トップページへ      地域別索引へ     近畿索引へ      年次別索引へ




2013. 7. 19  地獄谷・荒地山・風吹岩・ダルマ岩 (付: 荒地山周辺マップ)



女房殿が友人との一泊旅行で留守。この日は天気も悪くなさそうなので、急遽近場のハイキングを考える。今年4回目となる荒地山近辺の道なき道の探索。いろいろ残っている宿題を片づけるためのハイキング。

 

同行: 単独

コースタイ

0907 開森橋近くの公園、0931 高座滝、0954 小便滝、1020 右手に登っていく、1053 ピラーロックの標識、1101 ピラーロックの最高地点、1110-44 風吹岩、1206 キャッスルウォール基部、1213-36 奥高座滝下、1256 C5地点、1316 荒地山へという標識、1316-40 黒岩、1344-46 荒地山、1356 平ボテ岩、1358 引き返して魚屋道へ、1410 魚屋道合流、1420-38 風吹岩、1443 高座谷手前の分岐を左折、1447 ダルマ岩、1453 五分岐で左折、1456-58 展望のよい大岩、1500 魚屋道に合流、1502 風吹岩、1534 高座滝、1549 公園

芦屋川開森橋近くの公園に駐輪して高座滝を目指す。前回は巻いた二段滝は直登。ここだけでなく、赤く着色した滝、アルミ梯子のある滝など今回はすべての滝を直登した。小便滝を過ぎて地獄谷を直進。右手にトラロープがぶら下がっていた小さな二段滝も今回は巻かずに越える。6/25に登った小沢の入口に着く。高座滝からここまで46分、6/25は47分。すべての滝を巻かなかったので、かなり早いかと思っていたが、同じだった。それを過ぎて3分後に右手に登っていく足跡があり、よく見ると黄色いテープが巻いてあった。ここが目的地にもっともよい入口かと入っていく。ここからT字になる所まではハッキリしていた。行き当たって、右手を覗いたが、駄目そうなので左手に進む。これで間違いはなかったと思うが、その後は踏み跡が曖昧になる。入口から30分足らずで展望が開け、西宮芦屋の海岸線が眼下に広がる。生駒山、葛城山、金剛山、紀伊山脈などもこの日はしっかりと見えている。



 

岩がかぶさるこの滝も今回は直登。



万物相的なザレ道になるが、人が歩いていないので歩きにくい。ポールを右手に、左手で小枝に掴まってよじ登るような急な所もあった。上に標識が見えたので、登山道に出たのかと思ったが、なんとピラーロックの古ぼけた標識だった。この標識を見る限り、ピラーロックというのは固有名詞のようにも思えるが、やはり多くの人は岩峰を意味する普通名詞として使っておられる。やがて見覚えのある景色の領域となり、万物相の最高地点へは南側から登っていく。初めての方角でなんとなくワクワクする。そこを下り、ロックガーデンからの尾根道へでるとすぐに風吹岩。






登ってきたいつもとは違うルートを振り返る


いつもの万物相



風吹岩に着いたが風がそれほど吹いておらず、鉄塔の下の日影でも暑く、食事をする気になれない。岩の北側に回り込むと、風通しもよく、岩陰で日も射さず、岩にもたれるとひんやりとする最高の場所があった。ときどき人が前を通るがたいして気にならない。下り始めると、風吹岩で挽き立てのコーヒーを飲ませてくれるという人が登ってきた。ちょうど飲みたい時間だったが、引き返して、コーヒーが入るまで待つのもためらわれたので、そのまますれ違う。高座谷の方へ左折し、ダルマ岩分岐(前回は早く左折してしまった)をやり過ごして、奥高座滝やキャッスルウォールへの分岐点に着く。ここから見える岩峰がキャッスルウォールで岩登りをしているのが見えた。キャッスルウォール基部からC4に向かったつもりなのに、早めに左手の道に入ってしまったためだろう、高座谷へ下りてしまう。






キャッスルウォールでの懸垂下降


奥高座滝は左手に巻道があることは知っていたが、ここも直登する。水がないのでよかったが、それでも少し緊張を強いられた(最初ここに来た時は、上から下降したが、よく無事だったなと思い出す。そのときは途中でポールを落として、滝の半ばの棚の所にひっかかったが、取りに行く気にはなれず、ゴミになるのを気にしながらそのまま捨ててしまった)。再度C4に。今回は無駄足を踏んだためキャッスルウォール基部=C4間のロスタイムは5分程度。

右手がアパッチ砦へ、中央がC5への道だったのに、左手の道がC5かと勘違いして下りて行く。奥高座滝という標識があり不思議に思ったが、奥高座滝の下に戻っていたことに気づかなかった。右手の崖で若者の声がしており、こんな所に岩場があるのかと大して気にも留めなかったが、あとで考えると下から登ってきて奥高座滝に着いたときに左手に見える滝で遊んでいたようだ。しばらく沢沿いに下りて、つい先ほど見た標識ではじめて間違いに気がついて戻る。今度は直登でなく左側の巻道から滝上に出る。結局これは先ほど下りた道。ロスタイム15分ほどで奥高座滝上のC4地点に戻り、こんどは中央のなだらかな坂道を登る。C5、進入禁止の立派な立て札、荒地山へというしっかりとした標識が出てくる。このまま頂上へ行くのかという予感がしたが、それはあたっていた。キャッスルウォールの所ですれ違った二人連れに「荒地山にスッキリと登れる道はあるのか」と聞かれ、「どこを歩いても怪しい道ばかり」と答えたが、あれは間違いだった。この道なら分かりやすく安全そのものだ。黒岩にでる寸前にもう一度道標が出てきた。誰もいない黒岩に着く。いつもよく出会う猫が寝そべっていた。誰もいないのでここでゆっくりする。荒地山頂上には若い二人連れがおり、芦有ゲートに下りる道を聞かれた。






黒岩に憩う猫




頂上からはなかみ山の方へ下る。大岩、魚屋道分岐、平ボテ岩、神戸方面展望岩を確認。魚屋道への分岐に引き返し、一般道を下っていく。魚屋道に合流するまではあっという間だった。同じくらいの時間で風吹岩だ。朝に会ったコーヒー屋がまだいたらよいのにと思って、鼻をクンクンさせながら近づくと、岩の上から手を振ってくれた。ネパール産のコーヒーをいただきながら、マチャプチャレ談義などで20分ほど話をする。下山は高座谷の涼しい道をと言い残して、午前中におりたのと同じ道をたどる。

ダルマ岩分岐に来たとき、もう少し確かめたかったので、予定していたのとは逆方向の左手に足を進める。ダルマ岩はすぐだったが、五分岐までは頭に入っていたより長く感じた。五分岐でそれぞれの道がどこに通じているのかを。いまだにハッキリと把握していないので、今回は左手を探索する。予想通りすぐに魚屋道に出た。その手前に展望のよい大岩があった。西お多福山・最高峰、荒地山、生駒山から西宮ととぎれとぎれに見える。前回荒地山を展望した岩と多分同じ所だろう。この日3度目の風吹岩を通り過ぎながら、まだ開店していたコーヒー屋に手を振り、この日3度目の高座谷への道へ入る。あとは、普通に高座滝を経由して、駐輪していた芦屋川際の公園に戻る。最後の周遊は24分の回り道だった。






荒地山周辺マップ





トップページへ      地域別索引へ     近畿索引へ      年次別索引へ