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2017. 1. 22 丸山・川下川ダム


登山道のない低山巡りの一環として大岩岳の近くの丸山に登る。これで4つの山(的場山、天望山、十文字山、丸山)をこの半年で終えたことになる。もう一つの目的は、神戸水道を全踏破する企画の最終段階として、川下川ダムの近くと、生瀬の武庫川に架かる水道橋を訪れること。さらに、予定になかった不動岩をまじかに見るというおまけもつき、充実した一日となった。


同行: 単独

コースタイム

1013 道場駅、1024-53 不動岩、1103 東山橋、1130 分岐で右へ渡渉、1142-51 左に階段道(千苅ダム方向)がある分岐、1211-45 四等三角点丸山(281.4m)、1251 第一湿原西分岐、1257 第一湿原北分岐、1318-21 丸山325m、1345 第一湿原南分岐、1429 川下川ダム、1448 武庫川岸、1547 武田尾橋、1550-1603 駆渡山偵察、1605 武田尾駅、1620-24 生瀬駅、1637 生瀬水道橋、1650 宝塚駅

いつもは気にせずに通り過ぎるのだが、日曜日だったためか、たくさん車が止めてあり、ロッククライミングの不動岩入口であると知る。登ってみる。かなり急な坂を上ること10分で、10人足らずの人がいる場所に着く。二人が岩に取りついていた。かなりのスケールの岩で、楽しそうだった。ほかにもいくつか壁があるはずだが、先もあることなので、一つ見ただけで切り上げる。




不動岩

 


不動岩に取りついているクライマー達


東山橋を渡ってからいくつかの分岐があるが、スマホのGPSを使うと迷うことがない。考える力がなくなるのは間違いない。途中で右手から小規模な地すべりがあり、倒木が折り重なり、登山道がふさがれていた。沢道に入る時に立入禁止の札が架かっていたのはこのためらしい。千苅ダムへ続く階段道がある分岐で雨が降ってきたので、早めに雨具をつけておく。沢から離れて急坂を終えると、送電線に下に出た。鉄塔の所がピーク状になっていたので、三角点かと少しウロウロする。もう少し先のようなので地理院地図には出ていないが正面のしっかりした道を進む。いくつか紛らわしい石標がある。やがて
かなり開けた所に出た。右手の高みに登ると大峰山らしき山がうっすらと見えた。引き返そうと身体を反転させると、反対側の高みに本物の三角点が見えた。うっかりすると通り過ぎてしまう。雨もやみ、日も差しているのでここで昼食とする。昼食を終えた頃には大峰山方向がかなりはっきりしてきた。




東山橋から。JRの上に新名神、右手は千苅浄水場


 


地すべりで倒木が道をふさぐ




三角点から大峰山方向の展望


 


見付けにくそうな三角点





北東方向に進んでいくと、湿原入口という看板があり、なんの彩りもない湿原に入っていく。第一湿原西分岐、第2湿原、第一湿原北分岐を過ぎると左手に木道が見える。柵のある分岐点があり、左折するとすぐに「右大岩ケ岳、左丸山湿原」という標識。左手に進むと先ほど見た木道に通じているのだろう。丸山を目指して右に進む。丸山への入口を探しながら歩く。右手に沢があり、どこかで渡らないといけない。どうも行き過ぎたような気がする。右手を覗き込むと並行して細い道があるようなので、そちらに下りてみる。細いがしっかりとした道だ。沢に沿って引き返すと、先ほどの柵の所に戻った。もう一度北に引き返す。登り口らしきところにテープが見つかった。さほどしっかりしていないが、問題なく辿れそうな道があった。湿原ができた成因でもあるシルトのはげ山部分を二カ所ほど通り過ぎて山頂に達する。兵庫県の一等基準点がある。若干の展望も得られた。




シルトで覆われた斜面を登って丸山へ


 


丸山頂上の一等基準点


 


