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2015. 08. 21  龍王山



奈良の国立博物館で開かれている白鳳展に行った。大満足の展示だった。その帰りにいつものように小ハイキング。


同行: 単独

コースタイム

1357 柳本駅、1417 トレイルセンター、1419-25 長岳寺、1508 奥ノ院分岐、1520 トイレ、1535-51 南城(586m)、1606 馬池、1614-16 北城(520m)、1621 馬池、1628 トイレ、1648 奥ノ院、1725 山の辺の道、1735-40 休憩、1745 柳本駅

JR柳本駅は初めて。黒塚古墳の横を通り、国道169号で少し北に歩いてから、日陰のない畑の中を長岳寺を目指す。龍王山が正面に見える。天理市のトレイルセンター、長岳寺駐車場と通り過ぎて山門に着く。山の辺の道を歩いた時に長岳寺はゆっくりと拝観したので、この日は受付に顔を出し、登山道へのアプローチを確かめただけ。やや込み入っていたので、聞いておいてよかった。


 

黒塚古墳


龍王山を望む 





長岳寺山門




果樹園を横に見ながら地道へと進む。小さな石仏や山頂まで2.4kmと書かれた標識などがある。右に行くと櫛山古墳・祟神天皇陵と書かれた立派な道標があるが、通せんぼしてあり、通行禁止になっているようだ。すでに不動石仏は通り過ぎている。かなり大きなもので、注意しながら歩いていたのに不思議でしかたがない。通行止めの分岐から30分で奥ノ院へ300mという分岐を過ぎる。すぐにトイレや立派な案内地図のある広場につく。あちこちからの道が集まっており、ややこしい。藤井龍神社という祠の前を過ぎ、次の大きな案内板のところから山道に入り、南城の本丸跡に向かう。この案内板には十市城についての詳しい解説が記されていて、城郭の全体像が分かるようになっている。


 

トイレのある広場


 田龍王社



わずかの登りで山頂の城跡に着く。ベンチのほか、三角屋根の小さなシェルターのようなものがある。西側の景観が開けており、金剛山、葛城山、二上山までは明瞭に、そのあとの信貴山、生駒山は特徴のない山並みとして認められた、金剛山の手前には、畝傍山・耳成山も盆地の中に浮かび上がっている。相変わらず天香久山は見つけにくい。ひょっとしたら木の陰になっていたかもしれないが。案内板を見てのことだが箸墓古墳も分かった。この天候でここまで見えればまあ良しとしないといけない。ここから長谷寺に抜けられるというので、一応下山口だけ確認しておいた。かなりか細い道だった。



 

龍王山山頂(十市城、南城跡)
 

龍王山から金剛山(手前に耳成山)、大和葛城山を



同じ道を引き返し、北城跡へ足をのばす。舗装道路をたどるが、かなり歩いたような気がした。実際の時間はそれほどでもないのだが、同じ城内を移動するだけとの先入観があったため、馬池までが遠く感じられた。途中ですれ違った人もうんざりしたような顔で登って来ておられたのを見て、ますます帰りが思いやられた。馬池で天理ダムへと続く舗装道路と分かれ、いよいよ城内に入っていく。ここからはかなりはっきりしない道をたどり、最後はかなり急な斜面をよじ登ることになった。登りついたところは広場になっており、土塁跡に植え込みと金属のパイプを組み合わせた人工のものがあったので、ここが本丸跡だろうと判断。とくに標識はない。遅くなってきたので、長居せずにトイレのところまで戻る。実際には大した時間ではなかった。




北城跡




いくつかのコースがあるようだが、来た道を下って奥ノ院を経由することにする。長岳寺奥ノ院という標識まで来たが、なにも目に付くものはない。その2分後にT字路となり、左は南城跡、右は柳本町とある。もちろん右へ下りて行く。これが祟神コースで、途中に数多くの古墳があるはずだが、全く目に入らなかった。狐につままれたよう。櫛山古墳の近くで山の辺の道と交差し、祟神天皇陵の南側に沿って、国道に出て、駅に向かう。雑貨店に立ち寄ってJRの発車時刻を教えてもらう。かなりの時間がある。ビールを売っているかと尋ねると、ここにはないがと、すぐ近くの酒屋を教えてくれた。缶ビールでのどを潤してから駅に向かったが、それでもずいぶんの待ち時間があった。桜井まわりでも奈良廻りでも、あまりうまい接続ではなく、柳本から芦屋まで2時間近くもかかった。





櫛山古墳
 


行燈山古墳(祟神天皇陵と治定)
 





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