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2014. 6. 24  黒越谷・平ボテ岩・宝寿水・横ノ池・風吹岩・会下山遺跡 (付: 荒地山周辺マップ)


女房殿に横ノ池のスイレンを見せるのが第1の目的、さらに苗場山に行くとするとこれまでのように膝痛がでると困るので、登山靴をはき、2本のストックを持ち慣れるようにするのが第2の目的。両方とも一応成功した。


同行: 女房殿


コースタイ

0950 芦屋ゲートBS、1007-1010 黒越谷へ下りる、1019 第3堰堤、1026 避難小屋、1042 一般道とぶつかりT字路を左折、1050-1105 平ボテ岩、1122-23 宝寿水、1129 広場、1136 五分岐、1142-45 展望岩、1148 横池分岐、1149-1313 横ノ池、1326-32 風吹岩、1400 蛙岩15、1405 A-4標識、1417-28 会下山遺跡S地域祭祀場跡、1439 芦屋聖苑、1520 自宅

無理なコースを避けるため、またまたバスで高度をかせぐ。芦屋ゲートで下車し、GPSをオンにしたり、ゴルフ橋でテイカカズラの写真を撮ったりしているうちに、一緒に下車した単独者は見えなくなり、3人組もすぐに川原に下りて荒地山をめざすのが見える。舗装道路を歩き、ガードレールの切れ目から沢に下りる。ここからストックを出して女房殿に使ってもらう。大きく南へ進路が変わり第3堰堤を右から越える。ここまでは何度も歩いた道でなにも気になることはなかった。

ところが、すぐに出てくるはずの第2堰堤がなかなかあらわれず、代わりにブルーのシートの避難小屋が出てきた。はじめて見るものだ。あとでGPS軌跡を調べると黒越谷からはずれて左岸を南西に向かっていた。ここを過ぎてしばらくすると先行していた単独女性が道ばたにしゃがみ込んでいる。話しかけるとアミタケを採っているとのこと。色々と話を聞いているうちに、いくつかをもらって、調理法も教えてもらう。避難小屋は前からあるのかときくと、そうだとの答え。見知らぬ領域に入ってきたことは間違いない。しかし、頭に残っていたようなあやしげな道や小さな池はなく、ずっとかなりしっかりした踏み跡が続いたので、こちらが正しいのかもしれない。十字路が出てきて、西方向へ右折する。すぐにT字路が出てきてそこは左折。この地点が一般道との合流点だった。すぐにナカミ山近くの道標に登りつく。平ボテ岩へ行って展望を楽しんだあと、お茶を飲み、バナナを食べて休憩する。カラスアゲハがすぐそばにとまって、熱心に密をすっている。




黒越谷の避難小屋





平ボテ岩





テイカカズラ




アミタケ




カラスアゲハ





ホタルガ



どこから下るかとひと思案したが、女房殿にとっては初めての宝寿水、広場、五分岐を経て、横ノ池に行くことにする。もうこのコースなら迷うことがない。宝寿水では、いくつもの大きなペットボトルに水を汲む人がいて、水場に近づくこともはばかれるような雰囲気だった。近くのダイモンジソウの写真だけとって、すぐに広場に向かう。赤T字路の所では、一部が黒く塗りつぶされ、広場の方へ入らないような配慮がされていた。これはこれでよいのだが、一体誰が赤ペンキで印をつけ、誰が黒ペンキで修正しているのだろう。広場に向かうと大きなテントが張ってあり、まわりに色々な品が散らばっている。すぐ後から何人か人が追いついてきたが、これがここの住人だった。大量の水が欲しかったのもこの人達と納得する。

ここでもゆっくりする気になれないので、広場から南に向かうもっとも紛れのない道へ進む。Y分岐、小広場、割れ目岩、沢を渡り、7分で五分岐。迷えば優に30分はウロウロできる所だ。五分岐から魚屋道への途中で、お気に入りのナカミ山から荒地山を展望できる岩場を女房殿に紹介しておく。魚屋道から右折して横ノ池に出ると期待通りスイレンが満開だった。どう調べても、ヒツジグサとスイレンの見分け方がわからない。スイレンは両者の総称なので、スイレンとしておく。しばらく花を見て池のまわりを歩く。女房殿も声も出さずに、眺め続けている。十分堪能したあと北側のベンチで昼食。目の前に多数のスイレンを浮かべる池が広がり、木陰で風も通り、ホトトギスの声も聞こえる最高の場所だった。デザートなども食べ1時間半ほどもゆっくりとした。




スイレンの浮かぶ横ノ池





スイレン(ヒツジグサ?)



風吹岩も女房殿は8年振り。下界に見えているはずのわが家を探したりしたあと、会下山遺跡をめざす。金鳥山(三角点の点名は本庄山)への分岐、神戸薬大への分岐、甲南山手への尾根道への分岐を経て蛙岩。これが306m地点のすぐ西の鞍部にあることも今回GPSで確認した。その5分後に芦屋市消防本部のA-4標識があった。そこには公共基準点のようなものが埋められており、道はいっときだけ北に向かう。やがて会下山遺跡。標高約200mのムラの最高地点であるS地域祭祀場跡の木陰で一休みする。芦屋聖苑に降り立ってからは暑いコンクリートの道を家まで歩く。登山靴とストックを使って正味4時間半ほど歩いたが、女房殿の膝に問題は出なかったというので、今回の目的は達成した。





会下山遺跡の最高点(祭祀場跡)




荒地山周辺マップ





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