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2012. 10. 26  藻琴山
 


前日に釧路からレンタカーを走らせ、暗くなった釧路湿原のサルボ展望台に立ち寄り、弟子屈の食堂で夕食を済ませる。屈斜路湖畔の砂湯でテント泊。街灯がついており、ヘッドランプなしでもテントを設営できるので助かった。トイレもきれいなのがある。朝起きると、9℃と暖かい。

同行: Y氏

   

コースタイ

845 ハイランド小清水725、945-53 藻琴山(1000m)、1048 ハイランド小清水725、1208 東藻琴コース八合目登山口、1229-49 藻琴山、1306 登山口




屈斜路湖畔の砂湯から藻琴山を望む


北見在住のY氏と登山口で9時に待ち合わせる約束をする。二人とも少し早めに着いたので、9時前に歩き始める。山歩きはほとんどしないというY氏はどんどん先に行き、追いつこうとしても追いつけない。足手まといになるのを気にして頑張ったらしい。途中で先頭を交代する。雨もパラパラ降り、風もあるので、雨具をつけて歩くが、さすがに暑いということはない。数日前に降ったという雪も少し残っている。ササ、ハイマツ、ダケカンバの道を登り、940mのピークで立ったまま少し休憩。そこからすぐに左手に屏風岩がでてくるが、ガスに煙っている。やがて広い広場を通り過ぎ、すこし回り込むとすぐに999.9mの頂上となる。ガスはかなり動いているが、展望が得られそうにない。

帰りは来た道をたどるだけで、1時間もしないうちにハイランド小清水725に着く。この725はここの標高で、今日の登山の標高差は275mということになる。休憩所に入る。休憩所でスープを注文し、Y氏持参の弁当をいただく。食後のコーヒーを飲んでいると屈斜路湖の一部が短い間だけ見えたがそれどまり。晴れていれば阿寒、斜里、羅臼などが見えるとのことで残念だが、仕方がない。

東藻琴登山口からは20分で頂上まで行けるらしいので、そちらも歩くことにする。1日のうちに2ヶ所から同じ山の頂上に登るというのは、後にも先にもあり得ない珍しい経験となる。Yさんは足が痛いので帰宅するという。八合目の登山口には銀嶺水という名水があるので飲んでみる。斜面から滔々と流れ出ているさまは見ものだが、味はまあまあという程度。

少し明るくなり始めたので、期待しながら登っていく。先ほどの頂上直下の広場でハイランドからの登山道と合流した。頂上は相変わらずガスの中。ガスの動きが激しいので少し粘ることにする。20分ほどすると期待通り、だんだん薄くなってきて、先ほど登ってきた尾根に日が射し始め、やがて屈斜路湖も見え始めた。湖面に薄日が反射し、ガスが流れる動きのある景色を楽しむ。しかし、それ以上にはならない。満足して下る。





藻琴山の頂上から屈斜路湖


美幌の街を経由して阿寒に向かう。明るいうちにテントを張りたかったので、阿寒湖畔での夕食はあとにして、まずオンネトーに向かう。湖の向こうに雌阿寒岳と阿寒富士が並ぶので、カメラを持った人が沢山来ている。確かに見応えのある風景だ。広々としたキャンプ場には他に一つテントがあっただけ。コーヒーを飲み、翌朝の雌阿寒温泉への登山道を確かめたあと、車を走らせて阿寒湖温泉まで行って、温泉に入り、夕食をとる。20 km程度あるので30分ほどかかってしまった。オンネトーに戻ると、阿寒富士の上に月が出ており、よい雰囲気だった。





雌阿寒岳と阿寒富士の影を映すオンネトー




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