面への道に入る。両側が切れ落ちた尾根道になっているが、ずいぶん歩かれているようでしっかりした道になっている。正面に見えるのは摩耶山方面だろう。ヌケ谷に下りてからも、黄漣谷に入ってからも何の苦労もない。ヌケ谷も黄漣谷も初めてだが、2017.03.31に桜谷から下りてきたときに通過していて気になっていた。黄漣谷を遡行していて谷が終わったとも思えないのに急に尾根に乗って視界が開けた。黄漣谷西尾根で、右手にまだ谷は続いていたらしい。なだらかな道をたどり、ドライブウェイに出る。ドライブウェイから少し上がったところで、火の用心の標識につられて鉄塔を探しに寄り道したが、何もなかった。登山道に戻って少し登ると六甲線21があった。石楠花山展望台の近くで数人のグループとすれ違う。展望台からは神戸方面の山がぼんやりと見えていた。

展望台のあとで、天狗岩への踏み跡らしきものを見つけ、寄り道する。なんとなく、天狗らしき風貌が見えないのではないかと予想していたが、その通りだった。遠くから見るとそのように見えるのだろう。岩の下は絶壁になっており、展望はすばらしい。左端が南、正面が西、右端が北と180°の広がりを遮るものがない。霞んではいたが、六甲線21鉄塔の右に高雄山、鍋蓋山、菊水山。そのあとは不明瞭すぎるが、丹生山系まで頭を巡らせると一つ一つのピークが分かり、帝釈山がよく目だつ。手前のトロイデ型は丸山で、その左手の小倉台団地の真ん中に広陵中学のグラウンド。これがほぼ真西の方角。ここでゆっくりと昼食をとる。

引き返して石楠花山へ進む。入り口は明瞭ではないが、適当に登っていくと小さな頂上標識があった。メインの道の西側に平行に走る道が烏帽子岩に行くのだろうと、やや不確かな踏み跡をたどる。T字路で左折するとすぐに烏帽子岩に着く。こちらは名前の由来がはっきりと分かった。とくに裏側に回り込むとまさに烏帽子。

元に戻り、十字路になっているところで炭ヶ谷へという道標があった。この未知の道にも気が引かれたが、双子山の方へ足を進める。ここも頂上への踏み跡ははっきりしない。GPSで見当をつけて左手に登っていくと、頂上に出た。小さな手製の標識があった。もう一方の北峰へと足を進めるが、しばらくして北西の尾根を下り始めていることに気づく。東の方へ方向転換するが、なかなか山道に出ない。諦めて、もう一度頂上へと登り返す。先ほど登ってきたのとは違うもうすこしましな踏み跡を下りる。引き返して炭ヶ谷に行くことも考えたが、折角なので双子山の両ピークに登っておこうと北に進む。北峰への道ははっきりしているが、ロープが張られているかなりの急な下りが続く。コルから登り返すといくつもの施設のある北峰だった。そこからの下りも、地図から想像していたように、急な坂が長く続く。10分ほどでやっと2本の足で歩けるようになった。数日前から痛み始めている右足首がひどくなってきたので、一歩ずつ慎重に下る。

高速道路を潜って振り返ると双子山の一つが見えていた。花山駅からは二つのピークが並んでいた。連絡が悪く、有馬で1時間近く待つことになったので、金の湯の足湯で右足の痛みを和らげようとしたが、休みだったので、ビールを飲んで時間をつぶす。これなら谷上からの北神急行で三ノ宮に出た方がよかったと思ったがあとの祭り。




ヌケ谷に近づく

 


生田川沿いの道から石楠花山


 


天狗岩 




天狗岩から丸山や帝釈山




烏帽子岩



花山駅から双子山





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