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2018. 05. 03  逢ヶ山・高尾山



女房殿が孫たちと蔵王に4日間行ったので、留守番。本来なら数泊で鈴鹿の奥座敷か中央アルプス辺りに行きたかったところだったが、歳のせいもあるので自重して近場を歩くことにする。シュラインロードに行った時に左手に未知の領域があることを知ったので、はじめて足を踏み入れる。

 

同行: 単独

コースタイム

0928 神鉄有馬口駅、0934 車止め、0949 風呂ノ谷第三砂防ダム、0957 風呂ノ谷第二砂防ダム、1033-35 尾根にたどり着き南に方向転換、1058 T字路、1101-04 逢ケ山(722)、1130 仏谷峠、1148-1232 高尾山(739)、1250 水無峠、1258-1303 水無山(656)、1322-27 鬼ヶ島(580)、1329-34 アカガシの大樹(マザーツリー)、1358 水無川岸、1411 高架下、1424 有馬口駅

逢山峡の東山橋付近からも逢ケ山に登るコースもあるが、それに比べて有馬口駅を降りてすぐに山道に入ることができるので、風呂ノ谷コースを選んだのは正解だった。蔵王にいる女房殿にハイキングに来ていることを伝える電話をしながら歩いていると、風呂ノ谷第三砂防ダムの近くに来てしまい、ダム近くをよじ登ることになったので、電話を切る。上に出ると立派な踏み跡があり、それへ入る分岐を見過ごしていたらしい。そのあとも立派な山道が続いていて、少し予想外だった。第二砂防ダムを左から越えると沢は二つに分かれる。その中間の尾根を登り、本谷の左岸を登っていく。チゴユリを久しぶりに見る。ヤマツツジやコバノガマズミらしい花が少しだけあった。ジグザグの坂道を登り、東から南方向に方向転換してもまだ急坂が続く。西側はヒノキの植林、東側は雑木林となっている。逢山峡からの道との合流点から逢ケ山の頂上まではすぐだった。広々としており、日差しも見られるようになったので、ここで昼食ということも考えたが、11時と少し早すぎる。スマホで高尾山の山頂の様子をチェックすると、同じような雰囲気だったので、そこまで昼食はお預けとする。




風呂ノ谷第2砂防ダム


 


久しぶりに見たチゴユリ





逢ヶ山山頂


 


ひっそりと三角点が


 


なだらかな気分のよい道を下って行くと、そのあと仏谷峠までの急な下りが待っていた。等高線の込み具合はさほどでもないのに、ジグザグに下りるのではなく、直線的に下りるので、急と感じたのだろう。仏谷峠から高尾山までの登りもそこそこのものだった。

高尾山も十分の広さがあり、適当な椅子として使える倒木もあったので、昼食にピッタリ。先日の仲間の会合のときに誰かがワインのパックを持ってきていたので、一度山で試してみようと買って来た。生ハムとゴーダチーズをつまみに優雅な食前酒というもくろみ。このパックは開封して、グラスに注いで飲むものだったようで、直接飲むのは難しく、しかも開けたあとに再度封をすることができないので、山には向いていない。案の定、置いた所のすわりが悪く、1/5ほどこぼしてしまった。食事を終えた頃、少し寒くなった。もっとゆっくりするつもりだったが、脱いでいた長袖シャツを着こみ、早々に下山にかかる。高尾山からの下りも急だった。適当に木が立っていたので、両手で代わる代わるつかまりながらの苦労となった。まだアルコールが残っていたので、嫌でも慎重になる。六甲保養荘で飲んで社家郷山に行った時は、登りなので問題ではなく、稜線に着いた頃は冷めてきているので、北尾根を下る時にはほとんど大丈夫だった。この日は飲んだ後に下るので、やや危ない。これからやめた方がよい。急坂が緩むと水無峠となる。ひと登りで水無山。松の木が何本か生えていて心和む雰囲気だ。ここでこの日初めて山の姿を目にすることができた。木の間から湯槽谷山、高尾山、逢ケ山、そしてその右手に有馬口付近の町並みがわずかに顔を覗かせていた。そこからごくわずか下った所から、木に邪魔されずに逢ケ山の全容が見え、その右手の山がキスラシ山や高丸山であること、阪神高速の五社IC、さらにその奥に藤原台が見えていることがはっきりした。




高尾山の山頂




水無山の頂上




水無山から少し下った所から逢ヶ山

 
 

逢ヶ山の右手にキスラシ山や五社ICが



水無山から20分ほど気持ちのよい林を見ながら下って行くと鬼ヶ島に着く。ここから南側に水無山、南西に逢ヶ山が見え、もう少し下りると逢ヶ山の山頂近くにある反射板が目に入るようになる。少し下りると大きなアカガシの樹が迎えてくれる。2006年に選定された20本の六甲山のマザーツリーの樹幹の太さが2番目に大きいとされているが、いくつにも分かれた幹の合計なので、それぞれの幹の太さはさほどでもない。それにしても均整のとれた全体像は迫力満点だ。名前の通り樹皮は若干赤味を帯びている。そのあとは気もちのよい道をどんどん下り、水無川に沿った林道に下り立つ。左へ少し進むと深戸谷への入口となっている。高速道の下をくぐると有馬口駅はすぐだった。



鬼ヶ島の山頂


 


マザーツリーのアカガシ


 



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