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2013. 2. 6  空沼岳
 


札幌での仕事の翌日、レンタカーをして空沼岳に向かう。万計山荘からのルートは多少ややこしそうだったので、金山沢からの往復とした。頂上はおろか空沼までも行くことができず、消化不良の1日だったが、それでも北海道の雪山をそれなりに楽しむことができた。

同行: なし

        

コースタイ

0946 国道453号、597mのヘアピンカーブ付近、1025 北北西へ右折、1143 カーブミラーのある林道、1210-50 金山沢右股、1305 カーブミラー、1433 国道453号

前日にY氏と飲んだが、大した量でもなかったのに酔ってしまい、帰りの雪道で転倒して、股を傷つけてしまう。朝食を食べに行った時も気分が悪くなり、トイレに中座するなど芳しくないスタートとなった。それでもなんとか8時にレンタカー屋に行き、まあまあの時間に出発できた。予想外に町中で時間をとった上、準備が不足していたので、歩き始めたのは駐車して30分後の9時45分となる。とても頂上までは行けないなと覚悟する。

ネットで予習していたので、ほとんど迷わずに駐車地点や出発地点を見つけることができた。テープのあるところを辿っていたが、いつまで経っても尾根に登っていかないので、別の目的のテープだったようだ。右手に見えている尾根に登っていくと、やはりイメージ通りの尾根だった。左手に恵庭岳が聳えているのが嬉しい。要所要所で方向が変わるが、それらも問題なく見つけることができた。北海道の2月というのに、時々日が射す程度の曇り空で、半袖と長袖のシャツ2枚で十分なほどの穏やかな天気。雪は30cmほどしかなく、ほとんどラッセルらしいものもない。ただ、笹に雪が被っているので、ときどきズボッと踏み抜く。ひどいときは腰まで両足が落ちて、はい上がるのに苦労する。地雷原を歩くような感じで気をつかう。往復で20回程度の地雷を踏んだ。





恵庭岳



北西から西に方向が変わる770mのピークがこの日の最高地点。しばらく歩いてから地図を落としたことに気がつきピークまで引き返し、6分のロス。そこを下ると林道に出る。カーブミラーが設置されている。しばらく林道歩きとなる。歩くたびにドンドンと鈍い音をたてる。やがてはじめて空沼岳が見えるようになるが、かなりガスがかかって鮮明ではない。金山沢左股をやり過ごし、右股に出合った所で昼食とする。それほどの寒さではなく食事をすませるが、途中から急に冷えはじめ、雪も舞い始めた。いつものように手先が冷たい。この地点から空沼まで行くだけでも2時間足らずかかるので、もうすっかりあきらめの境地だったが、少しだけでも沢の様子を見てみようと足を延ばす。少し行くと沢の雪が崩壊して水が見えている。雪が少ないので横切るのも少し気持ちが悪い。引き返すと決めているのに無理して進んで濡れるのも馬鹿馬鹿しいので、あきらめるのはすぐだった。駐車地点から千歳空港への時間をしっかり調べていなかったのも大きなミスで、年末の浅間隠山でのミスを思い出すと、安全安全と指向せざるを得ない。





林道から空沼岳


金山沢




帰りの林道で振り返ってももう空沼岳は見えなかった。地雷を気にしながら来た道を戻る。それほどの登りではなかったので、いつもの雪山とちがい、往きと帰りでそれほどの時間差はなかった。

車で支笏湖に出る道へと進むが、時間があるので、何度も車を停めて景色をながめる余裕があった。国道453号からの恵庭岳の鋭い岩峰。支笏湖畔からは風不死岳とその左後の樽前山が形よくおさまっていた。木がないので樽前は真っ白で、手前の風不死岳と好対照となっていた。溶岩ドームの部分は雲にかくれていた。





支笏湖から雲の下に樽前岳、右手前に風不死岳





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