あとは先ほどの柵に戻り、第一湿原北分岐、冬枯れの第一湿原展望台、第一湿原南分岐で湿原と分かれ、川下川へと下って行く。岩稜が続き、小雪が舞ってきた。川下川の支沢に下り立ち、幾度か渡渉をしたのち舗装道路に飛び出した。支流が本流と合流してまもなく川は幅を広げ貯水池となる。川下川というのはすぐ上流にある布美ケ岳あたりが源流のようなので、なぜこれだけの水が集まるのか不思議だ。ダムの堰堤には入れない。地理院地図によると目的の水道管はダムの下で短い距離の間だけ地上に顔を出すようなので、左手を覗き込みながらゆっくりと下りて行く。はじめチラリと見え、少しずつ明瞭になっていく。第二名神の高架の下あたりまで離れた所で最もはっきりとした写真を撮ることができた。




3つのうち最も広い第一湿原

 


岩の尾根を下る




川下川ダムサイト 


ロックフィルダムと水道橋



舗装道路から武庫川に下りるのに道路を使って大回りするのか、短縮ルートがあるのか分からなかったが、注意しているとJRの線路際でガードレールを越える踏み跡が見つかった。途中で階段が線路の下をくぐっているので少し覗いたが、JR専用のルートのようだったので、地道をそのまま下るとすぐに川岸に出ることができた。歩きにくいゴロゴロの岩を縫っていく。1か所厳しいへつりを強いられたが、たとえ足を滑らせても濡れるだけで、命にはかかわることがないので気楽に通る。なんとか通り過ぎると、岩の上からロープが垂れていた。岩を登って通過するのが楽だったようだ。そのあともう一つ烏帽子岩のようなものが川岸に立っていた。どう越えるのだろうと近づくと、しっかりしたロープがあり、それを頼りに登るようになっていた。ロープに全重心を預ける以外の手はなかった。そのあと普通の登山道となる。河原に下りてから登山道になるまでの300mに30分ほどかかった。そのあとの道では武庫川の渓流を見ながら、休憩も入れながら気楽に歩く。武田尾温泉の近くから馳渡山(かけわたりやま)へ登るルートが2本書いてあるので、注意しながら歩く。時間があればそれにも登っておきたい気持ちがあったからだ。南西から登るところは普通の家(温泉の一部?)へ通じる道でとても登山道とは言えない。帰宅後に地図を拡大して見ていると、家への導入路のすぐ脇から登るようになっていたのかもしれない。いずれにしても地図に点線で描かれるほどの道ではないだろう。武田尾橋の手前に「あざれ」という温泉の別館の入口があり。地図ではその近くからもう一本の登山道があるように描かれている。道脇の土手を登って中に入っていく。時間も遅くなったので、本気で登るつもりではなく、様子見のため。道はないが歩きやすい斜面でどんどんと登っていき、ひょっとすると頂上まで行けるかもしれないと考え、スマホでどの程度登ったかをチェックした。方向が全然外れており、1/10程度登っただけと判明したので、あっさりとあきらめて次回の楽しみにとっておく。えらい苦労をしたという報告を読んだが、まあ問題なく登れそうとの感触を得た。武田尾駅について時刻表をみると10分ほどの余裕がある。もう一度武庫川にかかる水道橋のそばまで行っておく。




JRを右に見ながら川縁へ

 


慎重さが要求されるへつり




烏帽子状の岩は左から

 


武田尾駅すぐ東にある水道橋



最後の目的である生瀬の水道路を見るため、生瀬駅で下車。国道176号に出るのも厄介なので、町中の道を辿る。最後に行き止まりの標識が出てきたが、多分車用のものだろうと入っていく。果たして国道へでる歩道があった。国道はしっかりと柵がしてあり、とても渡れそうにない。手前で左に折れ、国道をくぐる道があったので、そちらに進むと旧国道だろうか、川沿いに走る車道にでた。目的の水道橋が少し上流に見えている。国道176号、JR福知山線、水道橋と3本の橋が並んでいてちょっとした景観だ。橋のたもとには、近代化産業遺産(平成20年度)というプレートがつつましやかに貼り付けられていた。生瀬橋を渡らず右岸の県道337号で宝塚駅に出ようと歩いていると、クスノキの大木の先に、人ひとり通れるかどうかというごくごく狭い橋があった。すでに武庫川の川幅はかなり広く、橋の長さは100bはある。とても珍しい経験をした。宝塚駅の近くで夕食を取って19時頃帰宅。この日も、日曜日というのに、不動岩、武田尾駅以外では誰にも会わなかった。




生瀬の水道橋




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