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2017. 03. 19  平野谷東尾根・鍋蓋山・極楽谷林道


以前から二本松林道を歩いていて、通行禁止とあるのが気になっていた東尾根を歩いてみた。アラカ氏のページを見ていて、問題がごくわずかの急斜面にあることが分かったため、何とかなるだろうと思ったのだ。その前に神戸水道路の探索の一環として、リニューアルなった水の科学博物館を再訪しておく。

  

同行: 単独

コースタイム

0945 楠谷町BS、0947-1018 水の科学博物館、1025 平野谷道との分岐、1037-40 危険な急坂、1053 第1ピーク、1129 第2ピーク、1143 コル、1203-38 第3ピーク、1244 コル、1259 第4ピーク、1312-15 第5ピーク、1319 右行き止まりの標識、1335-41 引き返す、1353 行き止まりの標識まで戻る、1357-1400 二本松林道、1406 第6ピーク、1412 第7ピーク、1414 第8ピーク、1418 極楽林道分岐、1435-50 鍋蓋山(486)、1500-03 七三峠、1505 極楽林道、1512 神戸実業学院、1525-32 高座金星橋BS

浄水場の見学はできず、水の科学博物館でも特段の収穫はなかったが、千苅ダムの水のすべてが上ヶ原を経由するのではなく、鈴蘭台あたりをまわるものもあるということを知った。

浄水場の横から平野谷に入っていく。すぐに谷道と東尾根道の分岐がある。ここにも、厳重な通せん棒と通行禁止の札が架かっている。棒をくぐりしっかりとした階段道を登っていくとすぐに問題の滑りやすい急斜面となった。念のためにもってきた軽アイゼンをつけ、ダブルストックで慎重に登り始める。太いロープも何本か垂れているので、問題なく3分で通過してしまう。そのあとも急坂がところどころにあったが、全然問題ない。この日はまだYAMAPの修復ができていなかったので、昔のスタイルに戻って歩いたが、懸念していたようにあっという間に岳力が低下していたようだ。アラカ氏の命名している第1から第8ピークもほぼ分かっていたが、なんだか自信がもてない。第2ピークの手前に通せんぼのトラロープが横に張ってあった。とくに説明もなく、下るなというのか上るなというのかも分からない。エスケープルートを教えるでもなく、意味のないロープだ。Google Mapは使えていたので、地下を通る山陽新幹線と山麓バイパスの上を通り過ぎたかどうかを知ることができた。ドングリが敷き詰められた急坂を登りきってしばらくで第3ピーク。バイパスの上を越えた所だ。ヤマモモをはじめ色々の広葉樹が繁っていて気持ちの良い広場なので、ここで昼食とする。この尾根全体に言えるが植林がほとんどなかった。




写真では分からないが危険な急斜面
 


第3ピーク
 



第5ピークは神戸東線の鉄塔があるので問題なく分かる。下り始めると「右行き止まり」の標識があったので正面方向に進む(左手に行かないといけなかった)。すぐにまた鉄塔が右手に見えたので、振り返ると先ほどの鉄塔の続きであることが間違いなかった。不思議に思ったが、もう一度丁寧に考えなかったのが失敗で、どんどん下りて行く。両側が急斜面になっている所や道とは言えないような危ない場所が出てくる。水洟やクシャミの花粉病の兆候が見られるようになる。下を覗き込むと堰堤が見えている。地図を見ると、北東方向の尾根を下った所の堰堤らしい。そのまま下りても二本松林道に出ることはできそうだったが、いざというときに登り返すのは大変そうなので、戻ることにする。行き止まりの標識まで12分だった(下りは16分)。戻ったのは正解だった。標識からわずか4分で見覚えのある二本松林道に出た。出口に「あぶないから入ってはいけません」との標識が柵に架かっていた。





第4ピークから第5ピークの鉄塔を望む
 


第5ピークから北東方向に延びる尾根から




一息入れてから七三峠へ登っていく。これまでの尾根と打って変わった笹原のひろがるのどかな風景となる。このめざましい対照はこの日のハイライトかもしれない。第7ピークも第8ピークも笹の中のコブといった感じだ。東へ行けば極楽林道という標識のあったところが七三峠。東でなく西に行って極楽林道を下るつもりでいたので、狐につままれたような気分だ。道標の裏側に「ここは七三峠」と書いてあるのを帰りに見つけたが、このときはそれに気づかずどんどん登っていく。どうも鍋蓋山へ向かっているようだ。ついでに登っておこうと思っっていたので気にせず歩き続ける。やがて全山縦走路。ここにもご丁寧に平野谷東尾根に行ってはいけないという注意書きがあった。左に折れるとすぐに鍋蓋山。いつ来てもここのベンチに座って下界を眺める気分はよい。もっともこの日の透明度は低く、町並みはほとんど霞の中。目の前の低山や須磨三山、菊水山がなんとか見えた程度。




第6ピーク付近から鍋蓋山

 


鍋蓋山から遠くに須磨三山、中央に菊水山

 


七三峠に下り、念のため矢印で示している極楽林道の方へ進んでみる。やはり極楽林道の東側の部分へ下りて行くようだった。引き返して少し南にある分岐から右手に下りるとすぐ林道に出た。東側とはトンネルで結ばれているのだが、通行止め。林道を下って行くが、粗大ごみなども多く、とても極楽のような気分ではない。20分で有馬街道の高座金星橋BSに着いた。縦走路からでも30分なので、最も便利なエスケープルートかもしれない。




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