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2014. 02. 12  有馬紅葉谷・五助山



寒波が襲来して、かなりの降雪があった。家から見る六甲の樹に積もった雪もかなり残っているので温度が低いことは間違いない。神戸北区も氷点下が続きそうなので、二人を誘って出かけることにした。前回(2005.12.20)N氏と出かけ、七曲滝がそこそこ氷結していた。



同行: S氏、N氏

コースタイ

0915 有馬温泉駅、0936 ロープウェイ駅、0959 湯槽谷分岐、1011 白石谷分岐、1017七曲滝入口、1025-1101 七曲滝、1123 紅葉谷道百間滝入口、1134 百間滝、1137-45 似位滝、1156-1235 百間滝、1251 百間滝入口、1332-46 極楽茶屋跡(866)、1401 五助尾根入口、1427 P770、1517-21 五助山(637)、1600 五助池、1618 五助堰堤下四辻、1626 住吉台分岐、1634 住吉台32、1706 阪急御影

有馬温泉にも少し雪が残っている。紅葉谷に入っていくと、前回よりはるかに多い積雪が見られた。ずっと雪道だが、降雪後に融けた日がないらしく、凍結している部分は全くなかったので、歩きやすいことこの上なしという感じ。この日は晴れて気温も少し上がっているのは困るが、沢沿いの道に日が射しているのを見るのは非常に穏やかでよい気分だ。週末には混雑するらしいが、この日はそれほどでもなく、すんなりと七曲滝に着いた。





穏やかな河原




三田市の予報で−5℃以下が数日続くことを目安にすればよいということがホームページに書いてあったが、今回は2月10日が 3/−3、11日が 4/−5、12日が 7/−3だったので、少し物足りないかなと心配していた。やはり完全氷結とはいかなかった。今回の方が雪が沢山着いているので、単純比較がむつかしいものの、七曲滝の印象は前回(2005.12.20)とあまり違わない。ゆったりと眺めたり、写真を撮ったりして30分以上楽しんだ。滝全体もよいが、部分の造形美をじっくり眺めるのも楽しい。流れてくる水の温度がどの程度なら氷が成長し、消滅していくのかと考えるがよく分からない。気温の上昇で融けるより、水にあらわれて融ける方が多いのかな。


















氷結した七曲滝



引き返して、登山道を上り、百間滝方面へ下っていく。百間滝、似位滝の方は前回に比べて数段劣っており、見るべくもなかった。七曲滝がほぼ同様だった印象と余りにも違うのが不思議だった。似位滝から百間滝の滝壺近くに引き返し、下から見上げる人の邪魔にならないような場所を選んで昼食とする。バーナーを持っていったので、コーヒーを淹れる。500ccの水なのに沸騰するまで時間がかかるので、やはり温度はそれほど高くはないのだろう。40分ほど座っていたら寒くなってきたので立ち上がる。このあたりで腰痛が始まった。この日は最後まで大したことなく歩き終えたが、予想通り、翌日からの日常生活では大変な不自由な思いをした。






百間滝


極楽茶屋跡近く




極楽茶屋跡までの道もあくまで穏やかで、腰もあまり気にならない。茶屋跡からの展望もかなりよく、二上山、葛城山がかすかに見えた。大阪湾の沿岸で白煙を上げているのは関電の南港LNG発電所らしい。西宮と芦屋の沿岸部が見え、高速湾岸線の東神戸大橋が見える西の端となる。ひとしきり展望談義をしたのち、石切道を候補として西に足を進める。ガーデンテラスの手前で五助山に下る分岐が出てきた。「熟練者向きコースです。迷いやすく危険です」との標識が立っている。以前にS氏と登ってきたことがあるが、入口が分からずにウロウロした記憶は鮮明に残っている。S氏は、ウロウロしたことと、かなり急登だったことが記憶に残っているという。下りで迷うことはないと思われたので、その尾根を下ることにする。雪に覆われた笹をかき分けるような斜面を下っていく。たしかに途中でいくつか急坂があった。頻繁に境界標識の赤い杭が立っており、神戸と芦屋の境界かなどと言っていたが、灘区と東灘区の境界だった。芦屋との境界は東お多福山、荒地山、高座滝を結ぶ線に近い。






ガーデンテラスの東で五助尾根に左折




五助山の山頂





五助山近くから荒地山とゴルフ場を見る



かなり歩いたつもりだったのに、P770の札があったので少し意外だった。まだ100mも下っていない。そこからさらに小一時間歩いて五助山の三角点。少し行きすぎると展望が開け、荒地山とゴルフ場、さらに行くとゴロゴロ岳や奥池の街並みも見える。最後に住吉川に出るが、そこの所はたしかに大変分かりにくく、ウロウロしたのも当然だった。いくつものテープがあったが、上から来たからこそ分かったので、下から歩いてきて広々とした平地で入口を見つけるのは至難の業と言えるかもしれない。その広場は五助池のすぐそばで、最近もここを歩いているのに五助山への尾根のことを全く思い出さなかった。五助堰堤の下に大きな四辻がある。住吉道、石切道、打越山への道、御影に下る道に通じている。そこに堰堤案内図があったのでじっくりと眺めてみた。この一帯だけで63もの堰堤がある。「五助」・「第二」・「堰堤」という3つのキーワードを合わせ持つものだけで3つもある。五助第二堰堤、五助上流第二堰堤、五助谷第二堰堤。






堰堤マップ




そのあとは住吉台団地をかすめて、白鶴美術館、深田池、阪急御影駅へと向かい、ガーデンシティでビールを飲む。知らない間に17時を過ぎていたのが幸いして、店も開いていた。




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